Nostalriusは約1年前、『World of Warcraft』の初期バージョンを「バニラ(何も含まれていないという意味)」と称して、無料のエミュレートサーバーの運営を開始。オリジナルのパッチやコンテンツリリースを再現する、プログレッションサーバー的なサービスを行っており、80万登録を集めて、15万のアクティブプレイヤー数を獲得していました。
同コミュニティの報告によると、通知はBlizzard Entertainmentの代理人としてアメリカとフランスの弁護士から送られたものとのこと。Nostalriusならびにホスティング会社OVHに対して送付されたもので、全文は明らかになっていませんが、著作権侵害として訴訟の準備を進めている旨と、サーバーの閉鎖を求める内容だったと伝えています。
同コミュニティは通知を受け取った後、エミュレートサーバーの閉鎖を決定。現地時間の2016年4月10日23時00分に停止するとのことです。なお、本件に関してBlizzard Entertainmentからの公式な発表は行われていません。
Nostalriusは、ほぼ全面的に非を認めてサービスの停止を決定した一方で、「Nostalrius」サーバーを公式に認める、もしくは代わりのサーバーを設置するよう求める公開書簡を作成。署名サイトChange.orgにてキャンペーンを開始し、記事執筆時点では1万8000人以上の賛同者を集めています。この書簡は2万5000人の賛同者を募った後、Blizzard EntertainmentのCEOであるMichael Morhaime氏宛に送られる予定です。
エミュレートサーバーは昔から大いに議論されている問題のひとつ。昨年に『EverQuest』にて今回と同様のエミュレートサーバーを運営していたコミュニティと、開発元であるDaybreak Game Companyが正式な契約を締結するという、ユニークな出来事が起こっていました。
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