
Activisionより2026年10月23日に発売予定の『Call of Duty: Modern Warfare 4』。Infinity Wardが開発を手がける「Modern Warfare」シリーズ最新作です。
発売に先駆けてベータテストが実施されており、今回筆者も一足先に本作をプレイする機会を得ました。
今回のベータテストでは、シリーズおなじみのスピーディなマルチプレイはもちろん、戦場そのものが変化する「Kill Block」や、キャッシュを巡って最後まで逆転の可能性が残る「Inflation」、新たな武器カスタマイズシステム、さらにキャンペーンの一部も体験できました。
本稿では、実際にベータを遊んで感じた『Modern Warfare 4』の魅力を紹介していきます。

倒すのも倒されるのも速い!テンポの良い撃ち合いは健在
まずマルチプレイヤーを何試合か遊んで感じたのは、とにかく戦闘のテンポが良いことです。
TTK(敵を倒すまでにかかる時間)はかなり短く感じられ、敵を見つけて狙い、撃ち始めればあっという間に決着します。もちろん、それは自分が倒されるときも同様です。少し油断すれば一瞬で倒されます。
ですが、ルールによりますが、本作では倒されてもすぐにリスポーンし、そのまま次の戦闘へ向かえるテンポの良さがあります。「走って、狙って、撃って、倒す」という『Call of Duty』らしい爽快感は本作でも健在です。

チームデスマッチ、キルコンファームド、ドミネーションといったシリーズおなじみのルールも用意されており、特にシンプルなチームデスマッチは、「とにかく敵を見つけて撃つ」という根源的な楽しさを短時間で味わえます。
確かに、本作では操作フィールなど細かな部分に違いもあり、シリーズをやり込んできたプレイヤーほど最初はギャップを感じるかもしれません。それでも、『Call of Duty』シリーズの対戦モードが持つ根本的な気持ちよさはしっかりと受け継がれていると感じました。

2ラウンドごとに戦場が変わる「Kill Block」
ベータで特徴的だった新ルールのひとつが「Kill Block」です。
基本的にはリスポーンなしのラウンド制で戦うモードですが、大きな特徴は2ラウンドごとにマップの構造とロードアウトが変化することです。
戦場の構造が変われば、当然ながら射線も変わります。「ここに隠れていれば安全」「この場所ならスナイパーライフルで射線を通せる」といった定石を覚えても、次の組み合わせでは通用しないことがあります。
さらに武器も固定ではありません。アサルトライフルやサブマシンガンを使うラウンドがあれば、スナイパーライフルを使うラウンドもあります。ラウンドごとに全く戦い方が異なる武器で戦うことになる場合があるのです。
そのため、最初から決まった強ポジションや得意武器だけに頼ることができません。

筆者は、アサルトライフルを使って戦うスタイルが好きなので、使用武器が強制されてしまうという理由から、Kill Blockはドンピシャに好みというルールではありませんでした。サブマシンガンならなんとか使えるものの、スナイパーライフルが来ると、まだ使い慣れている方のハンドガンに持ち替えて戦うことが多かったです。
そういうこともあり、このモードでは、さまざまな武器を扱う能力、固定されていない戦場で遮蔽物や射線を瞬時に把握する能力、そして味方や敵の動きを見ながら立ち回る能力。特定の武器やマップの知識だけではなく、プレイヤーとしての総合力を試されるルールだと感じました。

最後の最後まで逆転できる「Inflation」が熱い
もうひとつの新ルールが「Inflation」です。
こちらはマップに出現するキャッシュを集め、試合終了時により多くのキャッシュを所持しているチームが勝利となるルールです。

敵を倒すことでキャッシュを獲得できる一方、倒されれば所持していたキャッシュの一部をその場に落としてしまいます。そして落とされたキャッシュは、敵味方を問わず拾えるというルールです。ただ、筆者が何度かプレイした範囲では、すべてを失うわけではなく、ある程度のキャッシュが手元に残りました。
敵が落としたアイテムを回収するという意味では、おなじみの「キルコンファームド」に近い部分もあります。しかしInflationでは、プレイヤーがそれまでに貯めていたキャッシュ量によって1回のキルが試合全体に及ぼす影響が変わります。それによって、単純に敵を倒した数だけでは決まらないスリリングな展開が生まれるのです。
さらに、敵味方それぞれで最も多くのキャッシュを所持しているプレイヤーは「HVT(High Value Target)」として強調表示されます。敵のHVTを積極的に狙うのか。それとも、自チームのHVTを守るのか。あるいはそんなことは気にせず、どんどん前線へ突っ込んで敵を倒し、キャッシュを集めるのか。戦い方の幅は広いです。

そして、筆者がInflationで最も面白いと感じたのが、試合終了間際のオーバータイムです。通常時間が終了してもすぐには勝敗が決まらず、短いオーバータイムへ突入します。
この時間帯では一度の撃破やキャッシュ回収によって順位が大きく動くこともあり、それまで負けていたチームが最後の最後に逆転するケースもありました。
「もう勝敗は決まった」と思っていたところから、一気に戦況がひっくり返る。その瞬間はかなり熱く、今回プレイした新ルールの中で筆者が特に気に入ったモードです。

