犯罪協力FPS『PAYDAY 2』続報、連続的なミッション・スキルツリー・武器購入など。発売日は恐らく夏【UPDATE2】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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犯罪協力FPS『PAYDAY 2』続報、連続的なミッション・スキルツリー・武器購入など。発売日は恐らく夏【UPDATE2】

4人組で各種犯罪に手を染めるFPS『PAYDAY 2』について、約1ヶ月半ぶりの続報です。2つほどの動画のほか、各海外サイトで情報が公開されています。様々な新要素が追加されており胸が高鳴ります。

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4人組で各種犯罪に手を染めるFPS『PAYDAY 2』について、約1ヶ月半ぶりの続報です。2つほどの動画のほか、各海外サイトで情報が公開されています。

まず動画から視覚的に読み取れる部分について。体力ゲージなどが一新されたほか、各種通知ウインドウも愉快なデザインへ変更。SWATアサルト時の警告は"KEEP OUT"テープ風に。不穏なムードは健在で、全体的にリッチになった印象です。

使用している武器はグロック17(的な銃)と、MP5(的な銃)。テクスチャが全体的に見直されているほか、マスクを装着するときのモーションも情緒的です。敵はいつも通りゲノム兵のごとく湧くSWATたち。特殊隊員は動画中で確認できたのはブルドーザーだけ(上掲2分40秒頃、倒した時に無線で前作と同様の通信が入っています)。前作からだいぶスリムになっています。


また、前作では決められた場所に置くだけだったバッグを投げられるようになっている模様。中身には相変わらず宝石やコカインなど金目のものほかに、死体も追加。ミッションについて動画中で確認できるのは、「宝石強盗」と「コカイン輸送」。前者は、『1』の"DIAMOND HEIST"とは趣が異なり、街中の宝石店を襲います。追加的なミッションとして"VLADの妻のティアラを盗め"と左上に表示されており、大目的達成以外にいくつかターゲットがあるようです。前作"DIAMOND HEIST"の隠しダイアモンドを一般化したような感じでしょうか。

ゲームに直接関係しそうな演出は原則的に前作を踏襲していますが、被弾時のエフェクトが真っ赤な画面へ変更されています。難度Overkill(あれば)以上では視認性の低下が死につながるかもしれません。

他に興味深かった演出としては、暗殺した警備員の死体をバッグに入れて1,000ドル獲得するシーンや、シャッターを下ろすシーン。後者はおそらくSWATのアサルトを遅延させられるでしょう。音楽は前作のノリと同様、脳に刻み込まれるミニマルで強盗スタートです。

1,000ドル相当のお仕事。

各サイトで紹介されている要素を要約していくと、まず目を引くのがレベルシステムの変更。前作はクラスごとに順番にレベルを上げていくだけでしたがこれを刷新。Mastermind(首謀者)/Enforcer(用心棒)/Technician(技術者)/Ghost(隠密)の4クラス、それぞれに4つのスキルツリーがあり、ツリーごとに6個のスキルがあります。そして、取得できるのは各クラスごとに19個まで。どれだけレベルを上げても20個のスキルを放棄することになります。つまり、ビルドの概念が導入されたということです。

それぞれのクラスの特色について。まずMastermindは市民を説得する能力などがあります。"Stolkholm Syndrome skill"(誤記?ストックホルム症候群スキルと思われる)なるスキルはおそらくこのクラスのもの。それにしてもよく思いついたものです。Enforcerは重装備で、高い攻撃力と防御力を誇ります。正面突破の華形になるでしょう。Technicianは、Silent Drill(おそらく音の鳴らないドリル、スニーキングプレイ時に効果を発揮する?)や、セントリーガンの設置ができます。前作でちょっと空気気味だったセントリーの調整が気になるところ。Ghostはその名の通り、気づかれることなく敵を排除したり監視を無効化したりできるようです。スニーキングで重要なクラスになることでしょう。

武器関連も大きく変化。前作では経験値に該当した獲得報酬が、武器を購入するための資金源になります。さらにMODを取り付けることで、目的別にカスタムが可能。前作にはそれほど武器に選択肢がありませんでしたが、今回はプレイヤーごとに個性が出るかもしれません。

25万ドル相当のお仕事。

前作ではDLC抜きだと6つだったお仕事は、30以上へ大幅拡張。長いキャンペーンにおいて、フェーズごとの結果が次のシーンへ影響を及ぼす仕様になりました。具体例として挙げられているのは、まず2つ目の動画にあったコカイン(COKE)。「コカインを奪う」フェーズから「コカインを売る」フェーズへ連続的に繋がるようです。(そしてたぶんまたPANIC ROOMです)。

もう1つは、「美術品を盗む」→「額縁に隠しカメラを仕込む」→「盗品を売りさばく」→「それをまた盗む」というマッチポンプ。恐らくは、きちんとカメラを設置できなければ最終フェーズで突入に苦戦するといった具合になるのでしょう。前作でもシーンごとの不確定要素はいくつかありましたが、それがパワーアップしたようです。

さて、非実在犯罪者予備軍の諸氏にあられましては気になるのがプラットフォームと発売日。これについてなぜか情報が錯綜しています。ComputerAndVideoGames.comでは今夏発売で、プラットフォームがXbox 360。EurogamerではXBLA/PSN/PCで今年後半(later this year)となっています。いくらなんでもXbox 360独占はありえないので、プラットフォームに関してはEurogamerが正確として、問題はリリース日です。どちらも正しいと考えると、夏かつ今年後半、つまり答えは7月か8月。いずれにせよ、今しばらくの忍耐が必要そうです。

※UPDATE (2013/03/13 03:20):
Overkill Softwareの公式Twitter直々にリンクされていたGamesBeatの記事によると、「PC版とPSN版はこの夏、もしかしたらXbox 360版も」とのこと。とりあえずSteamとPSNでは夏頃に遊べそうです。

※UPDATE 2(2013/03/13 03:40):
公式ティーザートレーラーが公開されました。


(ソース: CVG, Electronic Theatre, Eurogamer)
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《Gokubuto.S》
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