Fabian Giesen氏は2012年1月から9月、また2014年2月から4月までValveのVR分野においてプログラマーとして携わっていた人物。Gisen氏は2012年、Valveの退社する際にEメールを送っており、その中で「VRの行き着く先は根本的に反社会的のように思える。前進し続けるエンターテイメントの悲しき軌跡を辿り終えれば、さらに社会的な体験の共有から遠く離れることになる」とVRが行き着く反社会的な未来について言及しました。
VRが行き着く反社会的な未来とはなんなのか?Gisen氏はGitHubへの投稿で、自身がオンラインゲーミングに制限や固執や抽象化、疎外された社会関係を見出していると説明。そしてVRの持つ根本的な構造が、究極のMMO-RPG(VR対応のMMO-RPG的なバーチャル世界)への入り口になると主張しています。現在のMMO-RPGにはボイスチャットで話しレイドに行くような、現実世界と比較すると非常に限られた質素な交流しか存在しません。しかしVRを通してMMO-RPGがより贅沢な交流とインタラクティブな環境を備えたとき、人々が現在以上に仮想環境へ傾倒してしまのではないかと訴えているのです。
またGisen氏はFacebookがOculus VRを買収した件についても触れ、VR対応のバーチャル世界が普及し、企業がユーザーの願望よりも広告収入を優先するようになる未来があれば「本質的にゾッとするコンセプトだ」とコメント。「じゃあ君のフレンド全員を知っている企業によって運営されているMMO-RPGユニバースの共有を想像してみてほしい。"やあ、君たちのフレンドは全員いまプレイしているよ、君も参加したくないの?"と興味を最大限に惹きつけるんだ。広告主達に関心を売りつけ、君がやった行為全てに関して詳細なプロフィールを作り上げる。彼らは将来的にこんなことを推し進めていくことが可能だ」と続け、VRを通して広告収入を推し進める未来を想定しています。
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