TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー

東京ゲームショウ2013のビジネスデイ2日目のイベントステージでは、10月4日から放送開始のドラマ「ノーコンキッド~ぼくらのゲーム史~」の制作者によるトークイベントが行われました。

ニュース 最新ニュース
TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー
  • TGS 13:名作ゲームが実名で登場!ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコン・キッド」の舞台裏トークショー


東京ゲームショウ2013のビジネスデイ2日目のイベントステージでは、10月4日から放送開始のドラマ「ノーコンキッド~ぼくらのゲーム史~」の制作者によるトークイベントが行われました。登壇者はテレビ東京プロデューサーの五箇公貴氏、本作の原案・シリーズ構成をつとめる佐藤大氏、監督をつとめる鈴村展弘氏の3名。企画のきっかけや舞台裏の苦労話などが話されました。

まずプロデューサーの五箇氏が本作の紹介を行いました。主人公の渡辺礼治(田中圭)はゲームセンターを営む一家の息子。ゲームオタクの木戸明信(浜野謙太)やヒロインの高野文美(波留)との交流を通じて、1983年から2013年のゲームセンターの歴史を振り返るというテレビドラマとしては異色の作品です。



ゲーム会社の協力のもと、時代考証は入念に行っており、登場するゲームはすべて実物、実名。アーケードの基板までオリジナルのものを取り揃え、佐藤氏がいわく「ゲームに関しては本当に真剣に作った」そうです。原案をつとめる佐藤大氏は、『カウボーイビバップ』や『交響詩篇エウレカセブン』などの脚本で知られる脚本家ですが、田尻智氏が主宰した伝説的なゲームサークル「ゲームフリーク」出身。常にビデオゲームの世界を文化として捉えてきた佐藤氏は、本作では「ゲームセンター自体を主役にしたかった」と語っています。

佐藤氏が原案をテレビ東京に持ち込んだ後、扱うゲームタイトルについてのネタ出しが行われたそうです。また企画ブレーンとして「ゲームセンターCX」を手がける酒井健作氏が参加。企画者の年代はおおよそ一緒ですが、思い入れのあるゲームタイトルは人によって様々であるため、ネタ出しには非常に時間がかかったそうです。



毎回、異なるゲームタイトルを時代順に追っていく設定になっており、第一話は『ゼビウス』です。特に佐藤氏が思い入れがあるタイトルであり、裏ワザや音楽、世界観など、その後のビデオゲームがサブカルチャーと一体化するきっかけになったと振り返っています。監督の鈴村氏も『ゼビウス』には思い入れがあり、特に音楽が印象的だったそうです。あの音を聞くだけで、30年前の記憶がフラッシュバックするといいます。視聴者にもそういった過去の思い出を喚起する内容になればと、登壇者は語っています。



また当時のゲームセンター文化についてもドラマでは触れられるそうです。天井の蛍光灯がテーブル筐体に反射するのを防ぐために、ダンボールをかぶってプレイしたり、ゲームの攻略や都市伝説が流通していたゲーセンノート。その他にもドラマ内では直接言及はないものの、当時のカルチャーを知っている人をニヤリとさせるような小道具や仕掛けが多く登場するそうです。監督の鈴村氏は「ぜひともコマ送りで見ながら、いろんなツッコミを入れて欲しい」と語っています。ゲーム文化だけではなく、80年代の文化を再現した描写も多く、波留が演じるヒロインの高野文美はいわゆる「聖子ちゃんカット」です。また80年代のヒット曲や流行り言葉を使用したリアルな演出にも注目してほしいそうです。



役者陣に関してはすべてはまり役だったと、登壇者は振り返っています。3名の主演陣は若者ですが、撮影の空き時間に実際にゲームを行うほどのゲーム好きであったそうです。また豪華な脚本家、演出家、監督陣も様々な年代が参加しながらも、ゲームへの愛情を発揮しているそうです。それぞれ思い入れがあるタイトルや時代が異なることで、ドラマの展開は非常にダイナミック。最終的に2013年の現在に話がどうつながるのかは非常に興味深い見どころになると思われます。
《Shin Imai》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. Epic GamesストアにおけるPCゲーム無料配布の今週分は日本対象外―4月5日はSFRPG『アウター・ワールド』&アクションADV『Thief』予定

    Epic GamesストアにおけるPCゲーム無料配布の今週分は日本対象外―4月5日はSFRPG『アウター・ワールド』&アクションADV『Thief』予定

  2. “ゲーム中毒になったから”訴訟します!…米で相次ぐ訴訟に大手ゲーム会社反論「憲法に違反する」

    “ゲーム中毒になったから”訴訟します!…米で相次ぐ訴訟に大手ゲーム会社反論「憲法に違反する」

  3. 2023年ゲーム賞を席巻した『バルダーズ・ゲート3』が3,828円!『スーパーマリオRPG』『テイルズ オブ アライズ』もお買い得なゲオ店舗セールを現地調査

    2023年ゲーム賞を席巻した『バルダーズ・ゲート3』が3,828円!『スーパーマリオRPG』『テイルズ オブ アライズ』もお買い得なゲオ店舗セールを現地調査

  4. 『Risk of Rain 2』や『Vampire Survivors』などの開発が参加する謎のプロジェクト「iii initiative」が進行中―29日午前3時に新情報公開

  5. 賞金稼ぎRPGシリーズ最新作『メタルサーガ ~叛逆ノ狼火~』最新プロモーション映像公開!音楽はベイシスケイプの工藤吉三氏が全楽曲担当

  6. 『Hellgate』またもや復活!?ハクスラシューター『Hellgate: Redemption』発表―「やり残したこと」を生みの親自身による清算へ

  7. ユービーアイ新作FPS『エックスディファイアント』ふたたび延期か―海外の噂報道「難航の理由は『CoD』のパクリだから」はバッサリ否定

  8. Take-TwoがGearboxの買収を発表―『ボーダーランズ』フランチャイズの完全所有権を取得し新作を開発中

  9. 【PC版無料配布開始】釣りADV『Call of the Wild: The Angler』&ヒーローADV『Invincible Presents: Atom Eve』Epic Gamesストアにて

  10. 海外で物議醸す『バルダーズ・ゲート3』開発終了巡る陰謀論に開発元CEOが待ったをかける―「IP所有者に責任なし。彼らは最善を尽くしてくれた」

アクセスランキングをもっと見る

page top