『Claw Machine Sim』は虚無ゲー?いえ、気づくと300回遊んじゃうクレーンゲーでしたよ…!【プレイレポート】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Claw Machine Sim』は虚無ゲー?いえ、気づくと300回遊んじゃうクレーンゲーでしたよ…!【プレイレポート】

現実のクレーンゲームもこれくらいアームに強さがあれば……!

連載・特集 プレイレポート
『Claw Machine Sim』は虚無ゲー?いえ、気づくと300回遊んじゃうクレーンゲーでしたよ…!【プレイレポート】
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今回はUnechte Sachenが、2024年3月29日にSteamにてWindows PC向けにリリースした物理演算クレーンゲーム『Claw Machine Sim』をご紹介します。

『Claw Machine Sim』とは?

本作は筐体を操作してクレーンゲームに興ずるシミュレーションゲームです。説明おしまい。

いや!ふざけている訳ではありません。本当にそれ以上のことはなく、我々プレイヤーは逐次投入(?)される合計202個のプライズ商品を黙々と回収していくのです。これは虚無ゲーですか?いやいや。では腰砕けゲーム?それもまた違う。

獲物に狙いを定めたら、絶妙なレバーさばきでクレーンをいざない、アームの隙間からスルリと零れ落ちる景品に一喜一憂する……本当にこれだけなのですが、シンプルなデザインを極めたが故にむしろ黙々と遊べる謎の中毒性がありました。

「不可能」の実績解除は、本当に不可能だと思いました。ほんとに。

筆者もいつの間にか「2個同時取り」を狙い始め、あえて複数回トライすることで景品の向きを整えてすくいあげるなどなど、何かの技術が研ぎ澄まされていく感覚を覚えたほどです。現実であれば懐が痛む回数はクレーンを操作したと思いますが……ともあれ早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語について

本作の操作はキーボードおよびマウスにて行います。どちらか片方だけ使用してもプレイに支障はありませんが、個人的にはアームをキー操作しつつ、カメラ切り替えや一部ボタンの押し込みをマウスクリックで行ったほうが手に馴染む印象でした。

その他設定については、オーソドックスな項目が並びつつ、アームの初期位置設定やアクションカメラのON/OFF、そして難易度の設定も用意されています。なお言語は、日本語にバッチリ対応。若干翻訳が怪しい部分もありますが、問題のない範囲だと思います。

本編開始

さあ始まりました『Claw Machine Sim』。現実世界であればワンプレイ100円といった金額がかかりますが、こちとらゲーム上のシミュレーション……臆することなく景品が取れるまで何度も挑戦してまいりましょう。

視点は画面右下のアイコン、マウスクリック、キー操作によって、筐体を回り込んで右側面からのカメラに切り替えることができます。

なお時代、場所によって様々かもしれませんが、本作で取り扱う筐体のアームは爪が3本……狙いを付けるためには前後左右の位置どりに注意しつつ、アーム軸まわりの角度にも気を配りましょう。

よく見ると筐体のアームやボタンがちゃんとこちらの操作入力を反映して動いており、こういう芸の細かい部分は個人的にグッドポイント。

ともあれ画面中央やや右側でナナメになっている「サメ」に狙いを定めて、いざアームを下ろします。

まずは小手調べということで取りやすい大きさのものを選んだという次第です。

(取れてない)

うん?

いやいや先程はちょっと前後の位置取りがズレてて狙いが外れただけで、こんな簡単な配置が取れないわけがありません。ほら御覧ください、ちょっとお茶目はありましたが、今はこうしてスクリーンショットのようにちょっぴりコールドがっつりホールドしてます。

(取れてない)

……………………。

オラァッ!

というわけで見事最初の賞品(プライズ)を取ることができました。サメ?知らんなァ(横暴)

各賞品には「スター」によってランクが設定されており、例えば上のスクリーンショットであれば、ブーブークッションが1ランクということですね。このスターが一定数集まるごとにレベルがあがり、賞品の種類がさらにアンロックされていく……というのが本作の基本的な流れになります。

なおサメは結局何度かトライして、最終的に設定画面から「レーザーポインター」をONにし、寸分違わぬエイム力でもぎ取りました。

卑怯とは言うまいな(葦名)

アームの強さについてですが、デフォルトだと結構無茶な掴み方でもそこそこ保持してくれるファンタジーよりな設定です。より高い難度を求めるプレイヤーの皆様におかれましては是非「現実的」のレベル設定を選択してみましょう。筆者は心が折れました。

話と設定を戻しまして……連続して賞品をゲットしていると、たまに「特別賞品」がランダムで出現することがあります。結構なレアモノで、3回リトライすると消滅してしまうため、片目をつぶってよーく狙うと良いでしょう。外れた?もう片方の目もつむりましょう(特車二課)

冗談はともあれ、筐体右下の「REFILL」カウントについて。これは賞品を取るたびに上昇していき、上限の5に淘汰するとボタンが明るくなり、押すことで追加の賞品を投入されます。

あとは小さなテクニックですが、ケース内の賞品の配置を変えたい場合はゲームを再起動すると良いでしょう。それまでのトライ回数と、取得した賞品、ケース内の賞品それらはセーブされますが、配置はロードのたびに変化するのです。

小ネタ繋がりで、話はまたさらに脱線しますが、筐体後ろの壁紙は自由に変更できたりします。そこで途中からスパくんの顔を置いてみることにしました。

うーむ、小憎たらしい。

さて、より命中精度(?)を高めるべく設定画面から「アクションカメラ」をオンにしてみました。アームが下がるときには視点がアーム側へと切り替わる機能で、より細かい位置調整のヒントになりましょう。

さっそくこのアカデミー賞みてえなオスカー像めがけてアームを下ろしてみます。既に2回失敗しているのでもう後がない状態。とはいえここまでガッツリ狙いを定めたんです。そう簡単に外すようなことはありえません。

あっ

(消失)

……………………。

このクレーンゲーム、物理演算が絶妙に機能しているため、賞品を掴んだアームがぷらぷら揺れながらフラフラと取り出し口に向かっているとき、いつ落下するんじゃないかと気が気じゃありません。

そして無事取り出し口に辿り着いたとしても、このように引っかかって詰みかけることもあります。

(行く手を阻むピンクサメ)

別の大きな賞品で無理やり押し込むことで解決しました。

たまにこういったゴリ押しが発生するのも、本作のちょっとした味だと思います。

そして気づけば300回以上もクレーンを上げ下げしている筆者。

最終的に100個以上の賞品をコレクションしていました。これもまた気づかぬうちに本作の魅力にハマってしまったのかもしれません。

(レベルはカンストしたものの、まだまだ未発見の賞品は多い)

ともあれ数百回プレイしても懐をいためることなく、クレーンゲーム体験は楽しめる本作……ソフトの通常価格も現実世界なら、だいたい10プレイ程度(仮に1プレイ100円として)ですし、ここはひとつコスパ良しということで手にとってみるのも良いかもしれませんね。

  • タイトル:『Claw Machine Sim』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC

  • 発売日:2024年3月29日

  • 著者プレイ時間:3時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:900円(2024年4月5日まで720円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

虚無ゲーかと思いきや、もくもくと遊んでしまう謎の中毒性があるスパね!



《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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