名作ゲームがたくさん発売され、充実した2023年ももう終わろうとしています。そんな中、今年最後のお祭りである「Steamウィンターセール」が開催されています。
本記事では「2023年に発売された大作ゲーム」でセール対象となっているものをご紹介。「あのゲーム、遊び逃したんだよな……」というタイトルが安くなっていたのなら、ぜひこのチャンスにゲットして年末年始の暇な時間にプレイしてみてはいかがでしょうか。
また、Game*Sparkではウィンターセール対象となっている「2023年に発売された定番インディーゲーム」も紹介中。大作もインディーもどちらも買い集めておきたい方は、あわせてチェックしてみてください。
『バイオハザード RE:4』50%オフ 3,995円
『バイオハザード RE:4』は、シューター史に残る傑作『バイオハザード4』の、理想的なリメイクと言える作品です。グラフィックのリファインによってリアリティと恐怖感が向上したのはもちろんですが、このリメイクのスゴいところは原作の魅力を最大限に引き出したところにあります。
『バイオハザード』の魅力はいろいろありますが、筆者が考える最大の面白いところは「リソース管理」。自分が持つ弾薬やアイテムの使いどころや武器を考えて敵と戦うか逃げるかを考えたり、敵を倒したときに得られるアイテム（リターン）を考慮した上でなるべく少ない弾薬で倒せるように頑張ってみたり、より多くのアイテムを手に入れるためマップを隅々まで探索したり……と、本作のゲームプレイの大部分はリソース管理が牽引しています。
リメイクにあたって「ナイフパリィ」が追加されました。これは攻撃を引き付けて反撃するという現代的な爽快アクションというだけでなく、ナイフの耐久性というシステムがあることによって上述のようなリソース管理の面白さを増幅しているのです。オリジナルが名作なだけにファンからの期待度の高かった本作ですが、それを確実に乗り越えたと言っていいほど出来の良いサバイバルホラーです。
『STAR WARS ジェダイ：サバイバー』50%オフ 4,850円
本作は、『STAR WARS ジェダイ：フォールン・オーダー』より続く3Dアクションアドベンチャーシリーズです。前作から5年後の世界を舞台としており、帝国によって銀河の果てに追い詰められた主人公、カル・ケスティス（キャメロン・モナハン演）の、ジェダイの騎士最後の生き残りとして絶望的な戦いが描かれます。
「SW」ファンのゲーマーであれば誰でもやってみたいと考えるであろう“ライトセーバーでのチャンバラ”。本作はソウルライクジャンルをベースにしていますが、ライトセーバーをくるくると回転させて弾を跳ね返したり、フォースを用いて敵を持ち上げたりと、スタイリッシュな戦い方で楽しめます。
本作はただのスピンオフゲームではなく、EP3とEP4の合間に位置するという正史シリーズ（カノン）にもつながる一作。実写作品に本作の主人公・カルが登場するという噂も出回っており、今後のDisney+ドラマなどに登場する可能性は考えられます。「SW」ファンなら押さえておきたい作品です。
『ストリートファイター6』34%オフ 5,273円
『ストリートファイター6』の登場により、2023年は対戦格闘ゲームに強烈なブームが巻き起こりました。本作が多くのユーザーに受け入れられたのは、多様な遊び方を受け入れる作品だったからと言えるでしょう。
対戦向けには「モダン操作」という新たな操作形態が追加。従来の格闘ゲームの多くは、必殺技にやや複雑なコマンド入力を求めてくるものが多く、その操作が大きな壁になっていることもありました。しかしモダン操作ではあらゆる技が方向キーとボタンひとつで繰り出せるため、駆け引きの面白さという格ゲーの醍醐味が味わいやすくなっています。ただの「初心者向け設定」ではなく、ひとつの“選択肢”として用意したところが素晴らしい点と言えるでしょう。
他にも、作り込まれたフィールドを探索して物語やキャラクターのバックグラウンドが楽しめる1人用モード「ワールドツアー」や、仮想ゲーセンのような空間で自由に対戦やコミュニケーションが行える「バトルハブ」など、もはやランクマッチを回すだけではない多様な楽しみ方ができるのです。プレイヤー数の盛り上がりあるため、ジャンルに抵抗がある人でも入り口を見つけやすい作品となっています。
『Starfield』30%オフ 6,776円
『Fallout』や『The Elder Scrolls』など数々の名作RPGを生みだしてきたベセスダ・ソフトワークスが久しぶりに手掛けた新規IPが『Starfield』です。他のタイトルとは独立したSF世界を舞台としており、広大な宇宙を舞台に冒険が楽しめます。
本作の世界観は“NASAパンク”と呼ばれており、我々が生きる世界の延長線上にあるような現実味のある宇宙SFであることが大きな特徴。そこで繰り広げられる人間ドラマや、惑星ごとに異なる色とりどりな景色など多様な世界を渡り歩いて物語を進めます。
ファストトラベルを何度もしないといけなかったり、何もない惑星が多かったりとまったく難がないゲームというわけではありませんが、今後Modツールの解禁や大型拡張DLCのリリースも用意されているので、なんだかんだ末永く楽しめるタイトルになりそうです。
『バルダーズ・ゲート3』10%オフ 7,649円
PC版では12月21日に日本語アップデートが来たばかりですが、海外版正式リリースからは数ヶ月経っていることもあり、初のセールが実施されています。本作はTRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」第5版をベースにしたRPGです。シングルプレイはもちろん、最大4人でマルチプレイを楽しむこともでき、既存キャラもしくは新規キャラを作成して剣と魔法のファンタジー世界で冒険に挑みます。
本作は冒険やNPCの会話、戦闘までさまざまな選択をプレイヤーが自由に選ぶことができ、ゲーム側もそれに合わせた反応を見せてくれます。TRPGの魅力はプレイヤーの想像力次第で様々な展開を見せることですが、本作もその面白さをしっかりと再現しているのがポイント。今年最高のRPGをちょっとお得にプレイできるチャンスなので、ひとりでも、フレンドを誘ってでも、プレイしてみてはいかがでしょうか。
「Steamウィンターセール」は2024年1月5日まで開催中。今年は話題作が目白押しの歴史に残る1年でしたので、ぜひこの機会に遊び逃した作品をゲットしちゃいましょう。
