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【Xbox One発売特集】泉水敬氏一問一答 ― 目標販売台数は「一台でも多く」

いよいよ日本国内のローンチを迎えた、Microsoftの新型据置ハードXbox One。日本マイクロソフトのインタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーで、長年Xboxビジネスに従事する泉水敬氏が、報道陣のインタビューに答えました。

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いよいよ日本国内のローンチを迎えた、Microsoftの新型据置ハードXbox One。秋葉原のe-Sports SQUAREでは、ローンチを記念する24時間生放送イベントが開催。オープニングステージの終了後、日本マイクロソフトのインタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーで、長年Xboxビジネスに従事する泉水敬氏が、報道陣のインタビューに答えました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

――今回Xbox Oneが発売となったわけですが、ちょうど今週はPlayStation 4のイベントもあって、あちらもソフトを増やしていました。家庭用ゲーム機で覇権を争うにあたっての意気込みを教えてください。

泉水敬氏: 我々が提供する家庭用ゲーム機、Xbox Oneもそうですけど、遊べるコンテンツというものが一番重要な要素になります。そういう意味で、Xbox Oneならではのコンテンツをユーザーの皆さんに提供することで、市場全体の盛り上がりに貢献していきたいと考えています。

――最近はスマートフォンでもゲームができるようになって大変人気ですが、そことの住み分けについてはどうお考えですか。

泉水敬氏: そうですね、スマートフォンやタブレットでもゲームができるようになって、ユーザーの皆さんには選択肢が広がっています。その中で、ユーザーは自分がいる場所や状況によってデバイスを使い分けていると思います。Xbox Oneは、ユーザーの皆さんが家庭のテレビの前でゲームやエンタテインメントを楽しんでいただく際に、最適な環境を提供するデバイスとして展開していきます。


――これまでに発売されたXboxの本体シリーズは、日本国内だとWiiやPlayStation 3に販売台数が届いていませんでしたが、Xbox Oneでは日本のユーザーに向けてどういうところを注目してもらいたいのでしょうか?

泉水敬氏: これは海外と同じで、ゲームやそれ以外のアプリケーションやサービス、Xbox Oneならではのものが提供されることで、普及が加速すると思います。そういう意味で、日本の皆さんに受け入れられるヒット作を生み出していくことで、ユーザー層を広げていけると考えています。

――Windows PhoneやWindowsタブレットのコンテンツが出ていますが、それらとXbox Oneの連携はありますか。

泉水敬氏: Xbox Oneは以前にも増してWindows環境との親和性が高くなっています。Windows上で提供されているアプリやゲームなども、今後Xbox Oneで非常に提供しやすくなっていますので、そうしたコンテンツやサービスの相互乗り入れも多くなると思います。Xbox OneとWindowsをのせたデバイスとコンテンツ内で連携させることも増えてくるでしょう。


――ゲーム機市場を見ると、海外に比べて日本が今ひとつ伸び悩んでいるというのが数値的にもありますが、もし日本市場で何か特有の事情などがあるとしたら、どんなことが考えられるでしょうか。また日本市場で今後伸ばしていくには何が必要でしょうか。

泉水敬氏: 日本の市場においてゲームを遊ぶユーザーの数が減っているとは決して思っておりません。選択肢が広がっている中で、移動中にモバイルデバイスでゲームを遊ぶ方々が増えていて、そうしたユーザーが家に帰った時に、テレビを使ってゲームを遊ぶ環境に戻るのは容易であると思います。そうした環境にユーザーを引きつけるヒット作、コンテンツを出していくのが鍵になります。

――過去の機種で伸び悩んでいたのを、どう分析されていて、Xbox Oneではそれをどうリカバーしようとしているのでしょうか。

泉水敬氏: 繰り返しになりますが、日本のユーザーの皆さんに広く受け入れられるヒット作、Xboxならではのヒット作が出せなかったのではと分析をしていて、Xbox One上では、そうしたヒット作を出すべくパートナーの皆さんとも協力してコンテンツを生み出していきたいです。


