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カメックスはデモ隊鎮圧用!?ある父親の娘に向けた執念の贈り物、ロシア人がかつて楽しんだデタラメ『ポケモン』図鑑

ロシア公式展開前に想像で作られ普及していたなぜかブラック!?なポケモン図鑑。

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カメックスはデモ隊鎮圧用!?ある父親の娘に向けた執念の贈り物、ロシア人がかつて楽しんだデタラメ『ポケモン』図鑑
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ロシアで『ポケットモンスター』が正式に展開されていなかった頃、ポケモンが好きな娘のために書いた「デタラメポケモン図鑑」が存在し、配布されていたことがYouTubeチャンネル・DidYouKnowGamingによって明らかになり話題となっています。

カメックスはデモ鎮圧に使われる!?デタラメポケモン図鑑の内容とは

今でこそ全世界で楽しまれるようになった『ポケットモンスター』シリーズですが、シリーズ第1作目は6ヵ国語にしかローカライズされず、その対象でなかったロシアでは正式に展開されていませんでした。

しかし、ポケモンの熱は他の国から伝わってきました。ポケモンが大好きなのに正式に遊べない子どもたちは、読めない言語か、翻訳された海賊版カセットで遊ぶしかありませんでした。ロシアに住むナスティア・ジチンスキーという少女もその1人でした。

そこで彼女の父親は、娘とその友達のためにできる限りポケモンを研究。独自の視点から151匹分を書き上げ、2000年代初頭にロシア全土で広く配布され、現在も再販され続けているといいます。

その内容はかなりぶっ飛んでおり、本当のポケモン図鑑からは考えられないようなものもしばしば。例えば「カメックスは背中の水鉄砲で東南アジアのデモ隊を鎮圧するために使われるが、エサを与える時間を守らないと街の住民全員を殺してしまう」というものから、「ニドリーナは常にイライラしていて、国の政府を常に批判。ライバルの喉を切り裂くことも厭わない凶暴さをもっている」というものまで、かなりブラックな内容も含まれます。

151番のミュウは特に奇妙で、「キーキーという声で質問することしかできないものの、「なぜ太陽は丸いの?」「なぜポケモンたちは戦うの?」「思考を殺すことはできるの?」といった答えづらい質問をするため、多くのポケモンが迷惑がっている」という謎の設定が付けられています。

味のあるイラストも特徴

この図鑑にはイラストも付いています。ただもちろんオフィシャルのものではなく、ドミトリー・ゴルチェフというアーティストにイラストをお願いしたといいます。その結果、なかなか味のあるイラストに仕上がっているのも面白いですね。

なお、今回の情報はNintendo Russiaのスタッフであるアネット・イルバース氏が提供したものであるとのこと。イルバース氏はこのデタラメポケモン図鑑を英語に翻訳し、多重チェック。8ヶ月間をかけてしっかりと英語に翻訳しました。

ただし、任天堂公式という立場でこの作業を行ったわけではありません。あくまでファンの1人として、この本がポケモン史の重要な1ページと考え、保存する価値があると考え業務時間外に行ったものであるといいます。

正式にライセンスを受けたものではないため訴訟を起こされたこともあるようですが、最終的に法的問題で発行部数が減少するまでの間多くの子供たちの手に渡っていたそう。子供たちはウソとわかってか、それとも本気で信じてか、いずれにせよ楽しんで読んでいたようです。

《みお》

Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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