武器カスタマイズを手軽にしてくれる「GUNNY」
マルチプレイヤーモードといえば、武器のカスタマイズも欠かせません。
同じ武器を使い続けることで武器レベルが上昇し、新しいアタッチメントがアンロックされていきます。それらを組み合わせ、近距離戦向け、遠距離戦向け、反動を抑えた構成など、自分のプレイスタイルに合わせ銃をカスタマイズしていくのです。
こうしたシステム自体は珍しいものではありませんし、過去のシリーズ作にも同様のシステムは登場しました。しかし『Modern Warfare 4』には、この武器カスタマイズをさらに広げる新要素があります。

まずひとつが「GUNNY」です。
これは自分が求めている用途に合わせて、解除済みのアタッチメントから武器を自動的にカスタマイズしてくれる機能です。
例えばアサルトライフル「HAN 86」では、筆者が確認した際には近距離向け、バランス重視、長距離向けという3つの候補が用意されていました。
それぞれを選択すると、目的に合わせたアタッチメントが自動的に装着されます。もちろん武器レベルが低いうちは使えるパーツそのものが少ないため、完全な推奨構成を組めない場合もあります。それでも、その時点でアンロック済みのパーツを使って可能な範囲でビルドを組んでくれます。
「どのパーツを付ければいいのかわからない」というプレイヤーにはありがたい機能です。
一方で、ガンスミス画面を眺めながら「このパーツを付ければ反動を抑えられるけど、こちらを付けると取り回しが……」と悩むのもカスタマイズの醍醐味です。
自分でじっくり構成を考えたいプレイヤーは従来通りガンスミスを使い、サクッと実戦向きの構成を作りたいときにはGUNNYを使う。目的によって使い分けられるシステムだと感じました。

もうひとつの新要素が「APEX(Apex Attachments)」です。
これは武器を育成することでアンロックされる特殊なカスタマイズ要素で、通常のアタッチメントとは別枠で装備できます。
単純に反動や射程などの数値を調整するだけではなく、武器の挙動や役割そのものを大きく変化させるのが特徴です。

同じ武器を使えば使うほど選択肢が増えていく従来の楽しさに、GUNNYによる手軽さと、APEXによる大きな変化が加わったことで、「この武器をもっと育ててみたい」と強く思わせてくれる仕組みになっていました。
キャンペーンでは大規模な塹壕戦から原子力発電所へ
ベータではマルチプレイヤーだけではなく、キャンペーンミッション「Entrenched」もプレイできます。
『Modern Warfare 4』では韓国への全面侵攻をきっかけに朝鮮半島で大規模な戦争が発生し、韓国軍の若き兵士パクとその分隊が戦火へ投じられていきます。一方、おなじみのプライス大尉も独自の勢力を率いて別の戦いへ身を投じることになります。
今回遊べた「Entrenched」は、そんな朝鮮半島で繰り広げられる戦いの一場面です。
ミッション序盤は、塹壕を舞台にした大規模な歩兵戦から始まります。敵兵だけでなく多くの味方兵士も登場し、単独で敵陣へ突撃するのではなく、味方兵士と共に前線を押し上げている感覚がありました。その後は仲間と装甲車両に乗り込み、さらに戦場の奥へと進んでいきます。


やがて戦いの舞台は原子力発電所へ移り、施設の破壊を阻止するため内部へ突入します。
ここからは単純な銃撃戦だけではありません。
敵兵と戦いながら施設内部を進み、水中を泳いで離れた場所にあるバルブを操作したり、ジャンプやぶら下がりを使って施設内を移動したりと、次々に異なる展開が続きます。


ひとつの場所で長時間戦い続けるのではなく、怒涛の展開が連続するため、プレイしている間は息つく暇がほとんどありませんでした。
最後にはヘリコプターで発電所から脱出するところで、今回プレイできるチャプターは終了します。あくまで製品版キャンペーンの一部分ではありますが、このチャプターだけでもかなり満足感がありました。

CoDらしいスピード感はしっかり健在
今回ベータを一通りプレイして、大枠では「Modern Warfare」シリーズらしい手触りがしっかりと受け継がれていると感じました。
もちろん、移動や武器の感触をはじめ細かな違いはあります。シリーズを何百時間も遊んでいるプレイヤーであれば、そうした変更点がより気になるかもしれません。
一方、筆者がプレイして最も強く感じたのは、「走って、狙って、撃つ」という『Call of Duty』の根本的な気持ちよさは今回も健在だということです。

倒されたとしてもすぐにリスポーンして再び敵を探しに走り出すことができ、一試合終われば、「もう一回」と次のマッチを開始してしまう。
さらに今回は、毎回異なる状況への対応力が求められるKill Blockや、最後まで勝敗がわからないInflationといった新しい遊びも加わっています。
シリーズ経験者はもちろん、「『Call of Duty』は名前は知っているけど、しっかり遊んだことはない」というプレイヤーにも、このスピーディな戦闘の気持ちよさを一度体験してみてほしいです。

『Call of Duty: Modern Warfare 4』オープンベータは、日本時間2026年8月29日午前2時から9月2日午前2時まで開催中です。













