
テンセント・ホールディングス傘下のMorefun Studiosが手がける、オープンワールド・モンスター収集RPG『ロコキングダム』。中国で16年以上の歴史を持つIPを原点とする本作は、初のグローバルクローズドベータテスト(クワックテスト)を、2026年10月27日(火)より開始する予定です。
今回Game*Spark編集部は、都内で開催された日本版発表会&体験試遊会を通して、魔法生物「ジニ」と旅をする『ロコキングダム』の一端に触れることができました。
本作の舞台は、ファンタジー系の雰囲気を持つカロシア大陸。プレイヤーはフィールドを探索し、そこに生息するジニと出会い、仲間にしながら冒険を進めます。

今回の試遊ではジニを使った戦闘のチュートリアルからプレイ。それぞれ属性を持つジニの相性や戦わせるジニの交換といった基礎はもちろん、防御スキルとバフ系スキルを扱うタイミングなど、戦略性の奥深さを感じさせてくれました。
『ロコキングダム』公式サイト“ジニ”との出会いが、次の旅の目的になる

フィールドで出会う魔法生物「ジニ」は、本作における冒険の相棒です。気になるジニを見つけ、捕獲し、育成して戦力に加えていく流れは、探索とバトルを結び付ける重要な要素。単に強い個体を集めるだけではなく、見た目や属性、戦い方の好みから“旅に連れて歩きたい一匹”を探す楽しさもありそうです。

捕獲・育成RPGでは、図鑑を埋める収集欲と、編成を工夫する戦略性が両輪になります。本作でも、ジニを見つけた瞬間の発見、仲間に加わった際の達成感、育成した一匹を戦闘で活躍させる喜びが、プレイを続けるモチベーションになりそうです。


広大なマップの移動中は、もちろんジニに搭乗することも可能。蜘蛛を思わせながらも愛くるしいジニや、狼やキリンといった動物型のジニなどにライドして先を進む旅路は、ただ目的地に向かうだけでなく「ジニとの触れ合い」も実感させてくれます。
ターン制バトルは、育てたジニの個性を試す場所

ジニを操るターン制バトルでは、行動を選択し、敵の構成や状況に応じて攻撃・スキルを使い分ける形式。アクション性が高いマップ探索時とは異なり、戦闘時には落ち着いて行動を考える駆け引きを楽しめます。

ジニの戦闘では「相性」「スキルのタイミング」「交換のタイミング」がとにかく重要。ただ弱点を突く攻撃を連打していても、交換されたり防御されたりすれば、アドバンテージは相手側に渡ってしまいます。

ゲーム序盤のストーリー上で挑むバトルでも、かなり本気の“読み”を求めてくるように感じました。そのため、相手がジニを交換するタイミングに合わせて弱点をうまく突くことができたときの感慨はひとしお。「ジニ同士の相性」は戦闘中に常時表示される親切設計でありつつも、愛着が湧いた仲間と共に戦う体験はかなりの遊びごたえが感じられました。

ちなみに『ロコキングダム』にはタッグマッチも用意されています。ストーリー上で挑めるこのタッグマッチでは、相手の「交換」に翻弄された結果、うまく敵のジニにトドメをさせない時間が続き、敗北を喫することに。


負けた相手はストーリー進行上の「重要地点」を守る門番。「これ、勝てなきゃ先に進めないのか……」と思ったのも束の間、どうやら“会話を無視して遠回りする”だけでも攻略可能な様子。乗り物として扱えるジニを召喚して、雄大な景色を眺めつつバサバサと飛行してもらい、あっという間に目的地に到着できました。


今回は最初から手持ちに飛行可能なジニがいましたが、今後の展開では「うまく地形を乗り越えられるジニを集める」という攻略の楽しみも生まれそうです。

現段階で試遊できた内容は限定的でしたが、ターン制だからこそ、ジニをどのように育て、どの技を持たせ、どの順で繰り出すかが問われます。お気に入りのジニを育てて旅に連れ出す“収集・育成の楽しさ”と、勝ち方を組み立てる“RPGの戦略性”をつなぐパートとして、正式サービス時により深く触れてみたい部分です。
『ロコキングダム』公式サイト開発チームに聞く『ロコキングダム』の冒険とオンライン要素

試遊後、Game*Spark編集部は開発元・Morefun Studiosで『ロコキングダム』のグローバルナラティブ兼ローカライズ責任者を担当する小野(シャオ・イェ)氏にインタビューを実施しました。ジニとの関係性やオープンワールドの設計、協力要素、日本版ローカライズへの考えを聞きました。
――開発チームとして、プレイヤーにゲームを始めて最初に味わってほしい『ロコキングダム』らしい体験とは、どのようなものでしょうか。

シャオ・イェ 『ロコキングダム』の世界には、自然に楽しめる無限のコミュニケーションが用意されています。丁寧に作り込まれたオープンワールドの中を他プレイヤーと共にシームレスに楽しめますので、その体験をぜひ味わっていただきたいです。
――本作ではさまざまな形で「コミュニケーション」を楽しめるとうかがっています。ジニとの交流、フレンドとの交流の魅力について詳しくお聞かせください。

シャオ・イェ ジニとのコミュニケーションにはさまざまな方法があり、大きいジニであれば上に乗って移動したり、小さいジニは抱きかかえて歩くこともできます。ソロプレイ時だけでなく、複数のプレイヤーでジニを愛でるアプローチについても注力しました。片方のプレイヤーだけがジニに抱えてもらうことも、2人でお気に入りのジニの上に乗って移動することもできます。このように、一緒にジニと冒険と探検を楽しみ、フレンドとも一緒に旅をしていくゲームプレイをぜひ体験してみていただきたいです。
また、本作にはハウジングシステムもあります。プレイヤーはそれぞれ自分の家を所有して好きなようにカスタマイズしたり、部屋でパーティを開くこともできます。そうやってフレンドと交流すると「願い星」という特別なゲーム内通貨を獲得でき、衣装やアイテムと交換可能となります。
――『ロコキングダム』がローカライズで大切にしている点や、日本のプレイヤーに特に注目してほしい魅力を教えてください。
シャオ・イェ 『ロコキングダム』は中国のIPであるため、中国語の固有名詞が多く、中国語で成立する「言葉遊び」に由来したネーミングもありました。もちろんそのまま日本語に訳するだけでは通じませんので「発音しやすく、特徴や相関性が分かるジニの名前」の翻訳には力を注ぎました。日本語ボイスも搭載していますし、本作のローカライズには非常に丁寧に取り組んでいますので、日本の皆さまもぜひ遊んでいただければうれしいです。
ジニと紡ぐ、自分だけのカロシア大陸

モンスターを集めること、強く育てること、広い世界を旅すること、そして自分の家で過ごすこと。『ロコキングダム』では、それぞれの遊びがジニとの出会いを中心に結び付いていました。
『ロコキングダム』は初のグローバルクローズドベータテスト「クワックテスト」を2026年10月27日(火)より開催予定で、現在公式サイトにて参加応募を受け付け中。リリースはPS5/Xbox SeriesX|S/PC(Steam/Microsoft Store/Epic Games)/iOS/Androidを対象としており、時期は未定です。

試遊で味わえた「ジニとの触れ合い」「親切設計ながらも奥深い戦闘」「“魔法学院”を中心としたストーリー」は、正式サービス後のカロシア大陸でどのように広がっていくのでしょうか。冒険を急ぐ人も、寄り道を楽しむ人も、好きなジニと一緒に自分だけの物語を作れる日を待ちたいところです。












