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GC 013: 『Tearaway(テラウェイ) はがれた世界の大冒険』のメディアセッションをレポート

主人公の住む紙の世界が崩壊しつつある、主人公は神様のような存在のプレイヤーにその危機を伝えに来るメッセンジャー、そんな世界観の説明から始まったPS Vita専用ソフト『Tearaway(テラウェイ) はがれた世界の大冒険』のハンズオフプレビュー

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主人公の住む紙の世界が崩壊しつつある、主人公は神様のような存在のプレイヤーにその危機を伝えに来るメッセンジャー、そんな世界観の説明から始まったPS Vita専用ソフト『Tearaway(テラウェイ) はがれた世界の大冒険』のハンズオフプレビューと開発者によるメディアセッションをレポート。

開発はあの『LittleBigPlanet』シリーズを世に送り出したイギリスの開発会社、Media Molecule、プロジェクトリーダーであるRex Crowle氏の静かな、しかし淀みない調子で会は進みます。『Tearaway』はVitaの中に存在する世界でプレイヤーはその様子をモニターを通して垣間見ることが出来る。また主人公の冒険は危なげでプレイヤーは常にその手助けをする神様のような存在になる。面白いのはその独特な手助けの方法で、Vitaに搭載されたハードウェアギミックを余すことなく使ったものになるのだとか。普通にスティックやボタン、画面や背面のタッチ機能で操作することは勿論、例えばマイクに息を吹きかけて障害物を吹き飛ばしたり大声を出して眠ったキャラを起こしたり、ジャイロを使って物を受け止めたり重力を操作して足場を動かしたり、或いはカメラを使ってゲームの中のキャラが欲しがっているものをキャプチャしてプレゼントしたり、とまさにVitaでしか出来ないVitaをフルに操作するゲームと言ったところでしょうか。

アクションは軽快、またアートスタイルも独特で面白く、ゲームと言うよりは現代アート作品的な味わいもあり作家性の高い作品に見えます。決して大ブレイクはないかもしれませんが、根強いファンのつく作風だと感じました。



正直なところノーチェックだった本作、話を聞きまた動いてる画面を見て、是非ともこの世界に触りたくなってしまった素晴らしいセッションでした。ハンズオフプレビュー後、早速さわりに行ってみようとgamescomメイン会場のSCEブースへ向かったのですが、一般公開も始まったこの日SCEブースはあまりの人で並んでもいつ入れるのか分からないと言うほどの盛況ぶり。列が通路にまで人が溢れる有様です。



実機を触るのは諦めてしょうがないので外からパチリ。



折角ここまで来たのに『Tearaway』を触ることが出来ず残念ですが、また小売店等でデモ機が出れば遊んでみたいと思います。海外では今年11月22日に発売が決定した本作、日本での発売日や価格などの詳細が待たれるところです。

余談になりますが、本メディアセッションが行われていたのはgamescomメイン会場に隣接されたホテルのバンケットルーム。SCEはそこを貸切りインディーズゲームの開発者らに提供し、彼らによる作品紹介やプレゼンテーションと熱心な意見交換会が行われていました。



規模の小さな開発会社がアイデアと熱意を込めた作品を持ち寄り、披露し合って熱い意見交換を行う様、またそれを観覧する熱心な聴衆を見ると海外のインディーズゲームの土壌の層の厚さと興隆ぶりを感じずにはいられませんでした。またSCEの企業メセナ的とも言えるインディー開発者への真摯な姿勢、献身的とも思える援助ぶりを見ると、決して上辺ではない、そしてビジネス目的だけでもない趣意を感じられました。

アイデア、センス、熱意ははあるが経済的なバックボーンがないために作品を発表出来ないクリエイターらのために一時的に投資して作品を完成させる、そしてそれらが世に出て多くのユーザーに認められることでPlayStationプラットフォーム、ひいてはゲーム業界全体の活性化と拡大に繋げていく、それこそがSCEの真意であり目指す到達点なのではないかと想見した次第です。
《パムジー》
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