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のんびり穏やかボクセル建築ゲーム『SUMMERHOUSE』でGame*Spark編集部を建てようとしたのだけども!【プレイレポ】

もはや違法建築物ではないか。

連載・特集 プレイレポート
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今回はFriedemannが開発、Future Friends Gamesがパブリッシャーを担い、2024年3月9日にSteamにてPC(Windows/Mac)向けにリリースされたカジュアル建築ゲーム『SUMMERHOUSE』をご紹介します。

『SUMMERHOUSE』とは?

本作は、ボクセルアートで描かれた世界を舞台にのんびりと建築を楽しむ“ビルディングゲーム”です。オブジェクト設置周りに関する操作・判定が少々緩いので、がちがちに寸法を決めてきっちりきめ細かに建物をデザインする……というよりは、やや大雑把でもいい感じの形にまとまる、「アバウトな建築を楽しむゲーム」という印象。

もちろん基本はサンドボックス系のゲームシステムなので、作り込もうと思えば、どこまでも手を入れることが可能です。早速紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語

本作の操作系はキーボード&マウスおよびコントローラーに対応しています。個人的な好みですが、オブジェクト設置のやりやすさと、ショートカット利用頻度から前者のほうがプレイしやすかった印象です。

その他設定については、グラフィック、サウンドといったオーソドックスな項目が並びます。言語については日本語にバッチリ対応。特にプレイに支障が出るようなこともなく、丁寧な仕事がなされていましたね。

本編開始

さあ始まりました『SUMMERHOUSE』。トップ画面から「新しい家」を選択すると画面が切り替わり、ロケーションを4つの中から選ぶことができます。

各ロケーションは上下左右、そして奥行きにある程度の広さを持っており、建築はその範囲内で行っていくことになります。

ここは人によって意見が分かれるゲームの立ち上がり部分だと思います。というのも、特に説明もなくいきなり操作画面が始まり、何もない土地に放り出されて“さあ建築なさい”という流れだから。ここで「何をどうするの……?」と途方に暮れる方もいるはず。

幸い、各アイコンにマウスカーソルを合わせると機能やショートカットキーについて説明が表示されますが、公平に見ても流石にやや不親切よりのデザインだと感じます。

といつつも、個人的にはスキップできない演出やチュートリアルが大変苦手な「さっさと操作させてくれあとはこちらで学ぶぜ!」というタイプなので、本作のこういった部分については少々面食らいましたが、そこまで問題には感じませんでした。

そういう訳で、習うより慣れろをモットーに建築を始めてみます。いまは石材っぽいブロックを2つずつ積み上げて屋根を取り付けようとしているところ。

なるほど、画面左に並ぶアイコンはそれぞれ壁、屋根、扉、窓、装飾品、植物のカテゴリで、各カテゴリを右クリックすることでリストからオブジェクトを選択できるのですね。それ以外にもランダム表示や、コピー、やり直し、左右反転といった機能もある、と。

各カテゴリに含まれるブロックはそこそこ数が多く、これ以外にも特定条件達成によるアンロック式で「新規ブロック」が開放されていきます。これは狙ってアンロックするのが難しい部分かもしれません。

というのも適当にブロックを並べただけで解除されたり、ひとつだけポツンと設置しても解除されたりと、その条件がよくわからない……!あまり深く考えずに、アンロックされたらラッキーくらいの構えでいると良いでしょう。

ちなみにオブジェクト削除は、画面下のゴミ箱アイコンを選択してから、任意のオブジェクトにカーソルを合わせて赤く反応したら消すことができます。

一通り形になったら、画面右端にあるお天気と時間アイコンで景色を変えてみます。おお、夜になると窓に明かりがついてそれっぽくなりますね。

作った家は保存することで、いつでも建築の続きが可能。最大20個のセーブスロットがあるので困ることもないでしょう。とまあ、本作の基本的な流れと雰囲気についてはこんな感じであります。

ゲムスパ編集部を作ってみる

そろそろ記事も締めに入るかなというそんな時、編集長から「“建築ゲーム”ということなら、ぜひGame*Spark編集部を作ってくれ 」とムチャな振りをいただきました。

なるほど、面白い。せっかくなのでここからは、「Game*Spark編集部が置かれたビルディングはこんな感じであろう」という独断と偏見に基づいた建築をしてまいりましょう。

編集部は、時にはプロの目線で厳しく指導しつつも、筆者のあれやこれやの提案を基本的にはOKしてくれる懐の深い方々が多く、この記事が今こうして掲載されているということは「ゆ、許された……!(花の慶次)」ということです。許されてますよね……?

