
6月9日午前2時まで無料配布を実施中の『ボーダーランズ2』のSteamレビューが記事執筆時点で「圧倒的に不評」、セール中の『ボーダーランズ3』が記事執筆時点で「やや不評」の評価となっています。
「心配いらない」有名MOD製作者が冷静な呼びかけ
このSteamレビューの下落の発端は、Gearboxと2Kの親会社であるテイクツーによる2025年2月に更新された「利用規約」の詳細が5月になってユーザー間に広く知られたことにあります。その規約内容はテイクツーが「アカウント、パスワード、電話番号などの個人情報」を収集でき、「MODを禁止する」可能性が示されたことにファンが激怒。レビュー爆撃を始めました。加えてSteamにて、『ボーダーランズ』シリーズのセールと『ボーダーランズ2』の無料配布が実施されたことにより、さらに利用規約に関しての不評コメントが相次いでいる状況です。


海外掲示板redditでも、「本当に2KやGearboxがメールアドレスやクレジットカードなどの個人情報にアクセスし収集しているのか?ではなく、やろうと思えばできる、その権限を持っていることが大問題だ」と怒りのコメントが相次いでいます。
People are review-bombing the Borderlands games because Gearbox/2K made EULA changes?
byu/Noob4Head inborderlands3
この状況に対し『ボーダーランズ』MOD製作者EpicNNGさんは、Xにて「何千人もの新規プレイヤーが初めて『ボーダーランズ 2』をプレイするとなると、“TOS(サービス利用規約)はどうなっているんだ?”と聞かれるのは間違いないでしょう。」とした上で、「何も変わったことはない」と投稿。また、Apple1417さんもDiscord上で「最近、2Kの規約更新に関して多くの誤った情報や恐怖を煽るものがあります。安心してください、以前の利用規約と比べて何も変わった点はありません」「『ボーダーランズ』のMODには一切影響はありません、どうか心配しないで」とコメントしています。
掲示板では「過剰反応すぎる」「EULA(エンドユーザーライセンス契約)の変更点をざっと読んだが、他社の利用規約とほぼ同じ。ネット民が憎悪と嘘に煽られて、悪意の便乗レビューで騒いでいるだけ」といった見方をしている人もいますが、Steamへのレビュー荒らしはしばらく続きそうな様子です。
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください