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「ゲームは新たな形のソーシャルメディア」、α世代はゲームを通じたコミュニケーションを重視する―LiveWireのレポートより

若い世代ほど、プレイアブル広告に抵抗がないことなども明らかになっています。

ゲーム文化 カルチャー

マーケティング企業のLivewireが、世代間におけるゲームのプレイ習慣を比較したレポート「The 2024 Next Gen Attention Study」を公開しています。

The 2024 Next Gen Attention Study

調査機関:Livewire
調査実施月:2024年3月
調査方法:オンラインアンケート
調査対象:イギリス・アメリカ・オーストラリアのゲームプレイヤー1,800名(各国で下記の3世代200名ずつ)
世代の定義:アルファ世代…6~14歳/Z世代…18~24歳/ミレニアル世代…28~39歳

アルファ世代は62%が週に5時間以上プレイ、大人のミレニアル世代はなかなか時間が取れず

調査によると、ゲームはすべての世代において映画、テレビや音楽鑑賞、SNSなどに勝り、もっとも遊ばれているエンターテイメントであることが分かりました。

もっともプレイ頻度が高いのはアルファ世代で、「毎日」「週に4~5回」がこの世代の70%を占めました。Z世代では55%、ミレニアル世代は54%という結果でした。

プレイ時間の長さを比較すると、アルファ世代の62%が「週に5時間以上」プレイしており、そのうち22%は11時間以上でした。Z世代は「週に3~4時間」がもっとも多く、この世代の3分の1を占めました。

ミレニアル世代が週に5時間以上プレイする割合はごくわずかで、31%が「週に1~2時間」、25%が「週に3~4時間」プレイ。残る約3分の1は、1週間あたりのプレイ時間が1時間にも満たない結果となりました。

若い世代ほどプレイ以外のアプローチや目的でゲームに親しんでいる

ゲーム内のプレイアブル広告やリワード広告については若い世代ほど抵抗がなく、アルファ世代はゲーム内の広告を好む結果となっています。

また、レポートは「ゲームは新たな形のソーシャルメディアである」としており、世代が若くなるほど『フォートナイト』や『Roblox』などのコミュニケーションを楽しめるゲームのプレイ比率が高くなることを示しています。

またゲームを遊ぶプラットフォームとしては、1位はモバイル端末で66%。2位はコンソール機(45%)、3位はラップトップ(31%)、4位はPC(26%)、5位はタブレット(25%)でした。

本レポートは、Livewire公式アカウントがslideshareで無料公開しています。

Livewire CEO Tom Simpson氏のコメント

アルファ世代やZ世代のような次世代は、私たちがこれまで見てきた世代とは異なります。ネイティブでゲームに慣れ親しんでいる彼らは、没入型/双方向型/プレイ可能なデジタル空間などを好みます。そんな彼らとどのように対話し、関わっていくかを考えれば(ゲームは)これまでのものとまったく異なる形にならざるを得ません。そしてそれは、核となるマーケティング・チャネルだけでなく、マーケティングの基本単位すら破壊されようとしているということでもあります。

《蚩尤》
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