ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】

ソウル系が苦手な筆者でも3体のボスを撃破できました!

連載・特集 プレイレポート
ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】
  • ダークだけど遊びやすい!『Lies of P』は強化&武器パーツの組み換えでメキメキ強くなれる【先行レポ】

韓国のゲームスタジオ・NEOWIZが開発するソウルライクアクション『Lies of P(Pの嘘)』が、2023年8月に発売されます。

この度編集部では、発売に先駆けて一部チャプターを先行プレイする機会を得ることができました。この先行プレイは他メディアも参加しているのですが、どうやらほとんどのメディアはチャプター2をプレイした模様。今回は、あまり取り扱われていないチャプター3の内容をお届けします。

なお、今回はPC版をXboxコントローラーを用いてプレイしました。開発中のビルドであるため、製品版とは内容が異なる可能性があります。

『Lies of P』とは

本作は、有名な童話である「ピノッキオの冒険」をもとにダークな世界を構築したソウルライクアクションRPGです。ベル・エポック時代の暗闇と狂気に満ちた都市・クラットを舞台に、ひとり取り残されてしまったピノキオは生みの親であるゼペット爺さんを探すために過酷な戦いを繰り広げます。

ゲームプレイとしては、オーソドックスなソウルライクアクションとなっています。各所に点在する回復や強化ができる拠点をたどりながらマップを探索し、待ち構える複数のボスと戦ってキーアイテムを集めて次のエリアを目指します。

初めにお伝えしておくと、筆者はソウル系の作品の経験が非常に浅いです。今までプレイしてきた『DARK SOULS III』は3時間、『SEKIRO: Shadows Die Twice』(ソウル系としていいか微妙なところですが)も10時間未満と、基本的な操作しか知らないレベルに初心者です。そのため、この取材に向かう電車内で『Lies of P』のことを調べながら「ちゃんと遊んで魅力を伝えられるだろうか?」と少し不安になっていました。

結論を言えば、筆者が遊んだ範囲ではそれは杞憂でした。本作はキャラクターや武器の強化、そして特徴的なシステムである武器パーツの組み換えによってメキメキと強くなっていくため、ダークな世界観に反し遊びやすい仕上がりとなっていたのです。

身体&武器アップグレードで強くなる!

操作や基本的な流れはオーソドックスなソウル系を踏襲している本作ですが、特徴としてアップグレードが豊富に用意されています。ピノキオは人形なので、左手が義手になっています。その左手からはプレイ開始時に選択できる「リージョンアーム」という特殊能力を出すことができ、うまく使うことで戦闘で優位に立つことができます。

筆者が選んだのは「Fulminis」という電撃を放つ能力。最大限威力を発揮するには溜めが必要で近距離しか攻撃できないものですが、初心者は一番扱いやすいということでこれを選択しました。

チャージ中に攻撃されるとキャンセルされてしまうためうまく間合いを保つのが難しいですが、うまく最大限溜めた電撃を浴びせると大ダメージを与える上、弱い敵であればしびれさせることができます。ただし、スタミナが少ないと使用できません。

「Fulminis」は初期状態であれば5,6回は使用できます。うまく使えると非常に強力な能力ですが、自動回復はしないため使い所をよく考えなければなりません。回復には「Stargazer」という拠点(ソウルシリーズで言う篝火)に戻るか、マガジンという回復用アイテムを入手して使う必要があります。

本作の武器の多くは刃と柄の部分が分かれており、対応するパーツ同士を組み合わせられることが大きな要素となっています。新しいものに取り替えるのではなく、所有している武器の長所を伸ばすようなカスタマイズができるのが特徴です。武器のアップグレードは、ソウルシリーズでいう「ソウル」にあたる「Ergo」というポイントと、奥まった場所の宝箱や少し強い敵から入手できる「Workshop’s Special Material」を利用することで行えます。

最初に持っている武器ではあまりダメージが入らず長い戦いを強いられた敵でも、ヘビーな武器を持って強化を重ねることで、大きなダメージが入りやすくなりました。威力は高いのに予備動作が大きくて扱いづらい両手武器に苦戦していたところ、柄をカスタマイズして片手武器にすることで格段に戦いやすくなりました。

武器にはそれぞれ、固有の特殊攻撃が繰り出せる「ブレードフェーブルアーツ」というものが存在します。画面左上の青いゲージが最大まで溜まっていれば強力な攻撃を繰り出し、大ダメージを与えられます。また、筆者は使用しませんでしたが、柄の部分を利用する特殊攻撃「ハンドルフェーブルアーツ」も用意されています。

ピノキオの身体能力に関してもErgoを使って強化が可能です。筆者はスキルポイントの割り振りは適当にやってしまいがちなのですが、本作は割り振るカテゴリによってどの数値が強化されるかハイライトされるので、目的にあわせて強化を選びやすそうでした。さらに、巨大なボスなどを撃破した際に入手できる「QUARTZ」というアイテムでピノキオの基礎能力上昇などが行えます。

仄暗いフィールドと、不気味な敵キャラクター

幾度か伝えられている通り、ダークで仄暗い世界は本作の魅力の1つとして挙げられます。筆者がプレイした範囲では雰囲気たっぷりな街から、怪しげなボスが待ち構える工場のような建物を攻略しました。

フィールドの雰囲気はさることながら敵キャラクターも雰囲気たっぷりに仕上がっています。雑魚敵は人間のような見た目の人形から、まだ装飾しておらずマネキン状態の敵などが存在し、機械のような不自然な動きをするため不気味です。

このチャプターで対峙する肥満体のピエロのようなボス「Mad Clown Prototype」はプロトタイプということもありまだ色がついていないため見た目や顔が不気味であるだけでなく、勢いよく殴ってきたり腕を回転して攻撃してきたりと激しい攻撃を繰り出してくるため気の抜けない相手です。

体長がピノキオの何倍もある巨大ロボット「Tomorrow’s Puppet」はその巨大な手足を使って襲ってきます。戦うフィールドは毒沼になっており、長い間いると毒で死んでしまうため焦らされます。

うさぎのようなお面を付けたこの敵は本作で数少ない人間キャラクターであり、斬ると血が出ます。このキャラはストーリー的にもかなり重要な役割を担うとのことです。


ボス戦は最初手強く感じますが、様々なアップグレードを重ねることでかなり遊びやすくなりました。難しい場面もアップグレードによって十分戦えるようになりましたし、左手スキルがうまく刺さったときは爽快です。一方で、今回の試遊ではNPCとの会話がほぼなく、特徴の1つである「嘘をつく」システムは体験できませんでした。

ソウル系・ソウルライクが苦手な筆者ですが、世界設定や雰囲気も好みだったためちょっと注目してみようかな、と思うくらい楽しい先行プレイとなりました。

▲美少年のピノキオも拝めますしね!

『Lies of P』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年8月発売予定です。先程発表された、発売の8月まであと半年前後。これから情報公開が増えることも考えて、Steamでのプレイを考えている方はウィッシュリストに入れておくのも良さそうです。

なお、今回の発表に際して、編集部ではNEOWIZより、ゲムスパ読者に向けた8Kの美麗な壁紙をいただくことに成功しました!同作の発売までデスクトップを『Lies of P』に染めて待ってみるのも良いのではないでしょうか。壁紙のダウンロードは下記リンクより可能です。

『Lies of P』ゲムスパ読者向け8K壁紙
《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top