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Steam Greenlightの新規採用10タイトルが発表。『Surgeon Simulator 2013』他

Steamユーザーの想いの強さが配信へ繋がる『 SteamGreenlight 』の第5回採用タイトルが発表されました。今回ゴーサイン(Greenlit)が出たゲームは10タイトル。ゲーム外ではペイントツール『Black Ink』とPC最適化ツール『Driver Fusion』が採用されました。

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Steamユーザーの想いの強さが配信へ繋がる『SteamGreenlight』の第5回採用タイトルが発表されました。今回ゴーサイン(Greenlit)が出たゲームは10タイトル。ゲーム外ではペイントツール『Black Ink』とPC最適化ツール『Driver Fusion』が採用されました。


さて、採用されたゲームを一つ一つ見ていきましょう。まず『Anodyne』。ジャンルはAction/Adventure,RPG。見るからにゼルダの伝説風ですが、BGMや映像から漂ってくる仄暗いムードが独特です。鎮痛剤(Anodyne)を過剰摂取していると見えてしまう精神世界といったところでしょうか。本作の開発者は2人組で、最近本作をBitTorrent検索サイトPirate Bayに流したことでコミュニティやプレスに注目され、票を集めました。


次に『Distance』。ジャンルはRacing/Arcade。スクリーンショットから一発で伝わるかと思われますが、『wipEout』シリーズや『F-ZERO』シリーズ、『Quantum Redshift』のような近未来系超スピードレースゲームです。ただし、車体にいささか不釣り合いにも見えるタイヤが存在しているのが印象的。本作はPCGamerにて2013年のベストPCゲームの1つに選ばれ、Kickstarterでの資金集めも順調に完了しました。Steamの紹介文によると「『Distance』は混沌と倒錯の街を走り抜ける、ブースト・ジャンプ・回転・さらに飛行もアリのユニークなサバイバルレーシングゲーム」。オーバーテイクとテイクダウンの区別がつかない方によさそうです。


3本目は『Evoland』。ジャンルはAction/Adventure/RPG。『ファイナルファンタジー』『ゼルダの伝説』シリーズあたりを基調としたようなゲーム作りが伝わってきます。8bit風のグラフィックと3Dの(おそらくPS世代『FF』を意識したであろう)グラフィックが混在しているのが特徴です。そのインパクトからか、わずか1ヶ月でのGreenlit入りとなりました。


Huntsman:The Orphanage』はジャンルAction/Horror。いきなり何かが飛び出てきてビックリ系のゲームが散見されるなか、いかにも起動するだけで背筋が寒くなりそうな雰囲気がトレーラーからも伝わってきます。おそらくキーとなる「スマホを介することで見えてはいけないものが見える」という発想自体はさほど斬新というわけではありませんが、全体の空気作りが秀逸です。採用の決定打となったのは多くのプレイ動画を投稿し、頻繁にファンの応えた詳細を明かしたこと。今後のGreenlight作品プロモーションの参考事例になりそうです。


Kingdom Rush』は打って変わってポップなカートゥーン調グラフィックが目にやさしいStrategy。タワーディフェンス系作品です。iOS版がすでにリリースされており、Metacriticのスコアは89。ぱっと見には新奇性のあるゲームに感じられないかもしれませんが、プレスとコミュニティの支持を獲得しており、IGNはRating 9とし、「2012年"最高"の一本と保証する」とまで評価しています。


やっと折り返し地点です。『Legends of Dawn』のジャンルはRPGと直球。ゲーム部分はここのところのトレンドの、というか『DiabloIII』に代表されるハクスラ風の、オープンワールドRPGです。ただしシングルプレイのみ。かなり複雑なカスタム要素があるようで、やりこみがいがありそうです。なお、滲み出る完成度の高さからか、Kickstarterで資金をほぼ倍増させています。ちなみにあまり関係ありませんがプロデューサーによるプロモーションムービー(Steamサイト開いて一番左)が印象的でした。


7本目は『Organ Trail: Director's Cut』はAdventure/Strategy/Simulation。昨年夏ごろすでにリリースされているiOS版の移植になります。いかにもなファミコン調グラフィックでありながらホラーぶりが伝わってくるゾンビサバイバルです。妙に赤痢(dysentery)が強調されていますが、これも終末もののお約束というやつでしょうか。なお、『The Oregon Trail』は1971年に登場した初代以降、数多くのプラットフォームでリリースされてきた定番シリーズで、2011年には3DS版も発売されています。本タイトルは、本シリーズのゾンビアポカリプス番外編にあたる作品です。


Receiver』はAction/Simulationで、ぱっと見はよくある探索FPSです。しかし、世にある多くのFPSがRキーまたはその他ボタン一つで神速のリロードを完了してしまうなか、銃のメカニズムや挙動にシミュレーター的要素を導入しているのが個性的です。フラッシュライトを構えながら銃撃することもできます。なぜかいつも満タンに装填されている弾倉に不平不満を抱えていた銃器ファンを納得させてくれるかもしれません。


そして『Surgeon Simulator 2013』です。ジャンルはSimulationで、何をシミュレーションするのかといえばタイトルにある通り外科手術。……手術ゲーについて記者の思うところを個人的に書き始めるとキリがありません。とりあえずPCゲームとしては一昨年リリースされた『Surgery Simulator』以来と思われるオペゲーです。ただ、かつての伝説的タイトル『Life & Death』にあったような異次元のグロテスクはなく、どちらかといえばコミカルな描写になっています。とはいえ臓器は臓器、苦手な方は要注意です。Steamの解説では「わいわいと楽しんでいる手の込んだゲームプレイ動画とデモでチャートを上り詰めた」とあるので、逆にとれば一人夜中にひっそりとプレイするのは被虐行為になりかねません。


最後に『War Thunder』。空戦もので公式のジャンルはAction/Massively Multiplayer/Simulation、そしてF2Pです。日本国内にも定量存在する空戦ファンを満足させるであろう高い完成度のグラフィックス、そしてマルチ対戦、フリーミアムと鉄壁の布陣です。あとは、具体的にどうお布施すればいいのかが気がかりなところ。

以上、これでもかというくらい大量のラインナップがGreenlitしています。楽しみにしていたあのタイトルがない!といった向きもあるでしょうが、この10本ならば溜飲を下げるには充分な材料です。Steam上ではすでにリリース済みから今夏発売までまちまちですが、いずれもそう遠い将来ということにはならないでしょう。

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※UPDATE: 記事初出時、『Receiver』のリンク先設定に誤りがありました。訂正してお詫び致します。コメント欄でのご指摘に感謝いたします。
(ソース: Steam Greenlight)【関連記事】精神内部で壊れた記憶を修復する一人称アドベンチャー『Ether One』トレイラー&ディテール
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《Gokubuto.S》

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