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『Age of Empires: World Domination』をプレイ―伝統のRTSシリーズ最新作がモバイルに進軍

エイジオブエンパイアシリーズの新作としてKLabが開発する『Age of Empires: World Domination』。長い歴史を持つPC向けの伝統的RTSタイトルとして世界中の多くのユーザーを虜にしてきた本シリーズの最新作が、iOS/Android向けにリリースされます。

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エイジオブエンパイアシリーズの新作としてKLabが開発する『Age of Empires: World Domination』。長い歴史を持つPC向けの伝統的RTS(リアルタイムストラテジー)タイトルとして世界中の多くのユーザーを虜にしてきた本シリーズの最新作が、iOS/Android向けにリリースされます。



■1997年から刻まれている系譜

『Age of Empires』シリーズといえば、プレイヤーが実在した様々な文明を発展・開拓しながら、戦争や同盟を繰り返し、最後は勝利に導いていく、リアルタイムな駆け引きを楽しむオーソドックスなRTS(リアルタイムストラテジーゲーム)です。今作『Age of Empires: World Domination』は、RTSだった本家の特徴をソーシャル要素と複合させ、より現代的にしたゲームデザインになっています。


■充実したチュートリアルで操作が覚えやすい

ゲーム開始後、リーダーがいない間の国をまとめてくれている名もない人物(以下じいや)から、戦闘のチュートリアルを受けます。拠点で兵士を生産し、敵軍と戦い本拠地を崩すまでの流れを、シンプルかつ簡単な操作と説明で習得することができます。本作ではそれぞれの特徴を持った、ブリトン/ケルト/中国/フランク/フン/日本/サラセン/ヴァイキングの8つの文明から自分の指揮する文明を選べますが、選んだ文明は後から変更が可能。ひとまず筆者は昔を懐かしみながらケルトを選びました。

勝利条件をバトル前にきっちりと仕込んでくれるじいや


チュートリアルの段階で5部隊全てを操作することも可能


従来シリーズのプレイヤーには懐かしい文明も多数


自陣に戻った後は早速じいやから内政の相談をされますが、これももちろんチュートリアル。兵士を待機させる「兵の庭」を建設するように指示され、「急いでるならGEMを使ってもいいのよ?」とのお言葉。強制的にお試しで初期1,000個所持しているGEMを出すことになるかと思いきや、今回のチュートリアルではどれだけ時短してもタダ。時間がかかるから時短しましょう、ともう1回言われてするもタダ。現在開発中のタイトルのため仕様が変わるかもしれませんが、少なくとも今回は、我が国の貴重な時間がじいやのへそくりで賄われていたことがわかりました。

じいやの好意により無料で時短を行えたチュートリアル


■ヒーローは世界中の様々な文明で活躍する

一通りの施設を建築した後、ヒーローの登用が必要とのことで、普通のヒーローとプレミアムなヒーローの紹介を受けます。今回出たのはなんと☆3の「服部半蔵」。日本文明があるにも関わらず、ケルトに身売りするとはいい度胸です。上昇パラメーターに特徴が付けられていて、育成要素もあるためかなり奥深いものになりそうです。

かなりムキムキで強そうな服部半蔵。一瞬で息の根止められそう


兵科ごとの相性、いわゆる三すくみ。構成をどうするかはプレイヤーに委ねられます


さらに戦利品の説明を受けつつ必要な施設を建てていきます。じいやに急かされながらも、必要なシステムの説明が全てわかりやすくされているのが驚き。乱暴に言えば、「RTS+ソーシャル要素+町づくり」といった作りで、丁寧なチュートリアルのおかげで操作方法を覚えるのがとても楽。建て終わればいよいよチュートリアルは完了で、全資源とヒーローメダル、GEMが報酬としてもらえます。内政画面の左にあるアイコンから受け取って、この後はミッションを追っていきながら、より深くゲームを進めていくことができます。

多いように見えますがほんの序の口。資源を稼がねば国は成り立ちません


■さぁ、街を発展させて戦争をしよう!

ようやく自由に視点を動かして街の周辺を見られるようになります。周辺は資源の金かGEMで徐々に開拓していくシステムで、内政は戦闘パートと区分されているのも従来のAOEシリーズとは異なる部分。生産している資源は自動的に倉庫に収納されていくわけではなく、吹き出しが出ている建築物をタッチして回収していきます。詳細画面で確認すると、1時間あたりの生産量と施設の資材保有上限まで何時間あるか、などの情報が見られます。

周辺の木々は資源ではなく開拓が必要。中央左のハイライトされている部分だとこの程度の資源が必要に


ゲームがスタートしたら、まずはミッションでAI相手にきっちりと戦闘の基礎を体に覚えさせていくことになります。1つのミッションに対してNORMAL/HARD/EXPERTの3つの難易度が用意されており、それぞれに報酬が用意されていて、繰り返しプレイしても量は減るものの、報酬を得ることは可能。内政画面で回収できる量から考えると、かなり多めです。

最初のミッションの相手。こちらは名付きですが、相手はフン軍の一般兵のよう


最初のミッションを開始すると、開始前に資源の採集についての簡単なチュートリアルが入ります。終えた後は通常通り戦闘が開始、AIを相手に戦っていくことになります。勝利条件は「敵の本拠地を破壊する」、敗北条件は「自分の本拠地が破壊される」「時間切れになる(10分)」と、簡単なミッションではありますが、時間制限なども設定されています。今までに覚えたことをきっちりと行うだけで簡単に勝利することができます。

最初のミッションに限り、資源保管所のチュートリアルが挿入され、重要なポイントも教えてもらえます


圧倒的不利感のある敵ですが、オートや全体指示を出さないと何もせずに自軍は滅びます


■序盤から奥深さを知ることができ、RTS初心者にもオススメ

タッチパネルのメリットを活かした単純な操作、シンプルなインターフェイスに加え、現代的なソーシャル要素や戦闘と内政を分離し、それぞれを別で進められるように設計された本作。RTSはあまり得意ではないというユーザーでも気軽に遊べそうな印象を受けました。また、序盤の段階でもゲーム進行は絶妙なペースで進んでいき、スタミナ制ではないのも、遊びやすい要因の1つです。実在の文明や英雄が好きなゲーマーなら、世界観だけでもプレイする価値はあると言えます。

『Age of Empires: World Domination』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料でリリース予定。自分好みに自国を繁栄させてみてはいかがでしょうか。

※注: 本稿で紹介した数値やゲームバランスなどの仕様は、正式リリース時に変更となる可能性があります。
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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