『マリオ ワンダー』★5ステージでは物足りない!? 2Dアクション熱狂者に捧げる「激ムズプラットフォーマー」の世界【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『マリオ ワンダー』★5ステージでは物足りない!? 2Dアクション熱狂者に捧げる「激ムズプラットフォーマー」の世界【特集】

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『マリオ ワンダー』★5ステージでは物足りない!? 2Dアクション熱狂者に捧げる「激ムズプラットフォーマー」の世界【特集】
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10月20日に発売された『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』……楽しんでおりますでしょうか? 早い人はもうクリアされているかと思います。2Dプラットフォーマー(横スクロールのジャンプアクション)の歴史に名を残す傑作なのは間違いないでしょうが、中には「むずかしさ★★★★★のステージでも物足りねえ~!」という猛者もいらっしゃるかもしれません。

そこで、筆者が頭を掻きむしった激ムズプラットフォーマーを5本紹介したいと思います! プラットフォーマーと言いつつ足場がまったく見当たらないステージや、背景よりもトゲのほうが多いようなステージが大好きというマゾ……じゃなかった、ハードコアゲーマーの皆さんにオススメです!

1.毎日変化するkawaii塔でちゃんと地獄を見ろ……『常世ノ塔』

最初に紹介する『常世ノ塔』「ソーシャルローグライクアクションゲーム」と銘打たれており、現実世界の24時間ごとに変化するダンジョンを駆け抜けていく内容となっております。

やることはシンプルで、ひたすらに自動生成の塔を登るだけ! そう言われるとゲーム性が薄いように感じてしまいますが、作られるプラットフォームはほどよく距離感があり、「もうちょっとで届くのに!」の連発です。

ソーシャルの面はというと、プレイヤーが死亡するとそこに「遺品」と「最後の言葉」を残し、他のプレイヤーのステージに表示されるという緩いつながりがあり、この世界にひとりだけじゃないという感覚を味わわせてくれます。ランキング機能も付いているので、2023年何月何日の最強プレイヤーとして、歴史に名を刻むこともできるかもしれません。

作者であるsaebashi氏のロリ美少女へのこだわりも凄まじいので、そういったイラストが好きな人もマストバイの一本です。

激ムズ度:★★☆☆☆

2.できることは下方向への攻撃だけ! 井戸の底を目指す名作『Downwell』

続いては、もっぴん氏による超高難易度“下”スクロールアクションの『Downwell』を紹介! ツートーンのグラフィックが可愛らしいですね。

主人公は「ガンブーツ」というどう考えても下にしか攻撃できないであろう靴を装備し、ひたすらに井戸の底へと落ちていきます。道中には色々な生物がおり、そいつらを踏み付けることでコンボが決まっていくのですが、ものによっては踏むとダメージを受けてしまう敵もいるので注意! その手のやつらはガンブーツでぶっ飛ばしていきましょう。当然、トゲやダメージ床も盛り沢山です。

本作を高難易度たらしめているのは、何と言ってもそのスピード感。自由落下しているだけあって、画面のスクロールが速いこと速いこと! 格ゲーの練習にもなりそうなくらい「見てから避ける」が重要になってきます。

井戸の地形やステージクリア後に貰えるアイテムの種類などが様変わりするので、ジャンルとしてはローグライクに当たりますが、戦略よりも反射神経やマップ理解が試される純粋なアクションゲームの形をしています。底まで辿り着けたときの快感はすさまじいので、是非とも挑戦してみてください!

