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カードだ!宇宙だ!ローグライトだ!デッキ構築バトル『For The Warp』は歯ごたえ抜群だ!【爆レポ】

カードバトルにおける操作の爽快さも個人的に大好きです。

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こちらはニンテンドースイッチ版トレイラー

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。

今回はMassive Galaxy Studiosが、2022年03月29日にWindows PC(Steam/Itch.io)向けにリリースしたローグライトカードバトル『For The Warp』について生の内容をお届けしたいと思います。もともとは2020年3月に早期アクセスが開始された本作、今回は製品版として正式リリースされた形になります。また2月には国外ニンテンドースイッチにも配信されています。

『For The Warp』とは?

本作は大宇宙を舞台に、自分のスペースシップを進めて探索する、デッキ構築型のカードバトルゲーム。移動と戦闘パートをこなしつつ、ステージを攻略し最奥部を目指します。移動では残燃料と周囲のイベントに目を光らせ、戦闘では二手三手先を読みながら、時に運を味方に手札を引き寄る。プロシージャルに生成されるマップと、死亡したら全てが水泡に帰すローグライト要素が程よく融合して、歯ごたえのあるプレイ体験を楽しめましたね。早速紹介してまいりましょう。

設定まわりについて

操作はキーボード&マウスに対応しています。一応コントローラーを繋いで操作も可能ではありますが、それはスティックを傾けてマウスカーソルを動かすという具合なので注意。

その他設定はグラフィックとサウンドについてですが、どちらもスクリーンサイズと音量といったシンプルな項目が並びます。

なお言語については、英語のみで残念ながら日本語未対応。ただし、ゲーム中に使用されている英単語はシンプルなものが多いので、そこまで苦労は無い……はず。

充実の世界観

全体的にぱっぱと進めてバンバン戦うという、どこかボードゲームめいた遊びごたえを感じる本作。スピーディなゲームテンポに反して、世界観はどっしり構えており、敵味方の宇宙船を始めとする各種フレーバーテキストは非常に豊富です。

ウィキペディアめいたメニューも存在するので、ゲームルール確認の際ちょっとばかし寄り道して読み物を楽しむのも良いでしょう。個人的に敵艦造形の「基本型を発展させていく」というスタイルは大好きです。

難易度選択

さてタイトル画面からNEW GAMEを選択すると難易度選択の画面に切り替わります。難易度によって探索・戦闘の進めやすさが異なるので、はじめのうちは比較的簡単なNormalから進めてルールを学ぶと良いでしょう。

ちなみに一番下の「Draft」については、自分で10枚追加のカードを選択できる特殊ルール。

宇宙船選択

お次は乗り込む船を選びます。全部で6隻あるうち、最初から使えるのは1隻のみ。それ以外はアンロック式で、ステージボス撃破など様々な条件達成で使用可能になります。

船にはそれぞれ性能差があり、それは主に山札として用意されるカードの種類に影響がでます。本作がデッキ構築型のカードバトルというのはまさにここの部分で、以降、戦闘においてこの山札と探索などで入手したカードが明暗を分けることになります。

探索開始

最初の星系ステージに到着しました。ステージ開始直後は、幕間イベントによりカードを入手できるチャンスがあります。

パッシブスキルを入手すれば、その後の戦闘でだいぶ有利になるので、可能であればぜひ手に入れておきたいところ。ただし、購入という形をとるため、所持金が足りなければ入手できず、さながらショーケースにしまわれた楽器を求めるあまり喉から手を伸ばす野球帽の少年といった状態になります。

冗談はともあれゲームは5つのステージから構成され、各ステージ内のワープゲートをゴールとして探索します。ステージのマップはグリッド状になっており、隣接する1マスに1回ずつ船を進めていくことになります。

移動1回につき燃料が1つ減る……このため、不用意にあちこち動き回るとあっという間にガス欠となり身動きが取れなくなります。そうなると画像のように友好的な他の船が助けてくれますが、渡される燃料は雀の涙。しかもそこをこれ幸いと敵に狙われて戦闘が発生するので、残燃料については節約を至上として宇宙を進まねばなりません。

