任天堂は4月20日、公式Twitterアカウントで同社のキャラクター「ブラッキー」の名称を、「スパイク」に変更すると発表しました。
ブラッキーは1985年6月にファミリーコンピュータで発売された『レッキングクルー』で初登場。元祖マリオのライバルと言える存在ですが、その後の作品に登場回数は多くなく、マニア以外にはほぼ忘れられたキャラクターでした。
変更後は欧米での名称と同じ「スパイク」となり、全世界での興行収入が5億870万ドル(約681億円)に達した映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(日本公開は4月28日)内でも、スパイクで統一されています。変更の理由については明かされていませんが、単純に国内外での名称統一の意図のほかにも、黒色を強く想起させる名称のキャラクターであったことが影響しているのかもしれません。
しかしながら、『マリオ』シリーズ、それも海外版にはすでに「スパイク」の名称を持つキャラクターが存在していたのをご存知でしょうか?それは、『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場した敵キャラ「ガボン」。その英語名は元々「Spike」のため、実は海外では異なる2つの「スパイク」が長らく存在していたようです。
国内では彼らの名称は被っていないところですが、今後の作品でそれをネタにするような機会があるのか?そもそも出番の少なかったブラッキーあらため、「スパイク」の露出はこれから増えていくのか? 静かに見守りたいところです。