
9月20日、505gamesによるメディア向け新作発表会「FUTURE PLAY」が開催されました。そこには『Cloudpunk』を作った「ION LANDS」による、サイバーパンク生活シム『Nivalis』も試遊台として登場です。
Game*Sparkは試遊だけにとどまらず、来日している開発スタッフへのインタビューも実施。短い時間ではありますが、直接気になるあれこれを聞くことができました。そこで本記事では『Nivalis』のプレイフィールとミニインタビューをお届け。サイバーパンクな世界で“普通の生活”を送る本作の魅力をお伝えします。

◆正直、サイバーパンクな“街ぶら”が楽しすぎる!経営そっちのけで歩きたくなる世界「ニヴァリス」

『Nivalis』はサイバーパンクな世界で飲食店などを営みながら生活していくゲームです。運送ゲーム『Cloudpunk』の世界で描かれた世界「ニヴァリス」がそのままタイトルに冠された形となります。

プレイを開始すると、『Cloudpunk』の世界で飛び回り歩いたあのニヴァリスが目の前に広がります。スタートした自室の窓からはサイバーパンク世界特有の雨と煙とネオンが光っていて、実にいい感じです。前作『Cloudpunk』はドットで世界の大部分が構成されており、それがニヴァリスという世界と絶妙にマッチしていましたが、本作ではそれがさらに進化! ドットの可能性がここに来てさらに拡張していると思えるほどにリアリティとフィクションの狭間を演出してくれます。
本作の魅力はまずまちがいなく、その世界観でしょう。試遊版ではラーメンを提供して経営すると言ったところまでプレイできなかったのですが、それでも満足度はかなり高い一作です。本作の魅力はラーメンを提供するまでの“生活”だと実感できるのが、体験版では食糧を自力で用意しなければならないところ。

ある日突然ラーメン屋を譲られた主人公が、手探りでメニューを開発し始めます。『Cloudpunk』でお馴染みの車に乗って降りた下層で、魚釣りや穀物の種を買うわけですが……正直、サイバーパンクの世界が美しすぎて寄り道ばかりしてしまいますね。

◆ミニインタビューも掲載、『Nivalis』サイバーパンク的おすすめメニューは「ネズミ肉ラーメン」!?
そしてわずかな質問数にはなりましたが、「ION LANDS」にインタビューを出来ることに。『Nivalis』制作にあたってのきっかけや本作オススメメニューなどを聞けることに。続いてはその模様をお伝えしていきます。
――まずは、『Nivalis』という作品を作ろうと思われたきっかけを教えてください。
IONLANDS: 『Cloudpunk』はニヴァリスの空を飛ぶゲームだったので、もっと世界観の楽しみを広げたかったんです。映画「ブレードランナー」の主人公がラーメン屋で食事をするシーンにインスパイアを受けました。もちろんラーメン屋のみじゃなく、ナイトクラブ経営に手を伸ばしたりとどんどん幅は広がっていきますけどね。もちろん影響を受けたのは「ブレードランナー」だけじゃ無いですけれどね。

IONLANDS:『Nivalis』では“普通の生活”を伝えたいんです。ダークにヴァイオレンス……ヒーローやハッカーの活躍ではなく「サイバーパンクの世界で生きる人々」を描きたかったんです。
――『Nivalis』で提供できる中で、もっともオススメの料理についてお教えいただければ幸いです!
IONLANDS:本作ではレシピを変えて自分だけの料理が作ることが可能ですが、お勧めはネズミ肉を乗っけたヌードル……ラッドラーメンです(笑)。これは “スペシャルメニュー”ですね!
――『Cloudpunk』で描かれた都市、「二ヴァリス」が本作でも舞台となっています。そこで本作のタイトル名を「二ヴァリス」にされた理由を教えていただければ幸いです。
IONLANDS: “Nivalis”はラテン語で、花の「スノードロップ」を指しているんです。小さな花で、とても可愛いんですよ。もちろん『Cloudpunk』で描かれた都市としての「ニヴァリス」もありますが、元々、ニヴァリスという名前はそこから取りました。
――今回は、ありがとうございました!

サイバーパンク生活シム『Nivalis』はPC(Steam)で2024年に発売予定です。
¥9,680
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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