『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた

本当に出るのか……。

連載・特集 プレイレポート
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた
  • 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』をガッツリ4時間先行体験!熱くほとばしる“SF感”を全身に浴びてきた

『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の発売まで、残り約一ヶ月。長年のシリーズファンは感慨もひとしおでしょうし、筆者も「本当に出るのか……」というふうに戦々恐々としています。シリーズファンのみならず「闘争を求める」ミーム(このミーム自体には賛否両論ありますが、その話をすると長そうなので割愛します)のみ知っていた方や、『SEKIRO』『ELDEN LING』など近年のフロム・ソフトウェア作品で同社のファンになったゲーマーにとっても、胸が高鳴る新作でしょう。

Game*Spark編集部は、そんな同作品の発売に先駆けて開催された試遊会に参加。約4時間という大ボリュームな先行プレイイベントの様子を動画と共にお届けします軽度のネタバレが含まれる可能性があるので、閲覧の際はご注意ください。また、今回プレイしたものは開発中のバージョンであるため、製品版とは一部内容が異なる場合があります。

なお、試遊したものはPC版で、使用コントローラーはXboxコントローラーであったため、ボタンの説明はXboxコンソールでの呼称で統一しています。


まず、物語は主人公でありプレイヤーの分身である強化人間「C4-621」として、謎の上司であるところ「ウォルター・ハンドラー」の命を受け、惑星「ルビコン3」に降り立つところから始まります。ストーリーの出だしから固有名詞が連打され、SFらしさが濃くてワクワクしました。

ハンドラーとは「犬の訓練士」という意味がある言葉らしく、そのためか主人公・621はしばしば「ウォルターの猟犬」などと呼称されます。たぶんバカにされてます(余談ですが試遊会の段階ではまだ「ストーリートレーラー」公開前だったのでぼんやり遊んでいましたが、後にトレーラーを見、621の境遇らしきものを知ったのでかなりショックを受けました)

映像は開発中のものです。

最初のミッションはチュートリアルも含む内容。道中はそれほど難しくないのですが、操作ボタンが(シリーズの伝統ですが)かなり多いためそれなりにモタつきました。また最初のミッションから結構強めのボスが出てきて、まずここで何回もゲームオーバーになりました。

幸い、コンティニュー箇所が選べボス直前からやり直すことができるので(前半のチュートリアルパートをまるごとスキップできるため)ほとんどストレスはありませんでした。

映像は開発中のものです。

コンティニューをするたびにAP(体力)や回復アイテムである「リペアキット(エスト瓶のようなものだと考えて問題ないと思います)も最大まで回復するため、ただクリアを目指すだけならわりと優しい仕様になっています。

たとえば道中でリペアキットを贅沢に使ってゴリ押し気味にプレイし、ボス戦ですぐ負けて万全な状態ではじめる、というようなちょっとズルいプレイングも可能になっていました。

映像は開発中のものです。

操作系統は、両肩武器をバンパー(RB、LB)、両腕武器がトリガー(RT、LT)にアサインされており、攻撃しながら右スティックで照準をあわせ、Xボタンのクイックブースト(回避や急接近などに使えます)と、Aボタンのジャンプをタイミングを見て押す……という、忙しさはあるもののかなり直感的な作りになっていました。

ターゲットアシスト(ロックオンした対象ににカメラが吸い付くような仕組み)があるとはいえ、極まってくると「スティック、ボタン、トリガー、バンパー」を同時に操作することが必要になるので、人差し指でボタン部を押すような工夫も必要となってきそうですね。

現代では背面パドル/ボタンを搭載したパッドも広く普及しているので、そういったパッドを所持している方はいわゆる「AC持ち」のような極端なことをしなくても大丈夫。背面にブースト系統をまとめるのが良さそうです。

ボス戦は、大ダメージを与えることができる(『Armored Core V』シリーズから登場した)「スタッガー」状態をうまく目指すことが重要だと感じました。「スタッガー」は連続して衝撃を与え続け、相手の姿勢制御装置をダウンさせることによって引き起こせます。