イベント

ただし節約したところで目的地までそう簡単に一直線にいけるわけではなく、途中で様々なイベント・障害物が現れます。これらのアイコンは、最初見えないのですが、自船が隣接するマスに来るとたちまち姿を表し行く手を阻みます。

例えば、上記画像であれば自船の周囲に「障害物」として通行止めの役を果たす隕石と人工衛星のオブジェクトがあります。さらに黄色いアイコンは「イベント」、赤色は「戦闘」を意味しているので、なるべく後者を避けていきたいですね。

イベントのマスに駒を進めると、このようなシーンが流れ、YES・NOの選択肢を出されます。これによりアイテムを入手するかスルーするのか結果が変わります。アイテムは燃料だったり、資金だったり何かと助けになるので積極的に頂戴すると良いでしょう。

ちなみにマップ上でオレンジ色にハイライトされているマスは資金、燃料、装備(カード)のいずれかを取得できるボーナスなので、こちらも可能であればぜひとも利用したいところです。

戦闘

探索中の戦闘マス、またはステージゴールであるワープゲートに到達すると戦闘が発生します。ワープゲート戦はいわゆる「ボス戦」なので、強力な敵が現れてこちらを一掃しにかかります。

戦闘は自分の行動ターン、そして相手という具合に交代制で進み、手札のカードを使用し、残り行動可能回数(アクションポイント)がゼロになったらターンエンド……オーソドックスなタイプですね。

画面は至ってシンプルです。自船が画面左、敵が右、それぞれの上部にはオレンジの体力ゲージと、青色のシールドポイント、そして自船はその下に緑のアクションポイント、資金・残燃料・特殊効果のアイコンが並びます。画面下に並ぶのは山札から引かれた手持ちカードで、その内容はランダムです。

カードには様々な種類があり、基本的には敵にダメージを与える「攻撃」タイプと、自分にシールドポイントを与える「防御」タイプが主です。それ以外は「特殊効果」が並び、条件によっては的にダメージを与えつつ、自分のシールドを回復という攻防一体なものも。

フロッピーディスクめいたデザインのカードをクリックして「カチッ」とさせたら、攻撃であれば敵を、防御なら自分をクリックして使用します。その際、カード左上に表示された数字の分だけアクションポイントが使用されます。これはつまり、残りポイントが1の時、2以上のカードは使用できないということですね。

彼我の戦力差は殆どの場合、こちらがちょっぴり不利です。ステージが進む毎に複数体を同時に相手しなければならない場合もあるので、正直なところNormalでもバトルはなかなかの歯ごたえを持ちます。そのため自船のタイプにもよりますが、初期船においていえば、まずはたっぷりとシールドを展開して、敵の攻撃をシールドポイントの消費で受けて本体ダメージをゼロにしつつ、折を見てカウンターとばかりに攻撃を加える戦法がだいぶ有効でした。

バトルに勝つと、資金となかなかのレアカードを報酬として1枚ゲットできます。個人的に以降の戦闘で何度もお世話になったのが「Burst Shields」。これはシールドポイントをチャージするたびに、敵全体に3ずつダメージが入るという特殊効果があり、ボス戦で追い詰められているとき、起死回生の一手に繋がりました。

おわりに

攻撃特化型の船を手に入れたから楽勝だぜー!と思ったら敵三体からあっという間に蜂の巣にされて爆発四散。宇宙の旅はまだまだ筆者にとって険しい道であるようです。

戦闘について感じたのは、さくさく遊べて歯ごたえるのある殴り合いが楽しめるのですが、ボス戦以外、基本的に消耗するだけで戦う旨味があんまりないような……。

とはいえ、手札に配られたカードからその後の戦闘の流れを考えて一枚を切るのは楽しいものです。今後もしアップデートがあるならば、追加の船やステージ、カードがあると嬉しいですね。

タイトル:『For The Warp』
対応機種:Windows PC(Steam/Itch.io)/国外ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2022年03月29日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:通常価格 1,699円、セール価格 1,104円(22年04月05日まで)

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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