NHKは、放送中の新感覚歴史番組「歴史探偵」2023年3月15日放送分にて、VR技術で失われた幻の城・安土城を再現する「VR探検!信長の安土城」を放映予定です。
本能寺の変の後に焼失した“幻の城”がVRで蘇る
「歴史探偵」は、俳優の佐藤二朗さんが探偵社を結成して歴史に挑むという設定のテレビ番組。現場調査や科学実験だけでなく、最新技術などを導入したシミュレーションを駆使しながら古代から幕末まで、歴史的に有名な大事件の真相に迫っていく内容です。
今回の舞台になるのは、現在放映中の大河ドラマ「どうする家康」で注目されている織田信長が築いた安土城。本能寺の変の後の混乱で焼失し、2度と再建されなかった“幻の城”を、VR空間に蘇らせて探索していきます。
放映は2023年3月15日22時から。見逃し配信の予定も
制作のNHK大阪放送局公式ブログの紹介では“信長に会いに来た武将の気分になって、安土城を観光する。6階建ての高層天主に上ると、天下統一のあとに信長が目指した夢が見えてきた”と書かれています。予告映像では、綺羅びやかな襖絵が描かれた城内だけでなく、シャチホコが置かれている屋根の上などを探検している様子も公開されています。
放映は2023年3月15日22時からNHK総合1にて。放送終了後はNHKプラスでの見逃し配信も予定されています。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の監修などにも参加したコーエーテクモゲームスは、今回の制作協力を行っていないとのことです。
なお、安土城の復元に関しては滋賀県が“「幻の安土城」復元プロジェクト”として、2019年からさまざまな企画・作業を進めています。400年以上前に失われた“幻の城”こと安土城が、いずれデジタル観光できる時代が来るのかも知れません。
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