
インディーゲーム開発者のConcernedApe(エリック・バロン)氏は、農場生活シミュレーション『スターデューバレー(Stardew Valley)』について、今後もアップデートを続けていきたいという考えを明らかにしています。
12年手がけてきたが「これで終わり」と言いたくない
これは、同氏がアメリカのNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)によるインタビュー内で回答したもの。インタビューでは『スターデューバレー』のゲームプレイに関して「ゆったりとしたペースで遊べることで、疲れるのではなく元気がもらえるユーザーが多いようだ」と説明しています。
また、多くのファンのおかげでゲームの成功や自身の夢が叶ったことに感謝の言葉を述べ、コミュニティからのさまざまな意見にはいつも注意を払っているとコメント。この喜びをファンにも返してきたいとする中で、同氏が作り上げた『スターデューバレー』の世界に恋してくれる人がたくさんいるという事実が何より大切だという喜びを語っています。

今も更新を続ける『スターデューバレー』が終了を迎える(=完成する)ことはあるのかという質問に対して、同氏は「常に最高のゲームを目指しているので、コンテンツが増えすぎてエンターテインメント性を損ねると感じたら止める」と回答しています。
さらに、開発期間を含め12年間続けてきた『スターデューバレー』は「これで終わりだと言いたくない」ゲームで、いつでも何かしらの要素を組み込みたい欲求があると説明。仮に50年後でもゲームに何かを追加するかもと話し、インタビュアーの「50年後はどうなってる?」という質問には「ものづくりを引退する気はないし、90歳になってゲームを更新したら面白いと思う」と話しています。


昨年12月から新作の開発進捗も報告
同氏は、2024年12月に現在取り組んでいるプロジェクト『Haunted Chocolatier』の制作進捗を報告しています。お化け屋敷とチョコレートづくりの要素を組み合わせた『Haunted Chocolatier』は2021年に発表しましたが、開発に関して『スターデューバレー』の1.6アップデートに注力するために一旦休止することが伝えられていました。
ブログ内では、開発中断の前にすでに『Haunted Chocolatier』の骨組みは完成していたと説明。次の作業は、この骨組みをしっかりと調整し、満足できるようなコンテンツの実装を行っていくようです。膨大な作業になるため報告は遅れるかもしれないものの、決してゲームを放棄したわけではなく、未完成なものではなく「完成したコンテンツ」ができた際に再び報告したいとしています。















