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「コンソール版を勝手に配信された」と主張のインディー開発者が発売元との関係解消発表―発売元からは反論も

パブリッシャーは反論も、今後もサポートしたい旨を表明。

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「コンソール版を勝手に配信された」と主張のインディー開発者が発売元との関係解消発表―発売元からは反論も
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幽霊が主人公のアドベンチャーゲーム『The Outbound Ghost』のリード開発者であるConradical GamesのConrad Grindheim氏は、パブリッシャーであるDigeratiとの関係を解消したことを明かしました。

本作については、先日リリースされたPS4/PS5/ニンテンドースイッチ版がパフォーマンス問題を抱えた状態で、パブリッシャーによって勝手に発売されたものであるという旨を開発元が報告しました。Grindheim氏はコンソール版の開発やテストには関わっておらず、この状態でのリリースには反対していましたが、自身はそれを判断できる立場になかったといいます。

これに対しパブリッシャーのDigeratiは、PS版向けパッチ配信とさらなるアップデートを予告。スイッチ版も今後7日以内に提供される予定であると発表されていました。なお、DigeratiはConradical Gamesが直接開発しているPC版の配給も行っています。

しかし今回、Grindheim氏はパブリッシャー・Digeratiとの関係が解消したと発表しました。ファンにコンソール版を避けるように呼びかけたほか、会社や評判、消費者の権利を守るため、法的措置を取ることも表明。また、PC版含むパブリッシング権の返還も求めています。

この動きを受けて、Digeratiは反論の動画を投稿しています。最近亡くなったという創業者の妻であるサラ・アルフィエリ氏はまず、コンソール版発売の文字通り数時間前まで、Grindheim氏とは協力的で良好な関係であり、不満の兆候は見られなかったと主張します。

アルフィエリ氏は加えて、DigeratiがGrindheim氏の情熱的なプロジェクトをサポートするためかなりの資金を提供し、その代わりにゲームを配布するための全権利をDigeratiにライセンスしたとも述べました。現在は契約の解除を不当に告げられ、創業者の夫の急死までもを契約解除の理由にしようとしているといいます。

しかし、Digerati側としてはこの問題を解決し、リード開発者のGrindheim氏がそばにいる状態でサポートを継続、ユーザーに最高のバージョンを提供したいと考えているそうです。「私たちにとってもあなた(Grindheim氏)にとってもフェアなことではない」と不満を示しつつ、今後もサポートしたい姿勢を明らかにしました。

※UPDATE(2022 12/12 17:20):パブリッシャーの社名が誤っていた部分を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。


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《みお》

取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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