
HTCは中国の深センで行われたイベント“Alibaba's 11.11 Global Shopping Festival”にて、現在発売中のVRヘッドセット「Vive」をワイヤレス化するアップグレードキットを発表しました。
UploadVRによるHTC Vive中国地域代表Alvin W. Graylin氏へのインタビューによれば、このワイヤレス化されたViveはレイテンシーなどに顕著な差はなく、経験を大きく改善するとのこと。標準バッテリーは約1時間半使用可能で、後に大容量バッテリーも発売されるそうです。大容量バッテリーはユーザーのポケットに収まるサイズと伝えられています。

元NBAスターKobe Bryantがワイヤレス化Viveを試した“初の消費者”に
TPCASTが開発するワイヤレス化アップグレードキットは、太平洋時間11月11日午前7時(日本時間11月12日午前0時)よりViveの中国公式サイトで予約開始(その他の地域での販売予定は不明)。数量限定で価格は1,499人民元、日本円で約2万3千円となり、2017年Q1の出荷を予定しています。なお、有効なViveシリアル番号を持つ既存の顧客が優先されるとのこと。

ルームスケールVRの大きなネックとなっていた接続ケーブルが無くなることで、さらに没入感のある体験が可能となるのではないでしょうか。