2025年5月22日、YouTubeチャンネルのBlackthornprodが制作を行うデッキ構築型ローグライト『The Lightning Struck Orphan』が配信されました。同YouTubeチャンネルは「700ドルのゲーム制作者育成セミナー」を開催しており、本作もそのセミナーの登壇者自身が約3カ月で制作したものとされています。
一方で、同作は最大同時接続プレイヤー数の低さがRedditなどで引き合いに出されていました。そのゲーム内容はどのようなものなのでしょうか。
割とありふれた感のあるデッキ構築型ローグライトですが、ブロックパズルと組み合わせてるのは新しい…かも

本作はSteamストアページに記述されている通り、『Slay the Spire』(以下、『StS』)ライクなデッキ構築型ローグライトです。画面左側にプレイヤーキャラクター、右側に敵が並び、画面下に手札が表示されるなどの画面格子構成は、ほぼ『StS』そのままです。

しかし、本作のオリジナリティとしては「カードの使用コストが単純なポイントではなく、ブロックパズルの組み合わせとなっている」ことでしょう。これにより、一般的な『StS』とは一味異なったリソース管理が必要となります。

カードに設定されたブロックをどうプレイヤーの空きスロットにはめ込んでいき、どうやれば敵を最も効率的に倒せるかと考える部分には今までの『StS』ライクにない面白さを認められます。
しかしながら、毎回いちいちマウスをドラッグ・右クリックで回転をしながらドロップするのはかなり面倒ですし、グラフィックも明度が暗くわかりにくいです。また、実際にプレイしてみて受けた感覚の範囲では、難易度調整も他の競合となる各種『StS』ライクなデッキ構築型ローグライクと比べると、かなりいい加減な印象がありました。

本作の制作過程のドキュメンタリーはYouTubeチャンネルのBlackthornprod内、「2 DEVS Make a GAME with COMMUNICATION!」という動画にまとめられていますので、ゲーム開発に興味のある方は見てみても良いかもしれません。
『The Lightning Struck Orphan』は、PC(Steam)にて580円で配信中です。日本語には対応していません。
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