誰とも会わない電子の海をひたすら漂い、自分だけの海域を開拓!自由でチルなオンライン漂流シム『電子漂流のはなし』プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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誰とも会わない電子の海をひたすら漂い、自分だけの海域を開拓!自由でチルなオンライン漂流シム『電子漂流のはなし』プレイレポ

電子の海を漂流しながら、自分だけの海と島を構築するオンラインシミュレーションゲーム。

連載・特集 プレイレポート
誰とも会わない電子の海をひたすら漂い、自分だけの海域を開拓!自由でチルなオンライン漂流シム『電子漂流のはなし』プレイレポ
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2026年8月6日、PC(Steam)向けに『電子漂流のはなし』が発売されました。本作は、電子の海を漂いつづけながら緩やかに繋がる、チルアウトなオンラインシミュレーションゲームです。

プレイヤーは、全てのユーザーと共有された100x100の電子海域を、のんびりと波に揺られながら、あるいは放置しながら、プレイヤーだけの海と島を構築していくゲームです。

目標や目的のない漠然としたゲーム内容、何の説明もない不親切なシステムなど、その見た目やゲーム難易度の全てが時代を逆行するかのような作品ですが、アイテム収集やクラフトなどのサバイバル要素と、自分のペースでまったり海洋冒険ができる、噛めば噛むほど楽しくなるスルメゲーでした。

本稿では、そんな『電子漂流のはなし』のプレイレポートをお届けします。

◆まったり電子の海を漂流!自分だけのエリアを開拓しよう

さっそく本編開始。まずスタート画面を起動すると、自分の名前を入力できます。とりあえず、我らがゲムスパのアイドル「SPAKUN」にしました。幸先良さそうですね。

次はスクリーンサイズと、ゲーム音量を設定します。本作は、ピクセルアートのビジュアルが牧歌的で素敵なんですが、アイテム取得音やクリック音など、サウンド面も非常に癖になる良さがありました。

そして最後は、プレイヤーの性別と、プレイヤーの分身である「船(イカダ)」の外見を決定します。船体やマスト、積荷のレイアウトが変更できます。

見覚えのある顔

ちなみに、一応プロフィールの編集も可能。なんとプロフ写真を自由にアップロードできたり、自己紹介文を書いたりできます。

筆者は、何だか見覚えのある憎たらしい顔のプロフ写真に設定しました。見かけても殴らないでくださいね。

スタート地点は一面に大海原が広がり、それ以外は本当に何もない、めちゃくちゃ心細い場所から出発。貧相なイカダ船がポツンと浮いているのが、なおさら孤独感を煽ります。

いったいここで何をすればいいのか?目的のよく分からない風景に、しばし戸惑っていると…

周囲にはさまざまな種類の漂着物が流れてくるので、それらを入手できます。たとえば「ドラム缶」や「オイル」は船の燃料になったり、「錆びた鉄板」や「発泡スチロール」などは、道具を作成する素材の一部になったりします。

こんな感じで、漂着したゴミやガラクタを収集していくのは、本作の楽しみの一つです。個人的に、このアイテムを取った時のサウンドがかなり好きです。

さて、とりあえずこの海域を探索していきましょう。メニューから「移動」を選択すれば、「東西南北」のボタンが出て、行きたい方角をクリックすると移動できます。

まずは北へ進んでいきます。進み具合は、座標軸で表されるため、イマイチ直感的に現在地がわかりにくい。それでも漂流していると……

新しい「コロネ」という海域に到達し、島を発見します。ここで一旦一休みすることにします。

このゲームは燃料や空腹、HPなど各ステータス値が設定されていて、徐々に減っていきます。なので漂流物を拾って食べたり、小魚焼きなど食料を合成したりして、こまめに体調を気にしておかないと、あっという間に死にます。のんびりしているようで、かなりシビアです。

また、モリや簡易コンロ、網といったサバイバルに役立つ道具も素材を集めて合成できます。

さらに、合成した道具を使って素潜りをしたり、釣りをしたり多種多様な「クエスト」が存在し、クリアするとお金と経験値を獲得できます。

その経験値を基にレベルアップすると、BPがもらえるので、そのポイントで「体力」を増やしたりアビリティを強化できるスキルツリーを使った成長要素もあります。

そしてなんと海には敵もいて戦闘になることも!近接攻撃か遠隔攻撃かを選び、さらには攻撃の種類まで選択できます。今遭遇したのは「灰蚊柱」で、船乗りの剛腕パンチを喰らわして撃退。

このように、「漂流→発見→開拓」というサイクルが本作の基本となっており、マイペースに海を漂いながら、自分だけの世界を形成していきます。

上記のように、やれることがふんだんに用意されているので、退屈しないし、ゆるくて刺激的なプレイが楽しめました。

そして個人的に面白いと感じたのが、本作ならではのオンライン要素。すべてのプレイヤーが同じ電子海域を共有していますが、大勢のプレイヤーが同じ場所に集まってワイワイ騒ぐ、一般的なオンラインゲームとはかなり雰囲気が異なります。

基本的には孤独で、広大な海をひとりで漂流します。しかし航海を続けていると、誰かが取得した海域や、他のプレイヤーが作った島など、「誰かがここにいた痕跡」と出会うことがあります。直接会話を交わさなくてもいいし、協力して巨大なボスを倒すこともない。

何ならまだ見ぬ他プレイヤーに向けて、ボトルメッセージも書くことができます。なかなかロマンチックですね。

この非同期的なゆるい繋がりこそが、まさに“チルアウト”なオンラインプレイヤーとして面白いと感じました。


『電子漂流のはなし』は、現在Steamにて600円で配信中です。

《DOOMKID》

心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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