モバイル版『Dungeon Keeper』英国での広告に「まった!」― Freeという説明は誤解を招く | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

モバイル版『Dungeon Keeper』英国での広告に「まった!」― Freeという説明は誤解を招く

iOSおよびAndroidでリリースされているダンジョン運営ゲーム『Dungeon Keeper』。オリジナルであるPC版はダンジョン運営の決定版として、今なお語り継がれる名作となっています。そんなモバイル版『Dungeon Keeper』ですが、英国にて本作の広告に異議申立てが行われました。

ニュース ゲーム業界
iOSおよびAndroidでリリースされているF2Pのダンジョン運営ゲーム『Dungeon Keeper』。オリジナルであるPC版はダンジョン運営の決定版として、今なお語り継がれる名作となっています。そんなモバイル版『Dungeon Keeper』ですが、英国にて本作の広告に異議申立てが行われました。

本作の広告では、無料でモバイル版『Dungeon Keeper』を入手しようという趣旨で書かれており、異議申立ては「アプリ内購入を除き、そのゲームプレイは厳しく制限されていた。重要な情報を省略しており、広告が誤解を招く」というもの。英国のASA(広告規制局/民間の規制団体)に提出され、裁決が行われています。

異議申立てに対し、EAの見解では、広告から情報を省略していないし、誤解は招かないと説明。ゲーム本体のダウンロードは無料で、ゲームプレイによってリアルマネーで購入できる「ジェム」を手に入れることができるため、実際に無料でプレイすることが可能としています。

これに対しASAは、確かに無料でプレイすることは可能だとしながらも、ゲーム内の行動を制限するタイマーや、アプリ内で購入する「ジェム」などに言及しなかったことに不快感を表しています。また、大多数のユーザーは広告を見て収益化を含むビジネスモデルであると認識しているとする一方で、「無料と表記されたゲーム体験が過度に制限されているとは考えないだろう」ことをASAは考慮し、アプリ内購入がゲームプレイに与える影響を明確にしておく必要性を訴えています。

最終的な解決策として、EAは英国内でのモバイル版『Dungeon Keeper』広告には、ゲームプレイやマイクロトランザクションに関する一文を記述することを求められています。以前に『Dungeon Keeper』の原作者ピーター・モリニュー氏も、そのFree-to-Play要素には苦言を呈していました。
《水京》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 【PC版無料配布開始】詐欺ADV『The Big Con』本編&推理対戦『Town of Salem 2』インゲームアイテム―Epic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】詐欺ADV『The Big Con』本編&推理対戦『Town of Salem 2』インゲームアイテム―Epic Gamesストアにて

  2. 究極の中世アクションRPG続編『キングダムカム・デリバランスII』発表! PC/コンソール向けに2024年発売予定

    究極の中世アクションRPG続編『キングダムカム・デリバランスII』発表! PC/コンソール向けに2024年発売予定

  3. 「PS5 PRO」内部資料は本物だった?リーク動画がソニーの著作権申し立てで削除

    「PS5 PRO」内部資料は本物だった?リーク動画がソニーの著作権申し立てで削除

  4. 配信者ライフシム『Streamer Life Simulator』FanaticalでSteamキー無料配布中!日本時間4月24日まで

  5. MAGES.がGWセールを開催!『STEINS;GATE』『コープスパーティー』シリーズなどが大幅割引へ

  6. 「DECOゲー」復刻シリーズが配信停止か―GOG.comでデータイースト作品の「ラストチャンスセール」始まる

  7. 元Blizzardアーティストが手がける新作TPS/RPG『Astropulse: Reincarnation』発表!

  8. 人気ローグライクデッキビルダー新作『Slay the Spire 2』発表! 2025年Steam早期アクセス予定

  9. オンボロ海賊団、出港だ!大海原の謎を解き明かすSLG『SteamWorld Heist II』発表―8月8日リリース予定

  10. ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる

アクセスランキングをもっと見る

page top