痛快アクション『ラスティッド・モス』はエクストリームなメトロイドヴァニアでストーリーの引力も抜群!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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痛快アクション『ラスティッド・モス』はエクストリームなメトロイドヴァニアでストーリーの引力も抜群!【プレイレポ】

「グラップリング」によるゴムのような移動を特徴としたエクストリームなメトロイドヴァニアのプレイレポートをお送りいたします。

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痛快アクション『ラスティッド・モス』はエクストリームなメトロイドヴァニアでストーリーの引力も抜群!【プレイレポ】
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読者のみなさま、ヴァニアしてますか?

このたびは新鮮かつ斬新なメトロイドヴァニア『ラスティッド・モス』(Rusted Moss)のプレイレポートをお送りいたします。本作は4月12日にPC(Steam)向けにリリース予定で、開発は「faxdoc, happysquared, sunnydaze」の3名が手掛け、PLAYISMがパブリッシングを担当。特徴としては「“グラップリング”でステージを駆け抜けるメトロイドヴァニア」かつ「ツインスティックシューター」といったハイブリッドな点があげられます。

大まかなストーリーはストアページから引用すると……

人類の残滓と、その錆びついた鉄の機械を見届けよう…
その時、人類は滅びかけていた。もうじき妖精たちに侵略され、文明は終わりを遂げるだろう。

主人公・ファーンは、人間の両親に育てられながらも妖精たちのために動く“替わり子”だ。
これまで妖精たちは、仲間の妖精を人間の赤ん坊と入れ替えて人類を欺いていたのだ。

これからファーンは、謎めいた影のパックとともに、人類の時代を終わらせるための旅に出向くことになる。
しかし、妖精から盗んだ魔法によって強化された魔女が、人類を守るために行く手を阻む。

となっており、近づくアポカリプスの匂いもプンプンな作風となっております。プレイヤーは、厳しい世界で生きる人間や妖精と出会い、さまざまな視点から物事をみた上で、人間と妖精、どちら側につくのか決断することになります。

イントロダクションは影の「パック」に主人公であるプレイアブルキャラクター・ファーンが起こされ、「ティターニアのかけら」を探して「予者」に持っていこう、という短い会話からメインのゲームプレイに移行し、探索の旅が始まります。

ゲームプレイの進捗によって徐々に世界のバックボーンが明らかになっていく構造を取っており、ゲームを進める度に人間と妖精のドラマが繰り広げられていきます。そのドラマはわくわくするような内容となっており、非常に没入させられる展開は一見の価値ありです。

『ラスティッド・モス』主となるゲームプレイとは

ゲームの進捗によってメカニクスも変化していきます。

本作では「グラップリング」というゴム縄のようなものを出して「苔の生えている場所」に当てて「振り子の原理」を用いて移動するメカニクスと銃撃(銃器はピストルなどを含む6種類が登場)を使って進行していきます。

メインゲームが進行すると、苔の上にいないと使えないが高く飛べる「チャージジャンプ」なども加わりさらに移動の自由が増します。ゲームプレイは非常に高速でちょっとした「ゲーマー元気」が要りますが、自在に操れるようになると脳汁分泌必至のゲームプレイが実現できることでしょう。

マップに点在するトリンケット。

また装備アイテムとして、マップに点在する「トリンケット」と呼ばれるものが登場します。これには妖精の祝福が授けられており、「ライフ最大時に攻撃力アップ」や「敵の弾が遅くなる」といった特殊なバフを付与できますが、無尽蔵には装備できず、残り枠となるポイントを占有する性質があるので、上手く割り振っていくことが肝要です。

手に汗握るボスバトル。

本作のゲームプレイの勘所としては、“観察”のゲームから“反射神経”のゲームへ、そして(反射神経を基礎とするものの)“環境適応”のゲームに推移していくところにあり、そういったデザインのため、“自由に体を使えるよう”になってからの爽快感はすさまじいものがあります。

ファストトラベルもあり。

そういったゲームプレイを支えるのはトリンケットにおさまらず、敵を倒して得るお金による装備の強化も含まれます。総じて煩雑になりそうな要素をコンパクトにおさめ、大胆なゲームプレイに繋げている開発陣の手腕には舌を巻きます。

ティターニアのかけらを探す道中で徐々にファーンのバックボーンやパックの正体などが判明していくさまはどきどきさせられますし、スリリングなゲームプレイによる牽引もありながら、ストーリーによる牽引も大いにある一風変わったメトロイドヴァニアとなっております。骨太な体験をしてみたい方、謎めいた世界を探索したい方にはうってつけのタイトルといえます。



これはマストバイだスパ!


《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

FPSとADVを偏愛しつつネトゲにも造詣のあるフリーライター SHINJI-coo-K(池田伸次)

「Game*Spark」誌に寄稿しつつも「IGN JAPAN」誌と「GAMERS ZONE」誌にも寄稿。「インサイド」誌にも寄稿歴あり。今はなき「Alienware Zone」誌や「週刊Steam」誌にも寄稿していたフリーライター。 そしてヒップホップビートメイカー業も営む音楽家兼ゲームライターの兼業家。通称シンジ。

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