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ネコ人間が暴れ回る疾走感のあるラン・アンド・ガン!『ネコ人間ユージン』プレイレポ【東京ゲームダンジョン9】

カニソルジャーどもをぶっ飛ばせ!

連載・特集 プレイレポート
ネコ人間が暴れ回る疾走感のあるラン・アンド・ガン!『ネコ人間ユージン』プレイレポ【東京ゲームダンジョン9】
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2025年8月3日、浜松町にて東京ゲームダンジョン9が開催されました。本記事では、『ネコ人間ユージン』の試遊レポートをお届けします。

ネコ人間がド派手に暴れ回る!心地良い操作感のラン・アンド・ガン

本作の主人公はネコ人間のユージン。ネコ人間の名前通り、猫耳しっぽが付いていて、口もωの形をしています。なかなかキュートで愛らしいですね。

相棒のネコであるジョニーに通信でのバックアップをしてもらいながら、異次元から襲い来るカニソルジャーを撃滅する使命を帯びています。

激しい戦闘の合間に、ユージンとジョニーは軽口を叩き合うので、アクション映画を観ている気分になれました。

ゲーム自体はオーソドックスな2Dアクションであり、銃撃を主体にしたいわゆるラン・アンド・ガンです。

(Xboxコントローラー基準で)Aボタンでジャンプ、Bボタンで回避、Xボタンで射撃や近接攻撃、RTボタンでその場に立ち止まって細かく狙って撃つことができます。チュートリアルステージでは、街の風景である看板にまるで実在する広告かのように操作方法が描かれていたのも笑いました。

所狭しと敵キャラがわくので、雨あられと弾丸を叩き込んでやりましょう。

そこそこ歯応えがあり、戦車に轢かれるなどの即死トラップもあります。ただ弾丸をばら撒くだけでなく、注意深くギミックを回避する必要もあります(そして、主人公の死に様が意外とグロテスクでした)。

とはいえ、再戦までのテンポが早くチェックポイントも豊富にあるので徒労感はまったくありませんでした。

武器の種類も豊富で、試遊の範囲だけでも、火炎放射器、マシンガン、毒弾を入れ替えて戦うことができました。なお、近接攻撃は敵キャラと密着すると自動的に行ってくれるのが良かったです。

敵もケレン味たっぷりで、キノコとフジツボがくっついたようなクリーチャーから、カミキリムシの形のロボットまで色々と用意されています。

ステージクリア時にはミッションリザルトも表示され、まさしく往年の名作アクションをオマージュしたつくりになっていました。

試遊の時点でも、心地良い操作性と、目が覚めるようなピクセルアート、しっかりしたアクションの手応えが感じられる1本でした。これは……スゴいぞ!

今回、開発サークルのデスモフモフからネコ忍者コアさんにインタビューさせていただきましたので、その模様をお届けします。

――何人で作っていますか?

ネコ忍者コアすべて僕1人で作っていまして、音楽は2人に頼んでいます。だいたい、5年くらいは作ってますね。スクラップアンドビルドで、ああでもないこうでもないと言いながらやってます。

――どうして作ろうと思ったんでしょうか?

ネコ忍者コア90年代の横スクロールアクションが好きなんです。特にプラットフォーマーよりはラン・アンド・ガンで、リアルタイムでドハマリしてたんです。自分でも作れたらなあと思って作り始めました。

――参考にしたゲームはありますか?

ネコ忍者コアメガドライブの『ガンスターヒーローズ』や『エイリアンソルジャー』ですかね。あと『メタルスラッグ』。『魂斗羅』もありますが、あの作品は汗臭い感じだけど、本作はちょっとカワイイ系を意識しました。

――全体でどれくらいのボリュームを想定していますか?

ネコ忍者コア全体で11か12ステージになるかなと。

――現時点ではどういうところが課題ですか?

ネコ忍者コアまだ敵キャラの動きのパターンが甘いですね。あとは難易度調整ももっと細かくしていきたいです。

――いつ頃発売予定ですか?

ネコ忍者コア早くて来年ですが、なるべく締切を設けずに、納得いくまで揉みたいです。


すでに完成品と言っても差し支えないほどのクオリティでしたが、まだまだ高みを目指しているクリエイティビティに脱帽です! 新時代のラン・アンド・ガンが遊べる日を心待ちにしましょう。

『ネコ人間ユージン』は、PC向けに鋭意開発中です。公式サイトではデモ版も配信されています。

ライター:各務都心,編集:みお


ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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