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シンプルタワーディフェンス『Thronefall』―複雑なストラテジーをより小さく、より一口サイズの体験に凝縮【開発者インタビュー】

ローグライクモードも開発中とのこと。

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シンプルタワーディフェンス『Thronefall』―複雑なストラテジーをより小さく、より一口サイズの体験に凝縮【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、GrizzlyGames開発、PC/Mac向けに8月2日に早期アクセスが開始されたシンプルタワーディフェンス『Thronefall』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、迫りくる外敵から小さな王国を守り抜くタワーディフェンスゲーム。プレイヤーは王となり、昼は領地内で建造物や兵士の位置取りなど采配を振り、夜は自ら武器を振るい敵を蹴散らします。パラメータの複雑さが極力抑えられており、シンプルなデザインが採用されています。日本語にも対応済み。より詳しいゲーム内容については、プレイレポをご覧ください

『Thronefall』は、800円で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Jonasこんにちは、私たちは小さな開発チームで、私とPaulの2人で活動しています。ベルリンのゲーム学校で知り合って以来、一緒にゲームを作っていますよ。

一番好きなゲームは時々変わりますが、今のところ、手作りの小さな太陽系の謎を探検する素晴らしいゲーム『Outer Wilds』ですね。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Jonas本作は、私たちがストラテジーゲームで大好きだったものを、より小さく、より一口サイズの体験に凝縮しようとする試みです。私たちはストラテジーゲームが大好きですが、年齢を重ねるにつれてプレイする時間はどんどん減っていきますし、最近のもののほとんどは特にプレイするのに時間がかかります。本作は、ストラテジーゲームの良さ(経済、建設順序、アップグレード、基地の防衛)を保ちつつ、同時にそれをより遊びやすくすることで、この問題を解決しようと試みているのです。

このアイデアは、プロトタイプを作り、さまざまなアイデアを試すという、厳密で長いプロセスの末に生まれました。様々な実験の結果、最も私たちの心に残ったのがこの作品なのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Jonasはい、本作はインディーゲーム『Kingdom』から大きな影響を受けていますが、『Age of Empires』のようなストラテジーゲームや『Kingdom Rush』のようなタワーディフェンスゲームからも影響を受けています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Jonas開発者の立場から最も印象的なのはいつでも、プレイヤーが自分のゲームで何をするのかを見ることです。自分ひとりで長い時間をかけて開発していると、プレイヤーが自分のゲームに多大な情熱を注いでくれたり、不可能と思われるものを突破してしまったり(例えば、不可能と思っていた7人のミューテーターがいるステージをクリアしたり)、Mod製作者がModを作ってくれたりと、本当に驚かされます。

――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Jonas全体的なフィードバックは、ほとんどが肯定的なものであり、また本当に有益で建設的なものです。プレイヤーは、私たちの小さな2人組チームが対処するよりも早く、新しいバグや問題を見つけ続けてくれます。ですから、私たちにとって最も印象的なのは、そのフィードバックの量ですね。それに追いつくのは精神的にも組織的にも大変なことですが、ベストを尽くしています。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Jonas私たちが何度も何度も受け取ったリクエストのひとつが、エンドレス/ローグライクなモードが欲しいというものでした。まだどうなるかわかりませんが、現在、いくつかの実験を行っているところです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Jonas私個人的にはかなり「普通」のことなので、わざわざ尋ねられることに驚きました。本作をオンラインコンテンツにして収益化することは可能です。関係者全員にとってWin-Winですからね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Jonas本作へのご支援とご関心をお寄せくださった日本の読者の皆様に感謝申し上げます。また、私たちを応援してくれたり、翻訳をサポートしてくれたりする親切な方々、本当にありがとうございます。近いうちに皆さんに恩返しができればと思っています。 日本のコミュニティからどんなものが出てくるのか、楽しみです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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