インディーゲームスタジオUndaunted Gamesは、5vs1の非対称マルチプレイホラーゲーム『Last Year』のSteam配信を再開したと発表しました。
デベロッパーの倒産で配信が終了していた
本作は陰湿な異世界を舞台に5人の高校生グループが協力して1体の怪物と戦う非対称のPvPホラーゲームです。元々Discordの独占タイトルとして2018年に登場したもののDiscordのゲーム販売事業撤退によりわずか1年で配信が終了。2019年にはSteamでの配信が開始されましたが2021年にデベロッパーElastic Gamesが倒産したことで販売が終了しゲームも起動できなくなってしまいました。
有志により復活
その後、有志によってサーバーに依存せず起動を可能にするModが制作され、2023年3月にパブリックベータ版がリリース。そして、冒頭でも触れたUndaunted Gamesが『Last Year』の権利を買収し、Mod制作チームと協力して配信再開が実現したとのことです。ちなみにUndaunted GamesはPAX East 2018などで『Last Year』の体験型マーケティングを担当したチームによって設立されたスタジオなのだそうです。
関係者コメント
「私たちは常にこのタイトルの可能性を信じてきました。2018年にPAX EastとWestでゲームのマーケティングを行った際、プレイヤーからの反応はもちろん、このゲームがどのようなものになり得るかを目の当たりにしました。『Last Year』は間違いなくそれを実現するために再チャレンジする価値があり、このゲームを復活させるのはその第一歩となります」― Matthew Itovitch氏(Undaunted Games スタジオヘッド兼プロデューサー)
「『Last Year』が熱心なファンの皆さんに楽しんでいただける機会を再び得られたことを嬉しく思っています。私たちのチームは本当にユニークな体験を作り上げましたし、まだ未開拓のアイデアや可能性がたくさん詰まっています。Undauntedはそれを理解しており、私たちが作り上げたものを改善・拡大するために正しい選択をしてくれると確信しています」― Alexander Halchuk氏(Elastic Games 元テクニカルディレクター)
紆余曲折の末に復活した『Last Year』は無料タイトルとしてSteam配信中です。