【特集】治安が極悪な町で怪しいPC修理屋を営む『Computer Repair Shop』をプレイ。遊び方は幅広いが、ボリューム不足で惜しい部分も | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【特集】治安が極悪な町で怪しいPC修理屋を営む『Computer Repair Shop』をプレイ。遊び方は幅広いが、ボリューム不足で惜しい部分も

真っ当に稼いでもウイルス開発で稼いでも良し!

連載・特集 プレイレポート
【特集】治安が極悪な町で怪しいPC修理屋を営む『Computer Repair Shop』をプレイ。遊び方は幅広いが、ボリューム不足で惜しい部分も
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Cheesecake Devは、新作経営シミュレーションゲーム『Computer Repair Shop』をPC(Steam)向けに1月13日より配信開始しました。

本作はコンピューター修理事業に携わりながらお金を稼いでいく作品。プレイヤーは依頼されたPCの修理やパーツ交換、ウイルス対策などさまざまな作業を行っていきます。もちろんこれまで『Streamer Life Simulator』『Internet Cafe Simulator』などクセのある作品を手がけてきた同社の新作なので、ただPCの修理を行うだけではありません。

依頼されたPCのパーツを粗悪なものと取り替えたり、ウイルスを開発したりと、イリーガルな“稼ぎ方”を楽しむことができます。また、ロボットカーバトルに挑戦したり、流行の「とある部屋」に迷い込んだりと、さまざまなアクティビティも用意されています。

本記事ではそんな『Computer Repair Shop』のプレイレポートをお送りします。

まずは店の掃除からスタート!

本作のゲームプレイは、主人公がPC修理ショップの物件をレンタルすることからスタート。新しい生活が始まりますが、自分の家もない主人公はショップのあるエリアの安宿で寝泊まりすることになります。最低でも一日50ドルは稼いで宿を借りなければ、路上で寝ることになってしまいます。

とにもかくにも朝を迎え、レンタル契約を結んだ店へと向かいます。路地を超えて見つけた店の中には複数の人々が待ち受けており、こちらを見かけるなり殴ってくるという手荒い歓迎を受けました。あっ、これはお客さんじゃないな……。

気絶から目を覚ました主人公は店を取り返すため、近くにいたステロイドマンを護衛として雇うことに。雇用時のサービスとしてバットもくれました。さあ、いざリベンジマッチへ出発のときです。アテにしていたステロイドマンは一撃で倒されましたが、バットの力で相手を蹴散らして無事に店を取り返しました。

消すには惜しい。

その後は彼らが汚し尽くした部屋を掃除して、ついに新ショップが開店しました。最初はチュートリアルとして「盗品販売業者からPCを買ったら動かなかった」との依頼を受けます。PCの中身を見てパーツ構成を確認すると、どうやら電源が抜かれているようです。

タブレットから購入した電源を組み込んで無事に修理が完了。PCを郵便局で送って、最初の仕事が終了しました。しかし休んでる暇もなく、次はポルノ中毒のジョーさんが「サイト閲覧ができない!助けて!」と駆け込んできています。大丈夫なのか? この町……。ともあれ、新しい生活も順調な滑り出しで始まりました。

ポルノ中毒と自分で言える強さ。

良い仕事は良い評価につながる!

本作の「PC修理」では、最初に依頼人のPCをモニターに繋いで故障の原因を探る必要があります。故障しているのが電源だったら「そもそも起動しない」、グラフィックボードだったら「正常ではない画面が映る」、ストレージだったら「ブルースクリーンが映る」など、症状によって原因となるパーツを見分けられます。

故障しているパーツは修理スペースでスキャンを行い、問題箇所を修正すれば再び使用可能に。無事にパーツが揃えばPCは起動しますが、それだけでは安心できません。PCによってはパスワードがかかっていることもありますし、ウイルスに感染している場合もあるのです。そこで活躍するのが、さまざまなツールが入っているUSBメモリーです。

このメモリーをPCに接続することで、クラッキングや特定アプリのインストール、オーバークロック、不正なOS向けのキー取得などができるようになります。依頼はすべて作業中に確認できるので、それに従って修理していきましょう。しかしほとんどのPCが不正なOSですね。

