今回は、スクウェア・エニックスが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』!
本作は、『ドラゴンクエスト11』に登場した兄妹のカミュとマヤが、不思議な精霊やモンスターたちとともに、世界各地に眠るお宝を探していくトレジャーライフRPGです。

『ドラクエ11』は、ナンバリングタイトルとしては珍しく、多数のハードで展開され、後に追加要素が収録されたバージョンが発売されていました。僕は3つのハードでクリア済みで今はPC版をプレイ中です。短期間に繰り返しプレイしても飽きないくらい『ドラクエ11』はお気に入りの作品なので、本作の発売も待ち遠しかったです!
お宝あふれる異世界に、カミュ&マヤ兄妹が挑む!

バイキング船で働くカミュとマヤの兄妹は、船に捕らえられていた不思議な精霊、ミューシャとトンブーを助け出す。
2人は、精霊たちに導かれるまま、バイキング船をあとにして、不思議な異世界へと迷い込むんだけど……。

ミューシャはネコのような外見をしているものの、体の色と目つきの鋭さから悪いモンスターっぽさがあるし、トンブーは糸目でいかにも裏切りそうな見た目をしているな(偏見)。
カミュたちよ、そんなに簡単に信じて大丈夫?

異世界に来たマヤは、カミュとはぐれてしまった。精霊たちの嫌がらせではないと思うけど……。
とりあえずカミュと合流しないとな。

道なりに進むと、ギンギーラ空賊団のアジトにたどり着いた。
どうやらこの世界では、友好的なモンスターとそうではないモンスターがいるようだな。

お!なんやかんやでニャゴスとスライム2匹が仲間に加わって、4人パーティになったぞ!
ちなみにピンク色のスライムはキュートスライムと呼ばれる種らしい。

僕もピンク色になればキュートに……って、ただの珍獣だな。

モンスターはフィールド上を徘徊しており、近付くとシームレスにバトルに移行する。バトル時は、通常攻撃とスリングショットによる遠距離攻撃ができるぞ。
仲間モンスターは、こちらが指示しなくても勝手に戦ってくれる。楽でいいな~。
仲間モンスターのHPが0になってもその場で復活できるけど、マヤが倒れてしまうと即ゲームオーバーになる。

こりゃマヤは陰からスリングショットだな!

その後、カミュと無事合流し、ミューシャとトンブーから、この世界のことを詳しく教えてもらう。
ここは、“はてしなき龍の大地”と呼ばれている世界で、ミューシャたちはこの地に眠る七つの竜石を探しているらしい。カミュたちのお宝ハンターの素質を見込んで、自分たちの代わりに竜石を見つけて欲しいというのだ。
カミュたちは「七つの竜石だけじゃなくて、この大地のお宝ぜんぶ手に入れてやるぜ!」と超乗り気だ。

うーむ、ミューシャとトンブーは、最後の最後で裏切りそうなタイプだし(偏見)、プレイヤーの僕は警戒しておくぞ!
モンスターと連携して、道なき道を行け!

ここがお宝集めの拠点となる、鉄道カンパニーの跡地だ。

竜石を集めるためには、空中に浮かんだ5つの島を行き来する必要がある。そのためには、空を走る鉄道の機能を復旧させないといけないのだ。

さらに多くのハンターがお宝は狙っている。カミュたちは、そんなハンターに対抗するため、”団”を作ることになった。団の名称は“おじさんの集い”に決め、お宝探しに出発だ!
カミュとマヤは同時に探索には行けないが、拠点でいつでも交代可能だ。とりあえずカミュから操作しよう。

島についたら早速お宝探しだ。
コンパスに指示された方角に進み、お宝の近くまで来るとモンスターが騒いで教えてくれる。

お宝はこの崖の向こうにあるのか。
フィールドの大抵の場所は切り開かれているけど、無視して道なき道を進めるぞ。ジャンプで届く高さの段差ならよじ登れるので、途中に足場がある山や崖なら登山が可能なのだ。

山や岸が登れるのか、それとも単なる通行止めの壁に過ぎないのかで、そのゲームの面白さが変わってくるといっても過言ではない!(おじさん個人の感想です)
そして本作は前者!これは楽しくなってきたぜ!

お宝の近くで再びコンパスを使用すると、モンスタービジョンが発動する。仲間モンスターの目を通して、お宝の場所がわかるのだ。
兜を被っているモンスターは視界が防がれていたり、ドラキーの視界は白黒だったりして、芸が細かいな。

一度の探索で手に入れられるお宝の数は制限があるので、一度拠点に戻ってもいいかな。
お宝集め以外にもサブクエストが豊富に用意されているので、そちらを進めるのも良さそうだ。

拠点に戻ったら、お待ちかねのお宝の鑑定タイム!これまでのシリーズ作品に登場したアイテム、キャラクターやモンスター像などのお宝が登場するぞ!
って、ハッサンの像が82万5千G!?はがねのブーメランが24万G!?
めっちゃインフレしとるやん……。

しかし、これらは、お宝の中ではまだ安い方の部類に入る。これからカミュたちは、億単位のGを手に入れるのだ……。
ただ、この世界は、はがねのブーメランが24万Gもするほどインフレを起こしている。実はひのきのぼうすら買えないのかもしれないな。もっと稼がねば!
お留守番中のモンスターも仕事があるぞ!

フィールド上のモンスターを倒すと、一定確率でモンスターをスカウトできる。ただ、すぐにパーティに加入するわけではなく、指定されたアイテムを渡さなければならない。契約金のようなものだな。

モンスターによって、滑空飛行やハイジャンプといったれんけい技が使えるので、パーティの構成を考えるのも悩みどころだ。
一度の探索で連れていけるモンスターは3体までだけど、お留守番中のモンスターにもやってもらうことがある。

それはモンスターで派遣隊を結成して世界各地でお宝探しをすることだ。
ただ、僕はスタメン制度は設けず、色んなモンスターをパーティメンバーに入れている。本作には、モンスターを撫でるなどのスキンシップシステムはないので、これが僕なりのモンスターへの愛情表現だ……と思っていたんだけど、はたしてそれが、モンスターにとって嬉しいことなのかはわからない。
会社員時代、ある上司に気に入られていた僕は、常に上司と一緒に行動をさせられていた。上司からすれば部下を可愛がっているつもりなんだろうけど、僕としては平社員同士で組んで気楽にやっていたかった。そんな記憶をふと思い出した。

”おじさんの集い”のモンスターたちも……同じ気持ちなのかもしれない。
僕より派遣隊の方がいいのかな……。
25時間ほどでクリアできました。未消化の要素もあるので、まだまだ楽しめそうです。バトルの難易度は若干低めで、回復役や攻撃役を考えてパーティ編成をすれば、苦戦することはほとんどなかったです。
フィールド上を徘徊するモンスターたちのモデリングや挙動が可愛くて、お宝探しの間もほっこりした気持ちで眺めていました。最初からさまざまなエリアに行けるし、無理やり崖を登って道なき道も進めるし、探索の自由度がかなり高かったですね。
プラス要素が多かった反面、モンスターの派遣を一括で行えなかったり、一部のれんけい技のクールタイムが長かったりするなど、細かな不満点も多かったです。また、バグも多く、進行不能になるケースもあったので、オートセーブだけではなく手動セーブもこまめにすることをおすすめします。
また、本作は『ドラクエ11』のスピンオフ作品ですが、事前知識は必要ありません。ただ、登場するお宝は、過去のシリーズ作品に関連するものばかりなので、シリーズファンならより楽しめるのは間違いないと思います!
『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。
(編集担当:真ゲマ)