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『フロントミッション セカンド リメイク』発売直前!オリジナル版を紹介してあの「嫌なヴァンツァー」にも備えたい【特集】

『フロントミッション セカンド:リメイク』はスイッチ向けに10月5日発売!

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『フロントミッション セカンド リメイク』発売直前!オリジナル版を紹介してあの「嫌なヴァンツァー」にも備えたい【特集】
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Forever Entertainmentは、ニンテンドースイッチ向けタクティカルRPG『フロントミッション セカンド:リメイク』を2023年10月5日に発売予定です。

本作は、1997年にプレイステーションで発売された「フロントミッション」シリーズのナンバリング第2作『フロントミッション セカンド』のリメイク作品。『フロントミッション』の「第二次ハフマン紛争」終結から12年、クーデターが起きた東南アジアの“アロルデシュ人民共和国”を舞台に、さまざまな陰謀が巻き起こる物語が描かれます。

リメイク版では奥深いストーリー、戦略的なターン制の戦闘、ヴァンツァーのカスタマイズなど、原作通りの要素を忠実に再現。さらにグラフィックアップデートや新機能の追加・改善、新規BGMやエフェクトなど、オリジナルとはまた異なる魅力を描き出しています。

本稿は、いよいよ発売直前の『フロントミッション セカンド:リメイク』を前に、オリジナル版の『フロントミッション セカンド』を紹介していきます。

硬派で群像劇なシナリオが魅力!

本作は、過去の戦争により深刻な経済衰退に陥っている“アロルデシュ人民共和国”の軍隊が、O.C.U(オシアナ共同連合)より独立するため起こしたクーデターから物語が始まります。主人公の一人・アッシュと親友のジョイスたちが在籍する軍事基地も兵士たちに襲われ、応戦することに。

前作『フロントミッション』との大きな違いのひとつに、本作では複数主人公の視点から物語が展開していくというものがあります。主人公はアッシュを含め3人で、クーデターの起きた“アロルデシュ人民共和国”を取り巻く情勢や、そこに潜む陰謀、さまざまな思惑を持つキャラクターの関係性などが描かれます。

ストーリーを進めることでメインとなる部隊も切り替わり、それぞれの戦いを繰り広げながらやがて繋がっていく。このゲーム構成により、より複雑でより深みのある魅力的な物語が展開されます。もちろん、街での酒場での会話や「ネットワーク」と呼ばれるデータベースによる情報の説明や補完も世界観に貢献しています。

「ネットワーク」は特に本作を象徴する重要なシステムのひとつ。ネットワーク上にはさまざまな勢力のフォーラムが用意され、アクセスすることで世界情勢やキャラ紹介、オンラインショッピングなどさまざまな項目にアクセスできます。ステージの敵情報なども参照できるなど、世界観とゲームシステムを上手に融合させています。

ただし、主人公と部隊が切り替わることで、本作は少々攻略難易度が高めになっている部分も。部隊ごとに戦略を考えなくてはならないこともあり、もちろんキャラ育成も重要です。

行動力を制する戦略性の高いバトル!

本作は、シリーズ第1作同様にオーソドックスなターン制シミュレーションです。プレイヤーが載る人型兵器「ヴァンツァー」は、それぞれボディ・左右アーム・脚部の4つのパーツで構成され、両手・両肩・背中にそれぞれ装備を装着可能。武器はマシンガンやショットガン、ランチャー、近接武器と種類が豊富で、さまざまなカスタマイズが行なえます。

戦闘で重要となるのがAP(アクティブポイント)と呼ばれる数値の管理。この数値は移動とアクションに用いるもので、行動時に消費しながら戦闘を行っていきます。このAPで重要なのが「攻撃を受けると減少」「APが0になると回避できない」という点です。

APは移動するだけでも減るため、離れた敵に一気に近づいて攻撃した場合、敵のターンでAPが枯渇してしまう危険性も。どんなに強いユニットでも集中攻撃されてしまえばパーツも破壊されてしまいます。周囲のユニット情報によってAPの回復量も変わるため、意識して行動しなければならないのです。

もちろん上手く利用すれば、強烈な敵のユニットを完封することも不可能ではありません。反撃させない遠距離攻撃や、戦況を有利にする各種スキル、地雷や弾薬などのアイテムを駆使し、それぞれの装備品を考えながら機体のセットアップやカスタマイズをしていくのも醍醐味です。

本作は慣れれば比較的お金を稼ぎやすい仕様です。なので、序盤からある程度強力なアイテムやカスタマイズなどを行うことで少しは遊びやすくなりますが、やはり決して油断できる難易度ではないので要注意。敵戦力もヴァンツァー・戦車・ヘリなど豊富で、対空などの装備を用意することも重要になります。

ちなみにゲームの問題点として「ロードが長すぎる」ことがよく挙げられます。戦闘はそれぞれの機体がフィールドを駆け巡るもので、迫力も雰囲気も良いのですが確かに決して短くありません。CPU同士の戦いでも発生するため、各ターンがどうしても長くなってしまいます。当時のハード性能的には仕方ないことですが……。

『FM2』といえば「嫌なヴァンツァー」!リメイクにも登場……?

さて、この『フロントミッション セカンド』を語る上で絶対に外せないものがひとつあります。それは「嫌なヴァンツァー」と呼ばれる隠し機体です。この「嫌なヴァンツァー」は、元々週刊ファミ通で吉田戦車氏が連載していた4コマ漫画「ゴッドボンボン」に出てきたキャラクター(?)で、なんとゲーム内に実際登場しているのです。

ゲーム内ではとある工程を経ることで、ゲーム序盤から入手することも可能なこの「嫌なヴァンツァー」。その珍妙なる見た目と裏腹に性能は高く、特に肩に載せたオウムのような対空ランチャー・オタケサンは弾数無限で威力も申し分ないという恐るべき武器です。両手に付けたネコとカエルの腕によるパンチも強烈で、かなり頼りになる装備品でもあります。

『フロントミッション セカンド リメイク』が発表された際、果たしてこの「嫌なヴァンツァー」が登場するのかというのは大きな話題になりました。実は、2023年3月に公開された映像内には「ネコ」の腕パーツが確認できます。さらに、8月に公開された映像でもオタケサンらしき肩パーツが確認できます。

はたしてリメイクでも同じように入手できるのか。それはまだ不明ですが、少なくともトレイラー内では意図的にパーツごとに「嫌なヴァンツァー」の姿を見せているように思います。


無骨で硬派な物語、それぞれのキャラクターが織りなす人間劇、そしてやりごたえのある難易度と『フロントミッション セカンド』は今なお大きな魅力にあふれている一作です。

ローディング時間は長いものの、豊富なカットシーンや戦闘時に機体が駆ける演出なども大きな醍醐味。リメイク版は「刷新されたゲーム内エフェクト」としてトレイラーでは比較的シンプルな戦闘になっていますが、こちらもプレイ時にどのような雰囲気になっているのかは気になるところではあります。

『フロントミッション セカンド:リメイク』は、ニンテンドースイッチ向けに2023年10月5日に発売予定です。



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《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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