
ゲーム機を含め様々なデバイスで給電に必要となるACアダプターについて、“電源タップを占有してしまうタイプが遥か昔から存在する”ことが話題となっているようです。
遥か昔から続くACアダプターのコンセント&電源タップ占有問題―最近のゲーム機では問題ないかも?
ACアダプターとは、ノートパソコンやゲーム機の電源ケーブルに付属している基本的に四角い形状の物体です。コンセントからの電気を変換する役割を持っており、デバイスとの接続ケーブルと電源ケーブルの間に挟まれたタイプもあれば、電源プラグと直結し、その先からデバイスとの接続ケーブルが伸びているタイプもあります。
後者のタイプはACアダプターが直接コンセントに繋がる関係で電源タップを占有してしまう場合もあり、X(旧:Twitter)にて“MacBookの公式電源アダプターが同タイプを採用している”との批判が話題に。それに対し、様々なレトロゲームを辛辣に紹介する動画シリーズ「AVGN」で“既に2007年の時点で問題視されていた”ことが注目を集めているようです。
「AVGN」ではセガの家庭用ゲーム機「Sega Genesis(日名:メガドライブ)」を紹介するエピソードで、本体に周辺機器「スーパー32X」と「メガCD2」を着けると合計で3つ分コンセントが必要になるだけでなく、それぞれの電源アダプターが“ACアダプターと電源プラグが直結した、かさ張るタイプ”である点を指摘。「もう2007年だぞ、何で奴らは(このタイプが)スペースを取りすぎるとわからないんだ?」として、“禁止されるべき”との見解を述べました。
本エピソードは2007年と執筆時点から15年以上も前のものですが、X上のユーザーからは“この問題が未だに解決されていない”ことを嘆く声が多く寄せられているいるようです。

ちなみに、2025年時点の現行コンソールを見ると、PS5やXbox Series X:Sは電源ケーブルのみのタイプを採用している一方、ニンテンドースイッチ/スイッチ2(スイッチ)はスリム寄りな形状ではあるものの、ACアダプターが電源プラグと直結したタイプを採用しています。

任天堂がWii UやWiiでACアダプターが電源ケーブルと接続ケーブルに挟まれているタイプを採用していましたが、同社の「ニンテンドー3DS」といった充電式の携帯ゲーム機はスイッチと同じタイプとなっているため、充電しながらデバイスを移動することによる断線リスクなどを考慮しての判断かもしれません。
なお、任天堂公式は初代スイッチの充電方法に本体付属のACアダプターを使うよう案内していますが、スイッチ2の充電方法では市販のものでも「54 W以上の出力ができるACアダプターであれば、プレイモードに関係なく使用できます」としています。スイッチ2を使っていて、ACアダプターのサイズが気になる方は、市販のものの使用を検討してみるといいかもしれません。