試遊では数体ほどのボスらしき強敵と戦闘できましたが、どのボスも射撃やミサイルだけではダメージが通りにくく、どこかでブレードやグレネードのようなリスクが高い攻撃を通してスタッガーを狙う必要があると感じました。大ボリュームの試遊とは言え“たった4時間”ではあるので、他の戦術もきっとあり得るでしょう。

そのため、筆者が使用したような中量級や軽量のACを用いる場合は、スタッガーを狙いやすく、かつダメージも出しやすい近接攻撃……つまりブレードでの攻撃が過去作に比べてもかなり重要になっているとも感じました。特にチュートリアルボスは、「ブレードを意識して狙っていかないとダメージ収支的にまったく割にあわず、ジリ貧になる」ような作りになっており、それに気づくまでかなり苦戦しました。

ブレードを当てるために重要なのがアサルトブーストを利用した急接近で、回避と攻撃が表裏一体になったかなりヒリつく戦闘が楽しめます。総合して、ボス戦はマジで難しく、そして楽しかったです。あくまで筆者の主観ですが、「難しい」といってもいわゆる「鬼畜難易度」ではないですし、前述したようなコンティニューの仕様もあるため、それほど身構えなくても大丈夫です。

スクリーンショットはPC版のものです。

好きなパーツを組み合わせ、自分の好きなACを作ることができるシリーズ伝統の「アセンブリ」ももちろん試してきました。相変わらずパーツがカッコよく、自由度も高くて非常にワクワクします。試遊パートでは使えるパーツも限られていたため、例えばトレイラーに登場したパイルバンカーなどは使えませんでしたが、逆関節や四脚、キャタピラなどは試すことができました。

個人的に「見た目が好き」という理由で逆関節をメインで使いましたが、「空中でホバーすることができ、遮蔽を無視して射線を通しやすい」という性質を持つ四脚もなかなか面白そうでした。ミッションがどうしてもクリアできない場合は、アセンブリを見直すのも攻略の重要な要素です。

映像は開発中のものです。

筆者は主に軽量逆関節のACを使い、高機動+空中戦をコンセプトに遊びました。火力の要は前述したようにブレードとプラズマライフルで、基本的に逃げ回り、瞬間で近づいて高火力を出した後また逃げる……というような戦術で戦いました。

試遊では「アリーナ」なども体験できました。本作はアリーナをこなすとお金が手に入るだけでなく、「OS TUNING」用のチップも獲得可能。ACにスキルのようなものを覚えさせられるため、重要度はなかなか高めです。アリーナは様々なACと戦えるめちゃ楽しいモードなので、搭載されていることだけでも嬉しさを感じます。

映像は開発中のものです。

本稿では全5本の動画をあわせてお届けしていますが、「アームズフォートっぽい巨大ボスがいる」「キャラクターのセリフがいちいち芝居がかっていて、めちゃカッコいい」など気になる点は様々。長年待った『アーマードコア』の新作が遊べるというだけでも嬉しいのに、本作は期待を上回る面白さでした。近年のアクションゲームのノウハウも生かされ、戦闘はさらに刺激的になり、グラフィックも美麗で雰囲気も素敵です。

映像は開発中のものです。

新しさを感じながらも根幹はまったく揺るぐことなく、どこまでも「アーマードコア的」な体験で、「僕はいま、『アーマードコア』を遊んでいる! メカアクションっておもしろいなあ……」という喜びで胸が一杯でした。試遊の段階で不具合に遭遇することもなく安定していた印象なので、安心して遊べそうです。

古くからのファンはもちろん、新規プレイヤーの心も熱くさせるであろう『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年8月25日にリリース予定です。

余談

会場には本作の「プレミアムコレクターズエディション」収録のスタチューとガレージのジオラマが展示……! カッコ良すぎる。買えた人が羨ましいです。


ライター:文章書く彦,編集:キーボード打海

編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『絢爛舞踏祭』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top