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海外レビューハイスコア 『Metro: Last Light』

PC/Xbox 360/PS3で2013年5月14日に北米発売となったサバイバルアクションシューター『 Metro: Last Light 』の海外レビューをご紹介します。独特の世界観と美しいビジュアルで注目を集めた『Metro 2033』の続編となる本作は果たしてどのような評価を受けたのでしょうか

PC Windows

GameTrailers: 91/100

『Metro: Last Light』は強力で夢中にさせる経験を生み出しており、全てが洗練されているものの、まだ幾つかの奇癖が残されている。世界は没入型ではあるが完璧ではなく、殺害された敵兵が背景に引っかかったり、幾つかのエリアでランダムにスローダウンするなど時々小さな異常が飛び出る。とは言え、本作は今年発売されるゲームの中でも美しく最もユニークなシューターの1つだろう。サバイバルホラーとアイテムをあさる要素がファーストパーションシューターのゲームプレイに融合し、あなたを離さない驚くべき雰囲気とかみ合っている。この世界はすぐに忘れる事ができないだろう。

GameSpot: 90/100

『Metro: Last Light』は銃弾をばら撒いて怪物と絶え間なく戦うゲームではありません。息詰まる雰囲気の中、恐怖がジワリジワリと骨まで染みこんでいきます。そして悪魔のようなミュータントにショットガンを向けた時、それまでの不気味な静寂が効果を発揮するのです。『Metro: Last Light』は物語、シューティング、スニーキングが1つになり、並外れた密着力で前作を上回る作品となっています。このゲームデザインの調和によって、1つの可能性が果てしない希望をもたらすほど引き裂かれた世界の痛烈な不調和生み出されています。
  • 長所
    • 驚異的な雰囲気はあなたを不安不安でいっぱいにする。
    • 喪失と希望を描く、驚くほど感動的な素晴らしいストーリー。
    • 素晴らしいペース配分は熱いアクションの前に緊張を構築する。
    • 地上の探索には恐ろしさと興奮がある。
    • 素晴らしい武器類は強力だが、強すぎるとは感じない。

  • 短所
    • 印象的ではないAI。
    • パフォーマンス問題。特にATIビデオカード。

Game Informer: 88/100
この続編は前作よりもシューターの要素が強くなっていますが、入り組んだ物語や創造的なビジョンは犠牲になっていません。マゾヒストなファンは前作の厳しい経験を再現した高難易度を評価するでしょう。しかしどのようなアプローチをとろうと『Metro: Last Light』の心を奪う世界の探検は本当に面白い。

Edge Magazine: 80/100
選択したジャンルの中で何かを試みようという開発スタジオの意欲は、際立った特徴を持つゲームを生み出した。狭いトンネルから廃墟と化した広大なオープンスペース、突発性の銃撃戦から忍び寄る恐怖、ステルスから人々とのやりとりまで切り替わる『Metro: Last Light』のペース配分は才能のない開発者だったらまとまりのないゲームになっていたかもしれない。しかし本作ではそれが他に類を見ない深さをもたらしている。その独特な魅力の代償として少々ぎこちない部分もあるが、トンネルの中で何が待ち受けているかを確かめたいという欲望は最後まで効果的な牽引力となっている。

IGN: 70/100

『Metro: Last Light』はロシアの視点からユニークに伝えられる大胆な終末ものFPSアドベンチャー。本作の設定と演出は強みであるが、10時間のキャンペーンの最後の3分の1はその前の部分と比べて弱い。『BioShock』のようにシングルプレイヤー中心のアドベンチャーを偉大にするものでなくとも、楽しいファーストパーソンシューターを求めているなら『Metro: Last Light』はあなたにぴったりかもしれない。ただ、幾つかの目立つAI問題や技術的な問題に遭遇する事を覚悟しておこう。
  • 長所
    • 素晴らしい設定。
    • 相当なプロダクションバリュー。
    • 探索すべき多くの理由。
  • 短所
    • 問題のあるAI。
    • むらのあるゲームプレイとストーリー。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


リリーストレイラー

PC/Xbox 360/PS3で2013年5月14日に北米発売となったサバイバルアクションシューター『Metro: Last Light』の海外レビューをご紹介します。独特の世界観と美しいビジュアルで注目を集めた『Metro 2033』の続編となる本作ですが、メタスコアはPC版が82(レビュー数: 39)、Xbox 360版が80(レビュー数: 15)、PS3版が83(レビュー数: 12)と、前作を若干上回るスコアを獲得しました。

オープニングミッション

レビューではAIの問題や幾つかの技術的問題が指摘されていますが、それでも前作譲りの世界観や雰囲気、没入感は多くのレビュアーから高く評価されています。開発途中でパブリッシャーが変更(されるというトラブルがあったものの無事発売に至り、高い評価を受けた事でデベロッパーの4A Gamesも胸をなでおろしているのではないでしょうか。

『Metro: Last Light』は国内でも『メトロ ラストライト』としてXbox 360/PS3版が2013年夏に発売予定となっています。
(ソース:Metacritic)

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《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

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