複雑な依頼としては「『◯◯◯』というゲームを遊べる環境にしてほしい!」というものも。本作には“作中作”として様々な有名ゲームのパロディタイトルが登場し、それぞれ快適に遊ぶためのベンチマーク数値が設定されています。そんな依頼が届いたときには、プレイヤーはオーバークロックやパーツ交換でPCスペックを上げていく必要があります。

無事に依頼通りのPCを用意できれば、顧客から高評価を受けられます。ただしゲーム内のチュートリアルでは説明されていない部分も多く、慣れないうちは失敗して低評価を受けるかもしれません。タブレット内にヘルプがあるので、まずはじっくり読むのがおすすめです。

この最低な町で生き抜くために

PCの修理自体はそこまで難しくないので、ある程度ゲームのコツを掴めば経営は安定していきます。プレイヤーは宿代だけでなく店のレンタル代や電気代なども支払わなければならないため、とにかく最初は仕事を多くこなすことが重要です。

しかし、この町はどう考えても治安が最悪です。店に入ってPCを盗んでいく連中すら当たり前にいる始末。バットで対処もできるのですが、作業中にいつの間にか盗まれて弁償代を請求されるパターンが多いのです。店に近づいてきた盗人を銃で倒してくれる用心棒が用意されているので、彼を700ドルで雇うことをオススメします。

この町で生き抜くためには、お金が必要です。お金があればスタッフも雇えますし、プレイヤーのスキルを上昇させることもできます。瞬時にパーツのスキャンと修理を行えるリペアマスターを雇ったりプレイヤーのウェブ閲覧速度を上げるスキルをアンロックすれば、大幅な時間節約になり、一日に対応できる件数も増えていくでしょう。

お金の使い道はそれだけではありません。日々の疲れを休めるためにクラブへ行けばブラックジャックを楽しんだり、VRゴーグルでダンスを見ることもできます。心寂しいときはロボガールを買って店や宿に置くのもいいでしょう。さらに、店に遊びに来る猫のための家や餌も買うことができるのです。

用心棒を雇った瞬間に、このゲームは大きく世界が変わります。一日何人の盗人が銃で撃たれてるんだろう。修理作業中に聞こえてくる銃声も心地よいし、これで700ドルなら安い買い物だなあ。

100ドルじゃこんなものか……!

アクティビティや裏稼業も充実!

Steamストアページで「不正なコンピュータ修理工になって、ラムを盗め。マザーボードを燃やせ!」と書かれている通り、本作の楽しみ方はPCを真っ当に修理するだけではありません。いかにギリギリを攻めてお金を稼ぐかという方法も選べます。

例えば2つのPC間でパーツをやりとりすれば、購入するより安上がりで仕事ができるかもしれません。クラックツールで顧客の個人情報を得られれば、銀行口座にアクセスできるでしょう。というか極端な話、すべてのパーツを抜いて顧客に返品することもできます(窃盗での罰金は取られますがパーツは個別で販売できます)。

そして、本作の大きな要素のひとつにウイルス開発があります。USBメモリの専用ツールで作り上げた自分だけのウイルスを、修理したPCに感染させられるです。開発を続けて性能がアップして有名なウイルスになれば、やがて価値が付けられることもあるでしょう。開発には細かな技術ツリーも用意されています。

そのほかカスタマイズしたロボットカーでの対戦バトルや、バックルームを舞台にした探索といった要素も用意されています。これらは初期投資は必要ですが、修理以外でもいろいろな方法でお金を稼ぐことができるのです。

拡がるウイルス「supakun」

ここまで紹介してきた『Computer Repair Shop』。地道に稼ぐことも、イリーガルな稼ぎを狙うことも、地道でイリーガルな稼ぎをすることも実現可能なのが何よりも魅力であり、プレイヤー次第でビジネススタイルは大きく変わるかもしれません。

とはいえ決してコンテンツ量が多いわけでなく、ある程度稼いでしまえばスキルや従業員などは簡単にコンプリートできてしまいます。ロボットバトルやウイルス生成などある程度やり込む要素はあるものの、全体的にはコンパクトな作品という印象です。

ウイルスでPCのカメラをジャックしたりもできます。

また、日本語環境でプレイすると一部のフォントが異様に小さく表示されて読むのが困難です。依頼やTIPSなども小さく読みづらいことがあるので、何かしらの修正が入ればより遊びやすくなるのではないかと思います。



色々なアプローチは楽しめるが全体的にあっさりめな作品。イリーガルさは十分楽しめるスパ。





《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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