激ムズ度:★★★★★

3.霊峰を登り、自分と他者を見つめるプラットフォーマー『Celeste』

お次は伝説の精密プラットフォーマーゲーム『Celeste』。数多くのフォロワーを生み出した名作です。

ゲーム自体は非常にシンプルで、ダッシュやジャンプを上手く使いながらトゲに当たらないようにステージを踏破していくというものです。踏み付けて倒すような敵キャラがいない点や、ジャンプ中に8方向へダッシュするアクションが重要という点がユニークですね。

本作はアクションも出色の出来栄えですが、それと匹敵するくらい素晴らしいのがストーリーです。パニック障害を抱えているマデリンという女性が、霊峰セレステを登りながら、他者と交流したり神秘的な事態に巻き込まれたりしつつ、本当の自分に向き合うという流れになっています。

プラットフォーマーアクションと会話劇という噛み合わせの悪い二つの要素がドッキングしているにも関らず、とても心に残るシナリオなので、こちらも要チェックです!

激ムズ度:★★★★☆

4.磁石を使って星々を渡り歩け! ジャンプが無いプラットフォーマー『Super Magbot』

お次は『Super Magbot』。今作は故郷の惑星を救うために、星々を渡り歩く使命を帯びた探索ロボMagbot君を操って、足場から足場へ乗り移っていくゲームです(まあ、この記事の全作品がそうですが)。

『Super Magbot』の面白い点は、何と言ってもジャンプが出来ないこと! プラットフォーマーの常識をぶち破った作品です。コンボが出来ないカードゲーム、ワニのいないワニ園、ピクルス抜きのハンバーガーみたいなもんですね。え? 最後は違う?

では、ジャンプ抜きでどう成立するのかというと、そこで出てくるのが磁石。LBとRBを押すことで、Magbotは自分の持っている磁石の色を変更できます。ステージ上に散らばっている二色の磁石に対して「同じ色は反発し、違う色は引かれ合う」という仕組みを使い、Magbotをぴょんぴょん跳ねさせていきます。

テンポよくMagbotを吹っ飛ばし続けないと、奈落の底に落ちていくというプレイ感は、まさにプラットフォーマーの真髄です。こちらも要チェックです!

激ムズ度:★★★☆☆

5.静かに雨が降りしきる中、弱肉強食の世界を生き残れ『Rain World』

最後に紹介するのは『Rain World』。廃墟となった都市のような空間の片隅で、ナメクジネコは動き始めます。ナメクジネコは家族と離れ離れになってしまったため、肉食獣や危険な食猫植物がはびこる世界を探し回らねばなりません。動植物に襲われるだけでなく、定期的に降る大豪雨でも溺れてしまうので、何から何まで注意しなければなりません……。

本作はとても挑戦的なサバイバルプラットフォーマーであり、かなり熟達したハードコアゲーマー向けの作りをしているといっていいでしょう。マップがかなり広大な割に、クエストらしきものは一切なく、ゴール地点も明記されていません。一日分の食料で腹を満たし、セーフティエリアに戻ってくることで生き永らえましょうというチュートリアルが表示されるだけで、あとは世界に放り出されます。

では、近隣の餌場で無限にファーミングしていればいいかというとそんなことはなく、この世界はナメクジネコの主食である羽虫や木の実ですら有限であり、結局は先へ先へと進んでいくことになります。

加えて、少し遊んでいくと、安全に一日を過ごすとひとつ進み、死亡するとひとつ減ってしまう奇妙なマークが、実はカレンダーの役割をしていることに気付きます。そしてこれはエリア間のゲートにもリンクしていることにも気付くはずです。つまり、死んでばかりいると、周りの餌が枯渇しているにも関わらず、次のエリアにも進めないという八方塞がりになりえるということです。

このサバイバル体験はなかなかプラットフォーマーゲームでは味わえません。眼下に肉食獣が練り歩いているのを眺めながら慎重に木々のあいだをジャンプしたり、雨が降る前に急いでセーフティエリアに滑り込んだりする緊張感を是非とも味わってください。

激ムズ度:★★★★★


以上、『マリオ ワンダー』じゃ物足りない方に遊んでいただきたい“激ムズプラットフォーマー”5選でした! 「いやいや、これでもまだ中辛か甘口の間違いでしょう?」というアドレナリンジャンキーがいましたら、是非とももっと恐ろしいタイトルをコメント欄にて教えてもらえると嬉しいです!


《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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