インディーゲーム『Gear Notes -ogre slayer-』の開発チームGraphicLatteは、初めてインディーゲームのパブリッシャーの交渉を受けた際に「パブリッシャーの開発費負担なし、宣伝のみでパブリッシャー側取り分90%」という契約条件を提示されたことを明かしました。
「これって普通なのか?」という戸惑いと相談相手の少なさが個人ゲーム開発者を戸惑わせる


『Gear Notes -ogre slayer-』は、GraphicLatteによるおとぎ話をベースとした和風アクションRPGです。複数のキャラクターを切り替えながら、多彩かつスピーディーなアクションが行えることを特徴としています。

そんな同作の開発者が、先日話題を呼んだ1年4カ月にわたるインディーゲームパブリッシャーとの契約交渉について言及し、同開発グループが初めてパブリッシャーから声をかけられたときのことを語っています。声をかけられたときは非常に嬉しかったとしながらも、その契約内容は「パブリッシャーからは開発費負担なし、宣伝のみでパブリッシャー側取り分90%、開発チーム側10%」というとんでもないものだったといいます。
しかしながら当時の開発チームにはインディーゲームのパブリッシャーについての知識もなく、「これが普通なのかな?」と思っていた部分もあったとのこと。なお、最終的には件のパブリッシャーとは連絡が取れなくなったということです。
個人・少人数のインディーゲーム開発では広報やストア運営、イベント参加やコスト管理など開発者のみでは手が回りにくい部分も多々あるのが現実で、そこに手を差し伸べてくれるパブリッシャーはありがたいし、パブリッシャーも慈善事業ではないので利益を考える必要があるのはわかるとしつつも、「どうか開発者を一方的な取引相手ではなく、一つのゲームを一緒に作り上げる対等な仲間として扱ってもらいたい」と同作の開発チームは述べています。
一方、先日話題を呼んだ張本人である個人ゲーム開発者のshigefusa29(SHIGEFUSA.WORKS)氏は9月8日に「なぜ(契約を引き延ばしにした)パブリッシャーの名前を出さないのか?」という問いに答えました。同氏は「ゲーム開発以外のことに時間を割く余裕がないというのが正直なところ」とし、もしパブリッシャー名を公表して法的措置となった場合に個人では手に負えないことを理由の1つとして挙げています。
また、shigefusa29氏もGraphicLatteと同様にパブリッシャーから声をかけられた際に「これって普通なのか?」と思い、誰かに相談して良いものか迷ったということを明かしており、「自分と同じような開発者が生まれてほしくない」という考えを改めて強調、もし「相談先がわからない」ということがあれば可能な範囲で相談に乗るし、信頼できる方や知識・経験のある方に繋ぐこともできると述べました。
また、shigefusa29氏とトラブルになったパブリッシャーについては東京ゲームダンジョン運営と情報共有されており、今後然るべき対応がなされる予定とのことです。









