2010年にValveより無料でリリースされSteamにて話題となったトップビューシューター『Alien Swarm』。無料であることに加え能力の異なるクラス制度や戦略的な協力プレイが魅力的だった同作ですが、その『Alinen Swarm』と同様のアイディアを持った新作トップビューシューター『The Red Solstice』が現在開発中です。
人間を奇妙な生命体へと変異させてしまうウィルスの流行感染によって2060年に地球が滅亡し、火星のコロニーが人類最後の住処となってから117年後。人類が居住するためテラフォーミングが進められている火星が本作『The Red Solsitce』の舞台です。プレイヤーは「The Eysium Corporation」に所属するエリートマリーンの1人で、「The Red Solstice」と呼ばれる常軌を逸した嵐により連絡が途絶えてしまった通称「The Capital」こと「Tharsis」コロニーへ向かい調査を行うことが目的となります。
『The Red Solstice』はシングルプレイヤーだけで無く最大8人のプレイヤーにて協力プレイが行える見下ろし視点のタクティカルサバイバルゲーム。自動生成されるマップをリアルタイムで仲間と協力して進んでいくこととなり、ミッションを進める毎に強大に成長していくモンスターの大軍達に立ち向かうため、仲間との戦略的なチームワークやアイテムの回収などが求められます。
本作最大の特徴となるのが8種類ものプレイヤークラスがスーツという形で用意されている点。それぞれのクラスは概要を読んでいるだけで胸躍る独自の能力やアビリティを有しており、また最大8人のプレイヤーがそれぞれの役割を担うことでカチリと噛み合うような戦略的チームワークを発揮できるのが本作のコアの要素となっているようです。
- Assault: 中程度の火力と機動性と装甲を持ち、どんな環境でも敵に対処できる万能ソルジャータイプ。偵察、交戦、支援攻撃など様々な活動が可能で、スーツの左腕には敵を寄せ付けずに釘付けにする強力な火器が組み込まれている
Heavy Support: 長時間にわたり膨大なダメージを与えるためのスーツ。膨大なクリップ容量や重度のリコイルを抑えるためのサスペンサーといったをスーツ機能を有するが、一方で移動スピードは最も遅い部類に入る
Recon: アーマーと戦闘力は最低限のレベルながらも最も素早く移動できるスーツを着込んだクラス。体力の向上と共に様々なスピード強化に関する機能を有しており、パーフェクトなスカウトとして活躍できる。サプライを収集する役割も持つほか、砲撃や空爆支援を要請できる唯一のスーツでもある
Marksman: 長距離レンジのスナイパーライフルで単体の敵に強力なダメージを与えるスーツ。着用しているスーツはReconと同様のスペックで、ナノネットやトラップなどを使用して敵を罠にハメることが可能
Demolition: 様々な爆発ダメージを与えることに特化したスーツ。尋常ならざる爆発を発生させるデバイスから様々な起爆装置まで多種多様な爆発物を取り扱うことが出来る。爆発ダメージは通常の弾丸が通らないような敵にも有効
Terminator: 最先端技術の粋を集めて作られたスーツ。環境に適応するためのAIが搭載されており、さらにテレポートやプラズマガン、オートキャノンなどを有し、エネルギー操作とスーツの機能による様々な手段で敵を無力化できる。一方で実験段階のスーツでもあり、過度な酷使は注意するよう促されている
Hellfire: 追加の冷却システムにより火炎放射器の使用に特化したスーツ。スーツには追加の装甲機能も有しており、近距離の攻撃に特化しているものの多数の敵を一度に焼き払うことが可能
Medic: 唯一傷を癒やすことが出来るスーツ。様々な戦場での傷や毒に対応するための機能を有しているほか、覚せい剤によりチームメイトの射撃精度や移動スピードを強化することが可能。戦闘能力は低い
クロアチアのインディーデベロッパーIronwardが手がける『The Red Solstice』はすでにSteam Greenlightを通過しており、現在はKickstarterにて5万ドルの開発資金獲得を目指すクラウドファンディングキャンペーンを実施中。対象プラットフォームは現時点でPC、可能であればMac/Linux/タブレットおよびコンソールが対応される模様で、2014年8月にもリリースが予定されています。