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【今から遊ぶ不朽のストラテジー】『X-COM: UFO Defense』

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現代でも充分通用するレトロなRPGタイトルの魅力を紹介していく連載コーナー『今から遊ぶ不朽のRPG』ですが、今回はGame*Sparkで特集中の「燃えるストラテジーゲーム特集!」と連携した特別企画『今から遊ぶ不朽のストラテジー』として、1994年にリリースされた『X-COM: UFO Defense』をご紹介します。

■ カルト的な人気を誇る硬派なストラテジー

昨年リリースされた『XCOM: Enemy Unknown』のヒットで日本での知名度も爆発的に上がった『XCOM』シリーズですが、まずは、ゲームの概要について簡単におさらいをしておきましょう。

『X-COM: UFO Defense』はMythos GamesとMicroProse社によって1994年に開発されたSFストラテジー『XCOM』シリーズの第一作目となり、昨年、リブートとして登場した『XCOM: Enemy Unknown』のオリジナルに当たる作品です。

本作の舞台は、突如現れた異星人の攻撃により壊滅的な被害に見舞われる1999年の地球。プレイヤーは、エイリアンに対向すべく立ち上げられた国際機関組織XCOMを運用しながら、地球の危機に立ち向かい、そして彼らの侵略の真の目的を探る事になります。

細かな箇所まで設定された奥の深い運営パートや、シビアなゲームバランス、硬派なインターフェイスなど様々な要素がコアゲーマーに受け入れられ、日本ではあまり知名度が高くないものの、海外では続編やファンメイドのクローン作品が多数作られる程のカルト的な人気を獲得していました。

■ 今から遊ぶなら…

筆者も実はリブート版の『XCOM: Enemy Unknown』からシリーズに入門したので、オリジナル版は初挑戦。今回は実際に今からプレイしてみた所感を織り交ぜながらゲームの概要をお届けしていきたいと思います。

ゲームのプレイにあたって使用したのは、Steamから配信されている『X-COM Complete Pack』。14.99ドルの価格でスピンオフを含む計5作品を収録したパッケージで、入門用には最適なバンドルとなっています。尚、本パッケージに収録されているのはDOS版ですが、エミュレータのDOS BOXが初期から設定済みの状態で付属しているので、購入後は即ゲームを楽しむ事が可能です。

1つ注意点として、PC版は全篇英語表記となります。日本語でゲームを楽しみたい方はメディアクエストからリリースされているプレイステーション版を探してみると良いでしょう。

    Steam版: 4.99ドルで販売。もし続編シリーズにも挑戦してみたいのならば『X-COM: Complete Pack』の購入がオススメです。これに加えて最新作『XCOM: Enemy Unknown』を収録した『X-COM Collection』というパッケージも存在しますが、残念ながら国内からの購入は出来ません。

    PS版: 国内でも『X-COM 未知なる侵略者』としてプレイステーション版が発売されています。ロード時間やバグなどの問題もあるようですが、日本語でプレイしたい方はこちらを探してみましょう。

■ 超細かな“秘密基地運営ゲーム”

本作は、国内ファンの間では、「最高の秘密基地ごっこが出来るゲーム」と比喩される事もしばしば。『XCOM: Enemy Unknown』の運用パートは、初めから用意されている基地を拡張していくものでしたが、『X-COM: UFO Defense』では、まず地球儀を模した立体的な世界地図の中から基地の建設場所を自由に設定するところからゲームがスタートします。

この基地の建設場所というのがゲームの難易度を大きく左右する重要なポイントで、初プレイ時、何も考えずに日本の東京に本部を構えたところ、撃墜したUFOが日本の近海にことごとく沈んでしまい、物資の回収が一切出来なくなってしまうという事態に陥ってしまいました。


ゲーム開始直後のベース画面。
基地はUFOの侵攻に合わせて複数箇所に設置する事も可能です。


基地を建設した後は、必要な人員の雇用、スタッフ居住区の増強、戦闘物資の補充など、施設を拡張していきながら、エイリアンとの戦闘に備える必要があります。

基本的なゲームフローとしては、運用パートで基地の拡張や物資の調達を行い、世界各国に出没するUFOを撃墜。そしてUFOの墜落地点を調査し、未知の物資や死体、時にはエイリアンを生け捕りにして基地へ持ち帰り、彼らのテクノロジーを研究しながら更なる装備の開発を繰り返していくといった流れ。


ショップ画面ではアイテム、武器・弾薬の他必要な人員の募集も行う事が出来ます。
こういった細かいデータを眺めるのは堪らないというストラテジーファンも多いのでは?


