セガは新作『クレイジータクシー:ワールドツアー』のSteamページにて、生成AIの開発補助ツールとしての活用を公表。これに対し、海外メディアや掲示板Redditでは、議論が交わされています。
開発補助ツールとして公表……が、揺れるコミュニティの反応

本作のSteamストアページにおける開示情報によると、セガは「ユーザーにより良いコンテンツを提供すること」を目的に、開発者がよりクリエイティブな仕事に注力できるよう、補助ツールとして生成AIを活用していることを明かしました。
あわせて、情報の透明性を確保するためか、ゲーム内に登場する出演者に関しては「AIを一切使用していない」ことも明記されています。
Sega Confirms And Responds To Generative AI Content In New Crazy Taxi Game: “Generative AI Was Used to Support Our Teams During the Development of Background Assets”
by
u/yourfavchoom in
NintendoSwitch2
海外メディアGame Informerなどは、このAI活用が主に「背景アセットの開発」をサポートするために行われたと報じました。
この公表を受け、海外掲示板Redditでは活発な議論が交わされました。肯定的な層からは「コードの自動補完やコンセプトアートの補助など、現代の開発においてAI利用は不可避」「リリースを早めるための賢い選択だ」といった声が上がっています。
一方で、否定的な層からは「本来クリエイティブの核であるはずのアートをAIに委ねるのは、アーティストへの敬意を欠く」「AI製の粗悪品を掴まされるのではないか」といった厳しい批判が相次ぐことに。過去に『紅の砂漠』などでプレースホルダーとしてのAI利用が物議を醸した事例を引き合いに出し、将来的な失職を懸念する意見も目立っています。
セガが取り組むAIガバナンスと組織的運用

今回の情報の透明化は、生成AIを使用する開発者にその詳細な開示を求める「Steam」のガイドラインを遵守したものです。加えて、セガは以前より独自のガバナンス体制を「CEDEC 2025」にて発表(ITmedia)するなど、組織的なAI運用の構築を進めてきました。
セガは社内に「生成AI委員会」を設立し、2024年4月から全社向けガイドラインを運用。同社の方針は「生成AI=悪ではなく、適切な範囲と責任の下で運用するための設計が大切」であり、データの権利関係や安全性が担保されたツールを現場の判断で活用する体制を整えているとしています。
『クレイジータクシー:ワールドツアー』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2を対象に2027年リリース予定です。