――欧米のXbox Oneローンチから、およそ9ヶ月ほど経っていますが、日本のローンチを実現するまでに最も苦労したことは何でしょうか。

泉水敬氏: 今回のXbox Oneは、非常に色々な機能を持っていて、本当にゲームをプレイするだけの機能ではなくて、ゲームをしながら他のことをしたいという部分にも答えられますし、ゲーム以外の分野のエンタテインメントや、生活をより豊かにするようなアプリケーションも提供できるプラットフォームになっています。よりユーザーの皆さんに密着したデバイスになっていて、各地域、国、市場のユーザーに合わせた環境を用意するのに時間がかかったことが、欧米に比べて発売が遅れたひとつの理由です。

――国内での目標台数は。

泉水敬氏: 国内では一台でも多く売りたいと思います。初代のXboxは2002年に日本市場に参入していて、2005年にXbox 360を発売しています。徐々にではありますがユーザー層が広がっている中で、そのトレンドは継続していきたいと考えているので、これまで以上のインストールベースを目指していきたいです。

じゃあどうやってヒット作を出すんだ、というのが関心の向くところかもしれません。これまでゲーム機に向けてゲームを出すというのがハードルがやや高くて、大手のゲームメーカーさんを中心に、比較的規模のある会社がそれなりの開発リソースを費やしてゲームを作らなければならない、という環境がありました。それに対してXbox Oneでは、ID@XBOXという、いわゆるインディーゲームを作るような小規模の会社でもゲームを作りやすいプログラムを用意しています。Windowsに似通った環境を提供することで、過去にゲームを作らなかったような企業やクリエイターがゲームを作って世界のユーザーにむけて発信することが可能になりました。ID@XBOXの中から、新しいゲームのアイデアや将来のヒット作が出てくるのではと期待をしていて、そうしたクリエイターのコミュニティーを広げていくことも、マイクロソフトとして積極的に行っています。今、スマートフォンでヒットしているゲームの多くは、これまでゲームを作られてこなかったような企業の皆さんがヒット作を生み出されているので、それと似たような環境を家庭用ゲームでも作っていくのがID@XBOXプログラムの狙いです。


――今回サプライズとして、(年内にXbox One本体を購入すると)半年間Xbox Live ゴールドが無料になるというのがありましたが、なぜこれをギリギリのタイミングで投入したのでしょう。

泉水敬氏: やはりXbox Oneの本当の魅力をフルで体験していただくためには、オンライン環境を繋いでいただいて、Xbox Liveというオンラインサービスを通して、その機能だったり、新たに用意したクラウドの能力を使ったゲームを楽しんでいただきたい、ということで施策を実施しました。

――先月ドイツのgamescomで、スクウェア・エニックスの新作『Rise of the Tomb Raider』がXboxプラットフォーム独占タイトルとして発表されましたが、これは日本での同じような形で発売が期待できるでしょうか?

泉水敬氏: はい。それは同じような展開になると聞いております。

――いま出ているヒット作は、世界に向けたゲームばかりで、日本向きのゲームが余りありません。今後どれくらいのペースでそれが出てきますか?

泉水敬氏: やはり日本の市場だけをターゲットにした時に、全世界に向けてゲームを発売してもらうのが、市場規模が限定されてしまい、リソースも限られてしまうので、さきほど申し上げたインディーの会社さんが、日本向けの比較的小規模なゲームを出される中で、いくつかのヒット作が期待できますし、日本のゲーム市場全体が活性化することによって、また大手企業さんも、日本市場だけに向けたゲームを作られることになるはずです。もちろん、我々が大手のゲームメーカーさんと日本向にXbox Oneならではのゲームを作るという話は常にさせていただいてますが、気づかないようなところで、今までなかったようなゲームがインディーから登場するのに期待しています。

――ありがとうございました。

《Rio Tani》


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