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仲間との連絡が途絶えた地下施設へ――約3時間で駆け抜ける2.5D特殊部隊ホラー『OZARK』プレイレポ

友達や家族と家で遊ぶのに適したホラーアクションです。

連載・特集 プレイレポート
仲間との連絡が途絶えた地下施設へ――約3時間で駆け抜ける2.5D特殊部隊ホラー『OZARK』プレイレポ
  • 仲間との連絡が途絶えた地下施設へ――約3時間で駆け抜ける2.5D特殊部隊ホラー『OZARK』プレイレポ
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時間に追われる現代社会。なかなか大作に時間を割けない……少しの時間でも満足できるゲームを遊びたい……と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回プレイレポをお届けする『OZARK』は、クリアまでのプレイ時間は約3時間。暗い地下施設を、武装した特殊部隊員として単独で進んでいき、敵の気配に警戒しながら、仲間との連絡が途絶えた謎の施設の奥を目指すゲームです。1人プレイのほか、ローカル協力プレイにも対応しています。

本稿の執筆にあたり、開発のALTER-BOYよりSteamキーの提供を受けています。

特殊部隊員として暗い施設を進む

本作は、2.5Dの横スクロール画面で特殊部隊員を操作するアクションホラーゲームです。行く手を阻む敵と銃撃戦を繰り広げながら人体実験などが行われているであろう施設の奥へ進んでいきます。

プレイしてまず印象に残ったのは、暗い施設を単独で進んでいく雰囲気です。

雨が降り注ぐ地上を進んで施設へ潜入し、暗く先の見えない通路を探索する。そこで雰囲気を引き立てているのが、足音などの環境音です。暗がりの中を歩く自分の足音に耳を傾けながら進んでいると、特殊部隊員として危険な場所へ慎重に踏み込んでいる感覚がありました。

また、敵との銃撃戦では、ひとりの隊員が大量の敵を倒していく爽快感も味わえます。暗い施設を慎重に進んでいたかと思えば、押し寄せる敵を次々と撃ち倒して突破する。探索中の不穏な雰囲気に加えて、銃撃で敵を蹴散らす気持ち良さも本作の魅力です。

本作は「ソファで一緒に遊ぶことを念頭に置いて作られた」とのことで、ローカル協力プレイにも対応しています。メインストーリーを2人の特殊部隊員として進められるほか、ゲーム内には対戦も用意されており、友人や家族とワイワイ遊ぶにも良さそうでした。

ただし、こうした銃撃戦の爽快感を楽しむうえで、操作性には気になる点もありました。

本作では、敵に狙いをつける際にオートエイムが働きます。狙う手間を省く仕組みですが、実際には狙いたい相手に照準が合わない場面が多く、思うように攻撃できませんでした。

一部の敵はかなり素早く走って接近してきます。目の前まで迫られるとなぜかエイムが機能しなくなることもあり、銃を構えていても反撃しづらい状況に陥ります。

また、自由に視点を動かせない点も戦闘の難しさに拍車をかけています。カメラは基本的に「寄り」と「引き」の構図に固定され、上下左右に動かすことはできません。そのため、画面外から攻撃を受けても敵の位置が分からず、反撃どころか状況の把握にも苦労しました。

爆発する缶とロープ降下、そして進行不能バグ

施設内には、撃つと爆発する缶があちこちに置かれています。流れ弾が当たっても爆発し、巻き込まれるとほぼ即死するほどの威力。敵との交戦中にはこちらも注意が必要ですが、うまく利用すれば強力な武器になります。

ただ、慌てているとオートエイムが爆発缶を狙ってしまうことがあります。敵を攻撃するつもりが缶を爆発させ、その爆風に巻き込まれる。周囲に気を配っていても、避けようがないと感じる場面がありました。

施設を進むとロープで降下する場面もあるのですが、降下中は視点を動かせず、武器も使えません。上や下に敵が待ち構えていると、攻撃を受けても反撃できず、状況によってはそのまま詰んでしまいます。

降下を始める前に敵の位置を把握できればよいのですが、視界が限られているため、危険を避ける余地が十分とはいえません。

さらに、今回のプレイでは進行不能バグに何度か遭遇。一度は地形にスタックし、二度目は必要アイテムが消失していたようでした。また、リスタートした際、目の前に敵がいる状態で再開し、UIが表示される前に再び倒されてしまったこともあります。暗い施設を進む緊張感が本作の魅力なだけに、こうした不具合でプレイの流れが断ち切られてしまうのは残念でした。


『OZARK』は、特殊部隊員として暗い地下施設を進んでいく雰囲気に惹かれる作品です。先の見えない場所を単独で探索するシチュエーションには、ホラーとしての手応えがあります。大量の敵が押し寄せてくる点などは友人たちと遊べばかなり楽しめると感じました。

しかし、オートエイムの狙いづらさや視界外からの攻撃、即死級の爆発、ロープ降下中に何もできない場面など、戦闘には気になる点が多くあります。進行不能バグも含め、今回のプレイでは雰囲気への没入を妨げる粗さも目立ちました。

S暗い施設を探索するホラーとしての魅力は感じられるだけに、まずは戦闘の操作性と不具合の改善に期待したいところ。また、日本語にも現状対応していないので、そちらに関しても今後に期待です。

『OZARK』はPC(Steam)向けに配信中です。

《ライター:タケダだいゆう,編集:みお》

ライター/ドット絵描きライター タケダだいゆう

ドット絵を描いてゲームを作るライター。趣味が増えすぎてゲーム制作の手が止まることが悩み

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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