Blizzard Entertainmentは、『オーバーウォッチ』の世界を描いた新しい短編アニメーションシリーズ「創生」の第一弾となる「夜明け」を公開しました。
オムニック・クライシス前の世界や「オーロラ」誕生を描く
動画の本編はオムニカ・コーポレーションの研究者たちなどへのインタビューといった形式で進行していき、同社が開発したロボット「オムニック」とそれを用いた生産システムを組み合わせることで、暮らしがよりいっそう豊かになったことが語られています。
オムニックはAIによって自身で改良、修理、増殖が可能な高性能ロボットとまさしく夢のような存在で、「ゴッドシステム」という制御システムによって管理されています。世界の各地にはオムニックの生産工場である「オムニウム」が建設され、オムニックの登場は世界中のあらゆる産業に革命を起こしました。
そんなオムニカ・コーポレーションが次に手掛けたのが次世代のAIであり、その開発には後の「オーバーウォッチ」創設メンバーでもある「ミナ・リャオ博士」が抜擢されました。
オムニックは既に社会では欠かせないようなシステムの一部として完成されており、これ以上の研究は「科学ではなく傲慢」と指摘するような人も。懸念と疑問の声が上がる中でもミナ博士は研究を重ね、知覚を持った初のオムニック「オーロラ」の開発に成功します。
そしてこの新たなる時代の革新が、のちに多数の犠牲者を出すことになる「オムニック・クライシス」へと繋がっていくのです…。
第二弾、第三弾も続々公開予定
今回はオムニックやオーロラ、その生みの親のミナ博士などにフォーカスしたストーリーが展開されていました。これまでにもオーロラというオムニックはシンメトラのストーリー「ストーン・バイ・ストーン」をはじめ、ゼニヤッタ、ラマットラのストーリーでもその名前が登場しています。
そしてミナ博士といえば、エコーの開発を行った人物でもあります。観察による学習プログラムによって博士のすべてを学習したといっても過言ではないエコー、そして今後ミナ博士についてどのような深掘りがされるのかにも注目です。
『オーバーウォッチ』の短編アニメーションシリーズ「創生」の第二弾は7月14日、第三弾は7月21日公開予定となっています。
※UPDATE(2023/7/7 14:40):国内向け日本語版が公開されたため、動画を差し替えて見出しや本文内の表記を調整しました。