今回は、Polyscapeが贈るPC向けタイトル『MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』をプレイ!本作は、リアルタイムでダンジョンの構造が変化する“生けるダンジョン"を舞台としたローグライクアクションです。
『MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』Steamストアページアイテムにレア度があって、色んなスキル構成が楽しめるやり込みがいのあるゲームって、そんなの僕が好きな要素てんこ盛りじゃないですか!これは楽しみになってきたぞ!
◆失踪した父親を追って“生けるダンジョン”に挑む!
遠い昔、栄華を極めし王国が遺した迷宮があった。その迷宮は、王国が滅亡の危機に瀕した時に災厄を封じたことにより、生命と意志が宿った“生けるダンジョン”へと変化してしまう。
そして時は流れ……トレジャーハンターである主人公・ミストは、失踪した父親の手がかりを追って“生けるダンジョン”に挑むのであった。最初に乗り込むことになるのは、チュートリアルダンジョンのようだ。
お、早速敵が現れたな! 最初から使えるアクションは、素手での攻撃と回避の2つだ。
敵が攻撃を繰り出す直前に効果範囲が表示されるので、避けやすくて助かるな~。素手状態では連続攻撃が出来ないので、ヒットアンドアウェイを繰り返して難なく撃破!
敵を全て倒すと、行き止まりだった場所に突然道が生えてきた。なるほど、“生けるダンジョン”だからこうやってダンジョンの構造が変化していくんだな。
中には、崖の向こうに意味ありげに宝箱が設置されているものの、いくら待っても道が生えてこないこともある。
1マス程度の隙間なら回避アクションで転がれば渡れるんだけど、明らかに1マス以上離れているよな。
そんな時は「通路の迷宮石」の出番だ!このアイテムを使うと、前方5マスに通路を生成してくれるのだ。離れた場所にある宝箱を取るときだけじゃなく、ダンジョン攻略のショートカットにも使えそうだな。
宝箱には武器や防具、回復アイテム以外にも「技巧秘伝書」と呼ばれるものも入っている。これは武器や防具の空きスロットに装備することで、該当のスキルが使えるようになるアイテムだ。
装備枠は、武器と盾がそれぞれ1つ、腕輪が2つ……そしてリングが6つ!?大抵のゲームでは、指輪系の装備枠は2つくらいの印象だけど、本作ではなんと6つも装備枠があるのだ。
フル装備になったらいけすかねー金持ちみたいになっちゃわない?でも、装備枠がいっぱいあると、古い装備が無駄になりにくくていいよね。
指輪のステータス上昇効果は完全にランダムだ。ビルドの特徴を強めたり弱みとなりそうな部分を補強したりするため何個も収集していくという、“ハクスラ”らしい楽しさも備えている。
武器やアイテムを回収しながら最奥部まで進むと、街へ戻る転移石を発見した。これでチュートリアルダンジョンはクリアだ!
◆攻撃?回復?防御?何を特化させるか悩ましい!
チュートリアルダンジョンをクリアし、街へ帰ってきた。
緑の転移石で帰還したり死んだりして街へ帰ってくると、ダンジョンで上げたレベルは1に戻ってしまう。だが、ダンジョンで得た武器やアイテムは持ち越せるので、よりレアな装備を手に入れたり強化したりしながら進めていくのが、本作の基本的な進め方となる。
ただし、ダンジョン攻略中に死んでしまうと、そのプレイで得た装備をロストしてしまうことがある。予め持っていた装備はロストしないが、貴重なアイテムを入手したら一度帰還するようにしておこう。
街では装備品や消費アイテム、技巧秘伝書が購入出来る。店に並ぶアイテムはランダムなので、思わぬお宝が手に入るかもしれないな。
そうそう、忘れないうちに先程の探索で手に入れた技巧秘伝書を使っておこう。
武器や盾などの装備には固有のスキルが予めセットされている。
たとえば「ブラッドスティンガー」という武器には、与えたダメージに応じてHPが回復するスキルが付与されている。具体的には「前方の敵全体にダメージを与えつつ、その威力の50%分だけ回復する」というものだ。
そこへ更に回復効果を上昇させるスキルを空きスロットに入れることで、回復に特化したビルドが可能になる。回復効果を50%上昇させる(重ね掛けも可能)という「祝福の息吹」というスキルと組み合わせると、戦闘時の生存率は大幅に上がるだろう。
他にも、攻撃特化や防御特化といったビルドも可能だけど、僕が選んだのは状態異常特化のビルドだ。
スキルや装備を整えたら、いざダンジョンへ!
チュートリアルダンジョンと違って、出てくる敵も強そうだし、一度に大量に襲って来やがった。しかしこれは新しいスキルビルドを試す良い機会だ。
まずは通常攻撃で毒を付与!そのまま敵が攻撃してくるまで、各種スキルでダメージを与える!
そしてちょっと遠くに退避して、敵が毒ダメージで死んでいくのを眺める。これが、トドメは自分で刺さずに死にゆく様をゆっくり見物する悪趣味ビルドだ!
さらにこういった「毒」ビルドは他スキルとの合せ技でダメージ上昇も見込める。開発元いわく、組み合わせによっては“通常の64倍”という凄まじい大ダメージを叩き出せることもあるらしい。
◆“生けるダンジョン”は君の敵でも味方でもある!
今度はダンジョン最奥にてボス戦!ザコ敵を召喚する厄介な相手だったけど、回復ポーションをがぶ飲みしながらなんとか撃破した。
次は新しく解放されたフェリル遺跡に挑む!最初のダンジョンとは違い、中ボスのような強敵も登場する。ザコ敵もデバフや回復をしてくるので厄介だ。
もちろんこのダンジョンも生きており、床が出たり引っ込んだりする。時には「迫り上がってくる床」に敵が乗っていることもあり、それが連続して現れることも……。
ただ、最初のダンジョンより少々アグレッシブに変動するので、油断しているとストーンと落っこちてしまう。まあ少しダメージを食らうだけで、すぐその階層からリスタート出来るんだけどね。
この低リスクさを活かし、大勢の敵にボコられてピンチになった時、たびたび緊急回避敵身投げをしているぞ!
ちなみに、落っこちるのは自分だけでなく敵も同じこと。闇雲に戦うだけでなく、敵を落として上手く立ち回っていくのも重要だ。
今回僕がプレイしたバージョンでは、2つのダンジョンで遊べました。早期アクセス版では3つ目のダンジョンがプレイ可能になって最後まで遊べるとのことなので、解放されるのが楽しみです!
1つのダンジョンは割と短時間でサクッと攻略出来るし、周回するたびに敵の強さが上がっていくので、何度も繰り返して遊びたくなります。僕は既に20周しています!
最初のダンジョンに比べるとフェリル遺跡はかなり歯ごたえがあり、装備の強化やスキル構成をしっかりしていないと、結構あっさり死んでしまいます。
ただ、ダンジョン攻略中以外は設定メニューから「かんたんモード」を選ぶことでいつでも難易度を下げられるので、アクションに自信がない方でも十分楽しめると思います!
ローグライク好きな方以外にもおすすめ出来る『MISTROGUE ミストと生けるダンジョン』は、2023年4月24日(月)に早期アクセスタイトルとしてリリース予定。対応機種はPC(Steam)です。