UFOの撃墜もリブート版と大きく異なり、戦闘機インターセプターを手動で操作しなくてはなりません。UFOがレーダーの観測範囲内に出現した場合、地球儀上にその位置情報が表示されるので、インターセプターを直接その地点に派遣するという作業が必要となってきます。その際、搭載している装備や基地に帰還するための燃料にも気を使う必要があります。


赤い点がUFO、水色の点が自機の位置を表します。
非常に地味ですが、大西洋から接近したUFOを内陸におびき寄せた時の一枚です。


前述した通り、UFOを海上で撃墜してしまうと、調査をする事が出来なくなってしまうので、陸地へ誘導させたり、逆に海から上陸するところを待ち伏せしたりと、上手な立ち回りが要求されます。

ゲーム中は基本的に常に時間が進んでいるので、時期によっては、エイリアンが頻繁に目撃される地域とそうでない地域で差が開いてきます。そんな時は、グラフの地域別、国別エイリアン活動情報を参考にしながら、駐在している戦闘機をパトロールに向かわせると効果的。

今回のプレイでは北アフリカで大量のUFO目撃情報が寄せられ、調査を行ったところエイリアン基地を2つも発見するというシーンも。


1999年1月から北アフリカで大量のUFO目撃情報が寄せられているのが確認出来ます。


■ エイリアンは容赦無し!超シビアな戦闘バランス


スカイラウンダーでUFOを撃墜すると、不時着地点の調査を行える様になります。


UFOを撃墜したらいよいよ、墜落地点の調査が始まります。ここでは、ターンベースストラテジーパートに切り替わり、最大12人のXCOM隊員を操作しながら危険な戦闘を行っていく必要があります。

戦闘バランスはかなりシビアな設定です。リブート版『XCOM: Enemy Unknown』も中々の緊張感がありましたが、コツを掴むまでは体感で10倍以上の難易度と捉えてもよさそうな程。

基本的に敵の攻撃は1回当たると死亡というバランスなので、装備品の整わない序盤はかなりの苦戦を強いられる事が必至。こちらの攻撃が全く当たらず、為す術もなく全滅。敵を発見した瞬間に反応射撃で撃ち負け。エイリアンの精神攻撃で乗っ取られた仲間が発狂して隊員を撃ち殺してしまうなんて事も日常茶飯事です。


隊員が降りる輸送機の前で張っていたサイバーディスク。のっけから大ピンチ。


一度死んでしまったキャラクターは二度と復活する事は出来ないので、常に死と隣合わせの緊張感が付きまといます。輸送機からユニットを降ろした瞬間に狙い撃ちにされたり、酷い時には開始直後にランチャーで全滅させられる様な理不尽な展開もしばしば。隊員は基本的に使い捨てと考えて、いくらでも補充することは可能ですが、このゲームバランスをどう捉えるかでも本作の評価は変わってくるでしょう。

戦闘は、味方のユニットを全て行動させた後に敵のターンという一般的なターンベースストラテジーのシステムが採用されていますが、1つ特徴的なシステムとして、敵を肉眼で発見するまで相手の動きを一切チェックする事が出来ないという点が存在します。

勿論、周囲を探索して、敵を目視するまでは相手の動きを予想する事も出来ません。この間、音声だけは再生されるのですが、真っ暗な画面で流れる移動音や悲鳴は、シビアなゲームバランスと相まってかなりの緊張感を演出してくれます。尚、スクリーンショットだけだとイマイチ伝わり難いかと思いますので、動画を用意しました。




墜落したUFOのパーツや生捕にしたエイリアンを基に新技術を研究していきます。


墜落したUFOやエイリアンの死体から、彼らのテクノロジーを持ち帰り更なる技術研究を行います。最初は大きな戦力差ですが、少しずつ相手の技術を盗むことによって、立派に対抗出来る様になっていくのです。

