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PC専用は最後?『Crysis Warhead』発表で気になるCrytekのプラットフォーム戦略

先日PC専用タイトルとして正式に制作が発表されたCrytekの新作 Crysis Warhead 、著作権侵害によるダメージでこれ以上PCタイトルは作らないと同社の代表が公に発言していた事もあり、今後のプラットフォームに関する動向が注目されています。NextーGenがCrytekにイン

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先日PC専用タイトルとして正式に制作が発表されたCrytekの新作Crysis Warhead、著作権侵害によるダメージでこれ以上PC専用タイトルは作らないと同社の代表が公に発言していた事もあり、今後のプラットフォーム展開に対する動向が注目されています。この問題についてNextーGenがCrytekのエンジンビジネスマネージャを務めるHarald Seeley氏にインタビューを行いました。


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NextーGen: 先日のCryteck社CEOのCevat Yerli氏によるPC専用タイトルを廃するとの発表について葛藤などはありましたか?

今後PC専用タイトルを開発しないとCevat(同社CEO)が発言した際、彼はCrysis Warheadについても認識していましたが、リリースについて明らかにするにはまだ早い状況でした。そして私たちにPCファンを失望させる意図はありませんでした。その後、様々な熟慮の末にCrysis Warhead制作の継続を決定しました。

しかし、私たちは単独プラットフォームの危険性に気づいており、今後開発する新しいタイトルはすべてマルチプラットフォームで展開されるでしょう。






NextーGen: Crysis Warheadでは著作権侵害に対する特別なアプローチは予定されていますか?

著作権侵害とコピープロテクトについては非常に心配をしていますが、さらに私たちはその次に起こる問題、特別なプロテクトによって楽しみが阻害されてしまったり、購入者に不便を感じさせてしまうような潜在的な問題に関心を寄せています。

この問題についてはまだ確定していませんが、注意深くあらゆるオプションを考慮しています。






NextーGen: Crysis Warheadのプレスリリースでは、CryENGINE 2の強化及び最適化されたバージョンで動作すると発表されました。オリジナルのCrysisよりもより広いスペックのPCに対応しますか?

はい、私たちはCryENGINE 2をコンシューマにも対応させるためにも、よりスケーラブルにする為の様々な強化を行っています。同時に、さらに高いグラフィックス設定でゲームを実行することについても強化を進めています。

ただ、私達はCrysisよりも低いスペックのハードウェアをカバーする他の有名なFPSタイトルの相対的なPCでの売り上げに深く注目しています。そしてCrysis Warheadのリリース近くまでCryENGINE 2の強化についてはお知らせする準備ができていません。そしてこれから先、PC専用タイトルはもう制作されません。


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やはりPC専用タイトルはCrysis Warheadで最後になるとの事、ただし"専用"でなくなるだけで、よりスケーラブルになりスペック的に上方へも対応強化されるとあれば、それはより良い事ではないでしょうか。

さらに興味深いのはプロテクトに対する取り組み、PC版のMassEffectやSporeでアナウンスされたSecuROMを用いた複雑なオンラインアクティベーションも大きな物議を呼んだのも記憶に新しく、こういったプロテクトの高度複雑化に対して軟化する可能性も示唆されており、Crytekがどういった着地点を見いだすのか非常に気になる所です。

様々難しい問題が山積みですが、Crysisのアナザーストーリーが改めてPCで楽しめるのは間違いのない事実、良いタイトルに仕上がる様に期待しつつリリースを楽しみにしたいと思います。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.next-gen.biz/index.php?option=com_content&task=view&id=10819&Itemid=2]Next Generation[/url] イメージ: [url=http://flickr.com/photos/overware/1551477586/]Flickr[/url],[url=http://flickr.com/photos/anwer/2048218458/]Flickr[/url])[/size]

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