9月22日にリリースされ、記事執筆時点でSteamにて「圧倒的好評」となっている衣装制作シミュレーション『Dressmaker』が、病気で夢を諦めた妻のため制作されたゲームであることが明らかにされています。
本格的なドレス作り体験

本作は生地選びからパターン調整、裁断、ミシンでの縫製、ボタンやリボンでの装飾まで、本格的な衣装制作を体験できるドレスクラフトシミュレーションです。布目の方向やバイアスカット、各ピースの調整が最終的な衣装の形を左右します。コットン、リネン、ウール、シルク、ベルベットなど多彩な生地から選び、スケッチブックでデザインを決め、トルソーにピン打ちして縫い合わせるなど本格的なドレス作りを体験できます。町の人々の注文に応えて衣装を納品し、評判を上げながらお店を経営。ネコをなでることも可能です。

病気で夢を諦めた妻のために―ゲームで叶えた衣装制作
開発を手がけたのは『フォートナイト』や『Terra Nil』に携わったJonathan Hau-Yoon氏と、芸術家で衣装制作愛好家のSabrina Becker氏。Sabrina氏は衣装デザインを仕事にすることを夢見ていましたが、結合組織障害であるエーラス・ダンロス症候群によってその道を断念せざるを得なかったことがGamePressで明らかにされています。
『Dressmaker』は、ゲームを通じて彼女が再び衣装制作の情熱を追求できるようにしたいというJonathan氏の想いから誕生。
「服はただ店で買う布だと思っていました。でもSabrinaから、服は経済、技術、文化、物語を語るものだと教わった。彼女の目が輝く様子を見て、その喜びに満ちた創造性を表現したかったんです」とJonathan氏は語っています。
プロトタイプが10万DL、暴力ゲーム専門スタジオが新レーベル立ち上げ
当初は小規模なサイドプロジェクトのはずでしたが、プロトタイプすら存在しない段階でオンラインで爆発的な反響を呼んだ本作。Jonathan氏は南アフリカのFree Livesに企画を持ち込みましたが、『Broforce』や『GORN』といった暴力的でコメディ要素の強いゲームを作ってきたスタジオでの売り込みは困難でした。
それでも諦めず、わずか3週間でプロトタイプを制作。これが10万ダウンロードを突破し、プレイヤーたちが自分の作品を次々と共有し始めました。この圧倒的な反応により、スタジオは新レーベル「Cozy Lives」を立ち上げてプロジェクトを進めたとのこと。
僕はクレイジーじゃなかった!
発売からすぐに開発費を完全回収。
「楽観主義は正しかった。僕はクレイジーじゃなかった!開発費を完全に回収できたので、他の人たちも愛してくれているという確信を持ってこのプロジェクトを続けられます」とJonathan氏は喜びを語っています。

『Dressmaker』はPC(Steam)向けに配信中です。