■ 海底が舞台の続編やアクションをフィーチャーしたスピンオフも

日本向けにローカライズされているシリーズは、本作、『UFO Defense』と『Enemy Unknown』、そして先月リリースされたばかりの『The Bureau: XCOM Declassified』のみですが、海外ではそれ以外にも様々な『XCOM』タイトルが発売されているので少しだけご紹介。


X-COM: Terror from the Deep
舞台を地上から海底へ移したシリーズ第二作目。基本的なシステムやゲームの流れは『UFO Defense』と変わらず、拡張パックの様な位置づけ。戦闘機インターセプターが潜水艇に変更されていたり、海中に合わせた新装備、エイリアンに加えて、オリジナルよりも神秘的なマップが多数登場します。



X-COM: Apocalypse
ストラテジーシリーズとしては3作目に当たる『Apocalypse』。DOS作品ながら、Windows95登場後の1997年リリース作という事もあり、グラフィックやシステムが格段に向上しています。ベースの運営も、『シムシティ』シリーズの様に広大な土地で行う様になり、従来までのターンベースに加えて、リアルタイムバトルも導入されました。



X-COM: Enforcer
本編シリーズの世界観を基にしたTPS作品。ハイスピードなゲームプレイと爽快なアクションが特徴。個人的には『Quake』や『Warhammer 40000 Space Marine』、『VANQUISH』のファンにオススメしたい作品。ただのスピンオフと思いきや、中々細かく作りこまれており、グラフィックも今プレイしてもそれ程荒く無いので、TPSファンは要チェックです。



X-COM: Interceptor
本編に登場する戦闘機インターセプターをフィーチャーしたスピンオフ。レーダーでUFOを探すというストラテジー要素とリアルタイムのスペースシューティングを融合させた作品です。こちらも本家同様中々難易度が高いので、歯ごたえを求めるコアなゲーマーは一度チェックしてみると良いでしょう。



X-COM: Enemy Unknows
本文中でもご紹介した、シリーズのリブート『X-COM: Enemy Unknows』。初代『XCOM』以来の日本語ローカライズも行われ、世界中のゲーマー、メディアから大絶賛を浴びた成功作。基本的なシステムは『UFO Defense』と同じですが、グラフィックの向上は勿論の事、操作性やバランスが大幅にリニューアルされ、シリーズの入門としては最も遊びやすいタイトルとなっています。まだプレイした事の無い方は是非とも、今回の『UFO Defense』と比較しながら遊んでみてください。



The Bureau: XCOM Declassified
先月リリースを迎えたばかりのスピンオフシリーズ最新作。TPSとしては『X-COM: Enforcer』以来となり、RTSとTPSを組み合わせた様な、戦略とチームプレイを重視した独特のシステムが特徴です。


そして、今年11月には『XCOM: Enemy Unknown』の初となる大型拡張パック『XCOM: Enemy Within』が登場します。本作では、扱えるユニット、アイテムや武器、追加マップ、アビリティー、更に遺伝子操作など新要素が多数フィーチャー。拡張パックと言えどもそのボリュームは“ほぼ別のゲーム”といえる変化をもたらすそうです。

『XCOM』シリーズは、地味なインターフェイスや、取っ付きにくいシステムで見た目の印象は決して良いタイトルではありません。しかしながら一度のめり込めば辞めるタイミングを掴めない程の中毒性を秘めている作品でもあります。基本的なコツさえ掴めば、そこそこスムーズにゲームを進行させる事ができ、冒頭でも述べた通り、筆者は初代『XCOM』は初プレイだったものの、個人的にはリブート版では省略されてしまった、ストラテジーパートの細かな設定はかなりツボでした。

理不尽ともいえる戦闘バランスや運用の資金繰りなど、全体の難易度はかなり高いものの、ストラテジーファンや『Enemy Unknown』を遊び尽くした方は是非とも挑戦してみてください。


今回のプレイではSteam版を使用しました。
《FURUKAWA》

評価の高いコメント

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