GameSparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないのでしょうか?そこで本記事ではそんなゲームの中から1本をピックアップ。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「敵を建築物ごと吹き飛ばせ!敵部位や建築物など破壊がカギの戦術パート」「敵からの鹵獲はゲリラの十八番!敵からのルート要素と多様なパーツ群」などが魅力の、ハイブリッドターン制RTTRPG『Phantom Brigade』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。
『Phantom Brigade』とは
本作は2023年3月1日に正式リリースされたハイブリッドターン制RTTRPGです。
プレイヤーは戦争で奪われた祖国を取り返すべく、人型兵器からなるゲリラ部隊を指揮して敵を撃退していくこととなります。
本作の魅力はなんといっても敵メカの部位からMAP内の建築物に至る様々な破壊要素です。MAP内の建築物は攻撃により破壊することが可能で、警戒装置の破壊による敵増援の阻止や発電施設の破壊による自動砲台の無力化など様々なギミックとなっている他、敵味方含むメカの部位破壊による行動キャンセルも攻略を進める上での重要なゲームシステムとなっています。
また、プレイヤーが指揮するのがゲリラ部隊ということもあり武器やパーツ、物資などは主に撃破した敵からの鹵獲が中心となります。パーツごとに性能に影響するレア度やレベルといった要素があり、さらに物資を消費して各種パーツの生産や移動拠点の強化なども可能とやりこみ要素もバッチリですよ。
祖国奪還の想いを胸に秘め、神出鬼没の「亡霊旅団」、出撃です!
ステキポインツその1!「敵を建築物ごと吹き飛ばせ!敵部位や建築物など破壊がカギの戦術パート」

本作では攻撃を加えることで建築物を破壊することが可能です。民家からビルと言った民間施設から強固な軍事施設まで様々な建築物が物理演算で崩れ落ちるのは見ているだけでも爽快です。もちろん、敵が隠れた掩蔽物を壊して炙り出したり、破壊することでMAP内の自動砲台の無力化や敵増援の阻止が可能といったギミックにもなっています。


また、敵の部位破壊も本作を語る上で欠かせない要素です。本作では各ユニットは移動や攻撃といった行動を一定の枠内で割り当てた後に実行するという流れなのですが、どこかしらの部位が破壊された場合には割り当てた行動がキャンセルされ、一定時間行動不能となります。逃げる敵を部位破壊で足止めしたり、敵の攻撃を潰したりと攻略を進める上で何かと重要なテクニックとなっています
本作には流れ弾や誤射といったシステムもあることから、時には味方の射線を横切ろうとして部位破壊が発動、そのまま破壊されるという悲劇も起こりうるので、この辺りは十分注意する必要があります。
ステキポインツその2!「敵からの鹵獲はゲリラの十八番!敵からのルート要素と多様なパーツ群」
本作でプレイヤーが指揮するのは戦争で祖国を失ったゲリラ部隊です。なので、正規軍としての補給は望めない以上物資などの調達は主に撃破した敵からの鹵獲からとなります。

各ステージのクリア後に敵の武器やメカパーツなどのアイテムをコストの枠内でサルベージするのですが、破壊したパーツは高コストとなるので要注意です。調子に乗って敵を片っ端から木端微塵にしていると、クリア後に獲得できるパーツが少なくなるわけです。

武器や各パーツには各種ステータスに影響するレベルやレア度といった要素があるほか、様々な効果を発揮する特殊モジュールやパークなどが付与されているものがありますから、より強力なパーツ集めは本作での主なやりこみ要素となっています。


また、物資などを消費することで各種パーツの生産や移動拠点自体の強化も可能ですから無駄遣いは厳禁です。メカ格納庫の拡張などは特に戦闘力に直結しますから普段からコツコツと地道に貯めておきましょう。


建築物破壊といった単純な爽快感から彼我の行動予測を利用しつつ敵の部位破壊による行動キャンセルを図るなどの高度な戦略性、また各種パーツ収集といったやりこみ要素など全体的にしっかり作られた1作だと思います。



作中で度々見られるカットシーンもどれもメカ好きのツボを押さえた胸アツものばかりですし、メカの武器種の多さや組み合わせの自由度の高いカスタマイズ要素も評価ポイントです。また、難易度設定も細かい調節が可能なので、気軽に楽しみたいライトゲーマーからガッツリ味わいたいヘビーゲーマーまで幅広い人にオススメできます。
『フロントミッション』などのメカ好きならぜひ一度遊ばれてみてはいかがでしょうか?
タイトル:Phantom Brigade
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2023年3月1日
記事執筆時の著者プレイ時間:5時間
価格:3,400円(リリース記念セールにつき3月8日まで2,720円)
¥13,530
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)