4A Gamesは、シングルプレイFPS『Metro: Last Light Complete Edition』をSteamにて期間限定で無料配布することを発表しました。
オリジナル版が期間限定無料配布!
今回無料配布されるのは、2013年5月に発売された『Metro: Last Light(メトロ ラストライト)』のコンプリートエディションです。ドミトリー・グルホフスキーの小説「メトロ2033」をゲーム化した作品の続編です。核戦争後のモスクワを舞台に荒廃したメトロを探索して、モンスターや敵の兵士と戦います。
後にグラフィックがリファインされた『Metro: Last Light Redux』が発売されましたが、今回配布されるのはあくまでオリジナル版であるようですので、ご注意ください。
ウクライナで戦死者を出した開発スタジオ
開発元の4A Gamesは、マルタ共和国および現在戦時下にあるウクライナを拠点とする開発スタジオです。2014年頃からウクライナ国内の情勢不安を理由にマルタへの本拠地移転を進めていましたが、ウクライナ人のチームはキーウのオフィスや市内の自宅で開発を続けているとのこと。爆撃で家を失ったスタッフや戦死したスタッフもいるとのことで、ウクライナ侵攻による影響を大きく受けています。
そんな中、現在はシリーズ4作目となる作品を開発中。もともと反戦をテーマにした作品でしたが、実際に戦時下の暮らしを体験したことが次回作の物語についてもう一度考えるきっかけとなったようで、新たな目的をもってそれらをゲーム内に織り込んでいるといいます。
『Metro Last Light Complete Edition』の無料配布は、現地時間5月18日から25日まで行われる予定です。なお、現在ストアページが閲覧出来ない状態になっています。