ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く

長期間の開発で豚のグラフィックも綺麗に?

ニュース ゲーム業界
ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く
  • ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く
  • ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く
  • ユービーアイの『Beyond Good and Evil 2』ついに開発期間が最も長いゲームに…14年間かかった『Duke Nukem Forever』抜く
2008年の発表トレイラー(海外メディアのアーカイブ)

いまだ詳細な発売予定が定まっていない、ユービーアイソフトが開発中のアドベンチャーゲーム『Beyond Good and Evil 2』が、初発表からの開発期間でついに最長記録を更新したことが明らかになりました。

これは、海外メディア編集者のツイートで明らかになったもの。ゲームの発表から計算した開発期間が最も長いゲームは、1997年に発表し2011年にようやく発売された『Duke Nukem Forever』が14年(5,234日)と最も長く、ギネス世界記録にも登録されています。

しかし今回、『Beyond Good and Evil 2』がこの記録を突破。本作は2008年のトレイラー公開から5,237日が経過しました。その後も2017年2018年とトレイラーが公開され、壮大なゲームプレイが確認できる映像も発表されていましたが、未だ具体的な発売時期などは決まっていません。

2018年のトレイラーより

『Duke Nukem Forever』の開発が難航した背景には、開発チームの人員不足や不安定な開発計画、新技術の登場やコンソールハードの以降によるものであることが、開発会社に所属していた人物によって証言されています

『Beyond Good and Evil 2』の開発難航理由は明らかになっていませんが、最近は2020年には長らく開発を率いてきた人物が退社、その後の2022年には久しぶりに動きがあり、リブート版『セインツロウ』に参加した人物が新たにライターとして参加しています

発表から発売にこぎつけるまで長い期間を要したゲームは、国内のゲームにも多く存在します。糸井重里氏の特徴的なテキストが魅力のRPG『MOTHER3』は1994年にSFC用ソフトとして開発を開始しましたが、その後NINTENDO 64や64DDにプラットフォームを変更。開発が難航し1度中止にまで発展しましたが、最終的には2006年にGBA向けタイトルとして発売されました。12年の歳月を経ての発売となります。

ほかにもオープンワールドを採用し話題となった『ファイナルファンタジーXV』は、2006年のE3にて『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』という『FF XIII』の関連作として発表された後、2013年には『ファイナルファンタジーXV』にタイトルを改めて発表。その後、2016年に発売されました。こちらは発表より10年間が経過しています。

Team NINJAのアクションRPG『仁王』は2004年の制作発表から(当時のタイトルは『鬼(仮称)』)2017年の発売まで14年を要しました。当初は故・黒澤明氏の遺稿を基にした映画「鬼(仮称)」を元にしたメディアミックスの一環としていましたが、映画も公開されませんでした。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

  2. Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

    Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

  3. 『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

    『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

  4. もう「Prologue」は時代遅れ?Steam、ユーザーも開発者もみんなニッコリの無料体験版の仕様変更実施へ―体験版専用ストアページやユーザーレビューに対応

  5. Netflix映画版『バイオショック』製作は予算や規模の縮小ありつつも進行中―プロデューサーのロイ・リー氏が言及

  6. 『アーマード・コア6』発売から1年経たずに世界累計出荷本数300万本を突破!フロム作品の好調セールスが続く

  7. 2016年に発表され、その後開発中止や再始動など紆余曲折があった『Year of the Ladybug』現行プロジェクト版の1stティザー映像公開!2024年秋に何かが起こる?

  8. 『モンハンワイルズ』現状ではスイッチ版はない―『モンハン』世界を最大限描くことを目指すため

  9. 韓国ゲーム企業では歴代最高額を調達!『Stellar Blade』『メガニケ』のSHIFT UPが韓国株式市場に上場―収益はポートフォリオの多様化へ利用予定

  10. 『CoD:MW3』AI生成のスキンアイテム販売―AI台頭によるアーティスト解雇への懸念も

アクセスランキングをもっと見る

page top