こうしてまず建てられたのがこちらのビルディング。ボロ小屋ではないかというご指摘……いや違うんです、画面右を見れば、ちゃんとゲムスパのテーマカラーにちなんだ青い掲示板も設置され、最新ニュースが張り出されています。

また少し左を見れば「TV HIFI」のなんだかそれっぽい文字がこれまた情報発信してる感を醸し出しており、左端の青いゴミ箱が何故かアンロック条件を満たしたので、どういう訳か鳩が鎮座ましますことになりました。以降はこの白い生命体をスパくんと名付けマスコットとします。

そしてなにより背景をご覧ください。高層ビルが立ち並ぶ都市部、まさに最新の情報を取り扱うメディアが拠点を構えるにふさわしい場所でありましょう。まあよく見るとこのビルディング自体の立地については若干デトロイトの裏路地と言いましょうか、土地代が安そうな感じですが……。

なんだかこのままだと怒られそうなので、もうちょっと整えて建築してみます。階を拡張し、テーマカラーにちなんだ水色系の装飾を施してみました。パラボラアンテナも設置したので情報発信してる感も補強されましょう。駄目ですかそうですか。

こうして始まった建築の迷走。怪しげな電波を受信して怪文書を垂れ始めたのだ……とかワケの分からない脳内設定を紡ぎつつオブジェクトを設置していた筆者。むかし大学受験の頃、かっこよさそうというただそれだけの理由で建築学科を選ぼうとしましたが、今こうして振り返れば、そっちの道に進まずに良かったかもしれません。

画像は、ブロック同士を丁寧に隣接させて建築するなんてお行儀が良すぎる……型破りなゲムスパ編集部にこそ相応しいのがこの斬新なビルディングはこれだ!と、深夜のテンションで思考が明後日の方向へ進みだした様子を端的に切り取ったものです。

上方へぐんぐん伸びていくゲムスパ編集部と、新規ブロックのアンロック。たしかこのとき筆者は「情報が上方へ云々」とつぶやきかけ自分の頭を張り倒していました。

そんなこんなで完成。木造建築を土台に始まったゲムスパ編集部は、機能美を突き詰めた先に芸術方面へ振り切れたデザインになりました。

壁に大量に張り出されたニュースや特集記事、屋上で優雅に茶をしばくのは編集長の姿でしょうか。ここで全体像をスクリーンショットにおさめたかったのですが、カメラがこれ以上うしろに引けない……!


一周回ってむしろこういう普通の建物のほうが「それっぽい」と気づいた筆者。

というわけで、この記事はここらへんで締めたいと思います。実際にプレイして改めて感じたのですが、本作は細かくこだわって建築していくというよりは、「だいたいこんな感じ」という具合でカジュアルにデザインされています。

特にオブジェクトの設置に関してはまさに「だいたいこんな感じ」を体現した操作性で、地面の判定なのか手前に移動させたいけれどギリギリ届かない、微妙に帳尻が合わないといったことがしばしばありました。しかしそれでも全体的な雰囲気が穏やかなので、個人的にはストレスを感じずのんびりと楽しくプレイすることができました。

迷走時代の名残を若干残しつつ……!

  • タイトル:『SUMMERHOUSE』

  • 対応機種:PC(Windows/ Mac)

  • 記事におけるプレイ機種:PC(Windows/ Mac)

  • 発売日:2024年3月9日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:580円(2024年3月23日まで464円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

ガチガチに固めた建築というより、アバウトに寄せて集めていく建築に楽しみを見出すゲームプレイだったスパね



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《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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